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暑いはきっともう少し ニケと歩けば
道端の草むらから早くも小さく虫の声が聞こえています。
蝉より少し寿命は長くて2ヶ月ぐらいだそうです。
いつもの公園でもあちこちから聞こえます。
まだまだ命を守らないといけない暑い日の連続ですが確実に秋はやってきています。
今年の夏は家にいることですさまじい熱波は凌げたと言えるのかもしれません。
冷房の部屋は、体にはあまりよくなさそうですが、もうそんなこと言ってられません。
なのに冷房をつけることが憚れて熱中症で亡くなった方が今年も少なくないのは何とも痛ましいことです。
「どうして?」と結果にだけ目を向けるのではなく、独居の老人や年老いたご夫婦の我慢するという美徳の行いがこの暑さの下には何もいいことを生みださなかったということがあるかもしれません。また節約にも限度があります。
毛足の長いニケは夏が苦手で朝は5時過ぎの涼しい時間帯から出かけます。最近はそのころはまだ真っ暗。2つ目の公園辺りの坂を下るころに明るくなって少し汗ばみます。
今朝はゴールデンリトリバーのソフィア君と黒柴の福ちゃん、甲斐犬のごまちゃん。久しぶりに揃い踏みです。ゴマちゃんはまだ2歳でやんちゃ盛り、飼い主に叱られると上目使いで睨みますが全然すごみがなく飼い主たちに面白がられています。ニケだけがみんなと距離を置いてアジの開きで涼んでいます。
犬にも気が合う合わないがあって珍しく仲のいいグループです。輪に参加はしないと言ってもそこはイヌ同志。存在はちゃんと認識していてたまにニケにちょっかいをかけに行きます。そこへコリーの姫ちゃんが合流。お尻を嗅いだり嗅がせたり、じゃれているうちにテンションマックス。しばらくするとそれぞれの飼い主が連れていきます。すっかり辺りは明るくなってきつい日差しが犬たちの毛並みを輝かせています。
石垣の上では白い町猫がクールに見ています。黄色の目はまさしくキャッツアイ!謎めいたまなざしでその先のむじゃきな戯れを「まだまだ子どもね!」と言いたげにじーっと見ています。
まだ山の緑が涼しげに見えてるうちに帰りましょう。
ニケはまだもう少し!と踏ん張ったりゴロンゴロンと回転して抵抗しますが、「ごはん食べに帰ろう」という言葉で我に返ります。皆に挨拶もせずさっさと坂を降りて行きます。
私も冷房をかけるのに少々抵抗のある年代ですが、帰宅して部屋が涼しくなっていると本当にうれしいものです。生き返ったというには大袈裟ですが、最近汗かきになってその様子は尋常ではないくらいです。
シャワーを浴びて熱いコーヒーをマシーンで点てるといい香りが部屋中に広がります。火照ったからだがおちつくと熱い時には熱いものが一番!と言っていた父を思い出します。
今日もいい日になりそうです。