NiJi$uKeの自己紹介!!!
さて次は自分の作品の制作についてです。
まずは良い絵を描くって事はどういう事だろうと考えてみます。
紙に丸を描くだけでも絵だし、こんな風に丸に付け足して、描いた人か見た人が「イヌ」といえば『犬』になると思います。
それを複雑化して、より写実的に描いたり、抽象的に描いてみたりします。
題材をどのようなコンセプトで、構図で、画材で、技法で、どれくらい時間をかけて完成させるかだと思います。
そして作品から受ける感動の裏側に『凄い』と『上手い』のバランスで成り立っていると思います。
『凄い絵』は技術的や感覚的に他人には真似する事が難しかったり、一般的にそのスキルが希少な場合の感動で。
とても精密で写真の様なスーパーリアルの作品や、独特の感性で作り上げる作品のことだと思っていて。
『上手い絵』は何を伝えたいかの説得力がある表現を評価した時の感動だとおもます。
先ほどの犬の例えのように、写実的表現ではなくとも敢えて崩して描く俗に言う『ヘタウマ』の様な表現も「犬」と理解してもらうことこの作品の「世界観」の説明ができている作品の事などのこともそう思います。
この2つの感動を、作品を見てもらう人の『好み』のフィルターをくぐってより大きく感じてもらうかが、良い作品かどうかで、それをどれくらいの数手がけられるかが良い作家かどうかだと思います。
さらにそのさきに
「いいねを押したい」「誰かに伝えたい」「制作者に興味がわく」「画像として保存したい」「その作品を手に入れたい」「その作品でデザインされた物を欲しい」
どのようなアクションを起こしてもらうかも良い絵と大切だと思います。
あくまでも一般向の不特定多数の方が感動した時の考え方で、時代や分野での評価としても、売れる絵としての評価、作家としての成功の話はまた別だと思っています。
若干何が話たいか分かんなくなりましたが、
自分が目指そうと思った作風の方向性は、『凄い』作品でした。
昔初めて「蜷川実花」さんの花の写真を見たときにすごく感動したことを覚えています。
特別ではないモチーフを、配置と技法でこんなにも蜷川実花さんが撮ったって感じてしまうんだと思いました。
漫画が昔から好きだった自分は、漫画家さんにはモチーフの描き方でその作者独特の形の取り方の表現で他の作品との差別化ができる事は理解していましたが、蜷川実花さんのように配色だけでも差別化ができることを知った時は本当に感動しました!!
色々な作家さんが、彼らなりのタッチがあった様に、NiJi$uKeなりのオリジナルのタッチを手に入れたいと考えました。
配色での差別化として、例えばミッフィー の作者ディック・ブルーナさんが、6色しか使わないと言う様な拘りをまずは自分の癖の中から探そうと思いました!
それは出来るだけ好きな様に描いて、配色の中で自分で感じる「好き」と「好きじゃない」をわかる様になって、その中で見てもらう人が心地よいと感じてもらえるところを探そうと思いました!
そんな話はまた次に〜