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不定期連載「サブカルの穴」Pit005:SPEED

1996年、11歳〜14歳の4人の少女が華々しくアイドルとしてデビューした。
SPEEDだ。

総合プロデュースを務めたのは伊秩弘将(いぢちひろまさ)氏。
歌詞、曲の提供をしている。

SPEEDの曲はどれも有名だが、デビュー曲「BODY&SOUL」に意味深な歌詞がいくつも含まれている。
そのうちの一節。

甘い恋の駆け引きは言葉だけじゃ足りないから
痛いこととか怖がらないでもっと奥まで行こうよ 一緒に

軽快なノリで歌われているので氣づきにくいが「肉体的苦痛」を推奨しているようにも受け取れる。

では二枚目のシングル「STEADY」から。

Believe My Soul! Believe My Love!
Believe Your Kiss 今は辛くてもだんだん良くなっていくよ
想い続けてれば きっと叶うから…

ここでも同様に「肉体的苦痛」を推奨しているように受け取れる歌詞がある。
では五枚目のシングル、ダブルミリオンを達成した「WHITE LOVE」から前の曲とは違う意味深な言葉を抜粋。

仲間とは違うサインで呼びあうたび 強くなれる
〜中略〜
天使がくれた出会いは あの空を突き抜けて
〜中略〜
新しい手帳にもあなたのイニシャルが沢山ありますように

そして「WHITE LOVE」ということで全体的に雪のイメージを漂わせている。

2000年、SPEEDは惜しまれつつも解散となる。
そしてあまりメジャーではないが、2000年の終わりに「プチエンジェル」というグラビアアイドル4人組のグループが誕生する。

このグループは1期と2期があり、それぞれ2001年、2002年に活動し、解散となる。

ところが翌年2003年「プチエンジェル」が世間を騒がせることになる。
小学生4人がウィークリーマンションに誘拐・監禁され児童売春をさせられたという事件が発生した。
この事件の当該デートクラブの名称が「プチエンジェル」というわけである。
ちなみに犯人は練炭自殺を図っている。

こうして、2000年を境に4人組の少女が世間を騒がせることになったことは偶然なのだろうか?

悪魔崇拝儀式ではこどもの肉体を焼くという。
このときの灰が雪のように降るらしいことを何かの文献で読んだ。

ところでSPEEDのプロデューサー伊秩弘将氏の名字だが「いぢち」と読む。
「いぢち」姓は「伊地知」などがあるが氏の「伊秩」は非常に珍しい。
日本に80人ほどしかいないのだそうだ。

私の知り合いでとても珍しく「この名字は聞いたこと無い」という名字を調べたがそれでも600人はいるようだ。

たった80人しかいない名字をもった人物が10代の少女4人をプロデュースし、2000年ごろにミリオンヒットを連発、その後その少女の一人が国会議員となり、ロシアに一生入国できなくなるなど誰が予想しただろうか?

そして、いったいどれだけの奇跡が起きているのだろうか?

"天使がくれた出会いは、軌跡なんかじゃないよ"