ニケと歩けば cent dix-sept
何を思ってかジーと見つめる先は孫が忘れていった小さなおもちゃがあります。ニケは孫たちの帰った後も時々玄関からにぎやかな声が聞こえないかと待つそぶりを見せます。
民族大移動の荷物は続々と車に運ばれて、残すは靴を履いて待機する末娘一人になりました。
するとニケはそーっと近寄って顔に冷たい鼻をチョンチョンと付けました。
母親が「気を付けてね!」と言うような自愛に満ちた目で見ています。
漆黒の瞳は名残惜しそうです。こんなことを書くとまた犬バカと笑われそうですが…。
動画など