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スーパーにスーパー貪欲|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#36

そろそろ総選挙みたいですね。
あれもこれもあって選べないよ〜って贅沢な悩みは無さそう。
あれもこれも問題だらけで進まないよ〜って感じのくせにね。

どーもどーもナインチェ・プラプラウスです。ナインチェもちんちんじゃないよ〜

早いもので二人が同棲を初めて3ヶ月が過ぎようとしています。
決まるまであれだけ波乱があった二人ですが、住み始めるとそんなことなかったかのように、楽しく暮らしています。(#24〜26参照)
そんな暮らしの隙間に、あの頃のことをふと思い出す時があります。
あれは、引っ越し先の街探しをしている時のことでした。

ミフィちゃん、スーパー好きすぎ事件です。

映画などに感化されたご主人が、多摩川付近を探し始めた頃、「ソラニン」の舞台となった和泉多摩川駅を候補としたことがありました。
小田急線で新宿から20分ほど、駅前には小さなスーパーや商店街があり、決して栄えている駅とは言えませんが、静かな住宅が並ぶ落ち着いた街でした。
河川敷も、人工的な手入れが少なく、何より「ソラニン」が好きだったご主人は、すっかりその気になっていましたが、ミフィちゃんがポツリ。

「ここ、スーパーが一つしかないんだよな・・」

ミフィちゃんは、日々の買い物において、複数のスーパーをその時々に応じて使い分けたいと言うのです。
言われてみればそうでした。
二人が一人暮らしをしていた街は、それぞれ複数のスーパーがあります。
家でご飯を作る時も、内容やその時の用途に応じていくスーパーを変えていました。
一方、和泉多摩川は、スーパーは一つ。
一駅行けば別のスーパーもあるけど、と思いつつ、ミフィちゃんの小さな楽しみを奪うことに胸が痛んだご主人は、街選びのポイントとして「スーパーがたくさんあること」を深く胸に刻んだのでした。

そんなこんなで、今住んでいる街には、近くにスーパーが5つほどあります。
カルディも入れれば、食品が売っているお店は6つもあります。

今まで、スーパーなんて、近くのところに行けばいいとしか考えていなかったご主人も、流石にそれぞれのスーパーの特徴を感じ始めるようになりました。
例えば「SEIYU」
一時期CMもたくさんやっていましたし、安売りのイメージが強いです。
そのイメージは間違いないのですが、近くの店舗はそれ故か、お肉などの種類が少なく魚はほとんどありません。
またフロアの使い方も個性的で、2階建てなので買い物するのが少し面倒です。
二人にとっては、月末にお金がない時や、急いでいる時だけいくお店となりました。

「クイーンズ伊勢丹」
ここは、高貴な名の通り、結構高いです。
ちょっといいお肉を買おうという時とかに使うことにしました。

中間層の「いなげや」
割と広めの店内で、そこそこの値段。
こりゃ、日常使いはここかなと、発行料金に200円もかけてポイントカードまで作りました。

さて、作ったはいいですが、全然ポイントは貯まっていません。
もっといいとこを見つけちゃったのです。

それが、、「食品館あおば」!
スペースこそは、他店と大きく変わりませんが、圧倒的安さと品揃え。
それでいて、商品の質も悪くありません。
同じように考える人が多いのかかなり混んでいるのが玉に瑕ですが、一度行きだしてから、二人は完全に虜です。

と、ミフィちゃん一人の楽しみだったスーパー巡りですが、気が付くと、すっかりご主人も巻き込まれていたのでした。
全く、仲良しなんだから!


さて、最近は、二人のつかれもたまってきて、毎日自炊とも行かなくなってきました。
お互いの休みで頑張れる時だけは頑張って、無理な時は諦めてお惣菜とか。
このくらいが、いいペースだと思います。
そんな中、ご主人が遅く帰ってくると、机の上に見慣れないパックのお惣菜が。

「あ、それ隣駅のスーパーで安かったから買っちゃった〜」

結局、最寄駅にたくさんスーパーがあっても、隣駅にもいくミフィちゃん・・・
預かり知れないスーパーへの貪欲さ。
こりゃ、ご主人もまだまだ追いつけないな。

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