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ニケと歩けば quatre-vingt-guatre
今日は元町商店街を歩いています。
大丸から西に延びるこの商店街は、三宮センター街とは雰囲気が違います。落ち着いた老舗が多くゆったりとした時間が流れていました。
「別に買わなくてもいいですよ。」みたいな商売っ気がなく、「あなたが欲しいならお分けします。」ちょっと上から目線の感じもありましたが、今や賑やかな店もたくさんできて、おばちゃんが好きそうな?八百屋、下着屋、お菓子屋、安さが売りの薬局と雰囲気も様変わりしました。
また今流行りの食パン屋が何件もできています。ネーミングが面白いのもあれば高級で食パンとは思えないお値段の物もあります。
お土産なら本当にうれしいのですが、自分で買うとなると一呼吸、一押しが必要です。
私はブドウの入った食パンが大好きで家族にたしなめられてもたっぷりのバターをのせてトーストします。先程の高級食パンはそのブドウが何種類も入っているしろもの!
さすがに洗練されたお味!です。しかし堪能したのにそれからもう一度食べたいという気持ちにならないのはなぜでしょう。
昔人間だからなのかお手軽ではないからなのか…。
やっぱりあの普通の干しブドウの入った食パンが一番好きです。
良く焼いたトーストに干しブドウの味がしみ込んで、紅茶があれば他には何もいりません。もちろんたっぷりの○○ーをつけることは言うまでもありません。
今年のもう一つ流行はモンブラン!ソバのような和栗のクリームがオリジナルの搾り器から降り注ぐという表現がぴったりな豪華さです。丹波栗というだけで美味しいに決まっている。秋の楽しみです。
風味が口に広がる至福のひと時です。
今夜はごはん抜き!とその時の決意は数時間後には露と消えます。