マガジンのカバー画像

ニケと歩けば

162
ニケ10歳の柴犬 女の子です。 毎日の散歩で四季折々、思ったこと、感じたことを書いています。 気持ちをニュートラルにしたい時あなたのサプリになれば幸いです。
運営しているクリエイター

#今朝

穏やかな朝  ニケと歩けば

同じ朝なのに、日の出が遅くなった今日この頃です。 漆黒の闇がほんのり柔らかくなると「さあ、行くよ!」 明るくなって数分もすると「まだ夏ですよ!お忘れなく。」と 隠れていた暑さが体を抱き込みます。汗が…。 今朝の蒼空は、小学生が書く空の色、水色です。 それを隠すように薄い雲が流れます。一瞬たりともその場に居ないで動いては引っ付き、または名残惜しそうに、綿菓子みたいに細くなりながらも離れようとしません。 いつの間にか明るくなってきました。雲が多いせいか、バ~ンと幕が上がる迫

明日から留守番 ニケと歩けば

明日の朝、東京に向かう予定なので今朝はいつも長めの散歩にしました。 だからと言って明日からの三日間ニケが散歩に行かなくていいということではないのですが、そこは息子に頼んでいます。 曇り空は今にも降ってきそうな色をしています。山の頂辺りには風に流されて水に墨を垂らしたような流れが出来ています。 いつも公園のベンチに座って空を見上げるのが好きです。 大きな桜の木は新緑が生い茂ってひと周り大きくなったようです。 その葉っぱ越し、晴れの日は太陽の光が葉っぱをフィルターにして柔ら

朝のひと時  ニケと歩けば

すでにいびきをかいて寝ているニケですが、今朝も同じように散歩をすませて、おなかも満たしてと何の出来事もなく柔らかく朝を迎えたというところです。 最近は鳥の声で目を覚ますことが日課になっています。 甲高くもなくひ弱でもないその声は、山に向かって一本の矢のように飛んでいったかと思うと、しばらくすると日の出の到来を知らせるような優しい歌声に変わります。 町の中なのに、なんだか旅行先の山荘ホテル、はたまた民宿の暖かいお布団の中にいるみたいです。 私は目覚ましを使ったことはありま

日常の有り難さ  ニケと歩けば

師走になると忘年会しよう!といろんな人から声をかけていただきます。 それぞれに付き合う分野が違うと飲み会も様々。 飲み放題食べ放題、焼き鳥で昼呑み、ちょっとしゃれたイタリアンでコース料理。静かな小料理屋で静か目の人だけで日本酒を頂く。 それぞれに楽しくて、こんなにもたくさんの人と今年もお付き合い出来たと思えることは幸せです。 旅行から帰って、今日は日曜日。今朝は窓がすっかり曇っていて外の寒さが伝わります。 もう少し明るくなってからとニケのはやる気持ちを横目で、まずは白

今朝から秋?  ニケと歩けば

なんとすがすがしい朝でしょう!今朝は美しい天色の空。 「こんなきれいな空、あの人にも見せたいなあ!」 その人はすでに上っているのですからその中にいるはず。 未だ訓練生のころ、初めての雲海。その中を大きな魚は優雅に泳いでいるみたいでした。果てしなく白い雲、その上の空は今朝のように目に染みるもので、東京が近くになった朝の空でした。幼いころの絵本で見た雲の上を歩く様子や、綿あめみたいなふわふわしているさまは夢が現実に成ったという嬉しさと、その雲の上を歩いてみたいという子供みたいな

朝の風景  ニケと歩けば

晴れの日,雨の日、一年中を通じて同じ日はありません。 同じ晴れであっても日差しの違いや、風の具合、雲の流れと微妙に表情が変わります。いつまでも飽きない自然の絵巻物です。 朝の空を見るのが好きです。ニケがくつろいでいる間、私は木のベンチに腰掛けて見上げます。今朝はたくさんのツバメが気持ちよさそうに空を泳いでいました。薄水色の空に黒のシルエットが影絵のようで、いつまでも眺めていられます。 1日の中でも日の出を待つ数分、神々しい光が海の向こうから現れてしばらく空の境目に何とも