未来に期待しないで今を生きる
つい最近、入選すると期待していた大きなコンペに落選して落ち込んだことがあった。入選したらこうなって🎵、ああなって🎶、、、と自分の理想の未来を勝手に思い描いていたが、
落選の瞬間に築き上げた理想の城はあっさり崩れ去った。
物事や人に理想を期待して裏切られて落ち込むことはよくある。物事の結果はきっとこうなるはずだとか、人がきっとこうしてくれるだろうとか想像して、その通りではない結果に終わって一人で勝手に傷つく、、、。
人生は期待通りにはいかない。
そうとわかっているんだけど、ふと油断すると頭の中で期待がむくっと立ち上がり、るんるんスキップで駆け回ってお花畑が咲き乱れてしまう。
あ、いけない!と膨らんだ期待をあわてて頭の隅っこに押し出して、あぶなかったと汗を拭っても、気がつくとぼーっとしながらまた期待に頭を占領されていたり。
勝手な期待はまるで麻薬のように中毒性があり、頭を気持ちよ〜くさせる。
それでも昔よりは期待と結果に振り回されなくなってはいると思う。
期待が膨らみ出すと、頭の中で警報装置が作動してできるだけ早く押さえ込むようになった。
物事の結果や人の行動はいくら願っても自由に操ることはできない。
僕ができることはその時、その時ベストを尽くして楽しむこと。未来のことをあれやこれや考えず「今」という時に全神経を集中すること。
「今」の積み重ねで未来が出来ていく。
人生を折線グラフで表したら上がったり落ちたりを繰り返すけど、毎日どんな時も「今」を大切に過ごしていれば少しづつ線は上に向かって伸びていき、人生を引いて見た時にギザギザを刻みながらも全体としてはきっと上に向かって伸びているはずだ。
未来への不安や勝手な期待、起きてしまった過去に落ち込むことに時間を割くよりも、
「今」この時だけを大切に見つめて生きていたい!
そんな風に最近思う。