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ギャル「おととい来やがれってマジ哲学的過ぎワロタ😂しか勝たん💗🌟」



店内改装で一週間以上休業していた最寄りのスーパーがオープンした。

家から一番近いスーパー。
夢の5分圏内。



休業中は、一旦その夢から覚めて徒歩15分かけて買い物に行った。



往復30分で買い物の時間が30分として、、えぇっ?朝ドラ4日分!?、、で、もうちょっとゆったり動いたとしたら、、、、、?え、ちょ、ま、、朝ドラ、、、1週分、、観れるって、、、、、、、コト!?!?





なんて考えながらコンビニで済ますこともあった。





そんな日々を過ごして1週間。
夢の5分圏内が再び幕を開けた。


この上ない歓びと(あとエコバッグと)共に私は生まれ変わった夢の国へ向かう。




生活に欠かせない食品売り場。


日常!!!久しぶり〜〜〜〜!!!!!!!!




私は心でそう叫びながら買い物かごを手に取り、他のお客さんと一緒に買い物を楽しんでいた。



店内は改装前とは一変していた。
品数増え増え、新設コーナー有り有りで充実度が高くなっていた。
それに、週末限定イベントが開催され、オープン初日ということもあってか従業員の数も前より断然多かった。

とにかく活気がすごかった。


私みたいに夢から覚めて朝ドラ云々言ってた人達がこぞって集結していたのだ。




商品の場所もあっちこっちと入れ替わっていて戸惑いながらも陳列棚を一つ一つ確認していく。

そこで私は気づいた。


前よりも通り道が狭くなっている。

幅狭。



品数、新設コーナー、従業員、お客さん。
この全てが増え揃ったタイミングでこの現状はきつい。

しかもまだ商品の場所をも把握できずに自分の動き方でさえままならない。


アタイってば哀れな人間……




どおりでさっきから人とぶつかりそうになる頻度が高いわけだ。



しかもその度に
哀れな人間、アタイは


「あっ」


と言いながら相手に会釈をしている。


「私は今あなたにぶつかりそうになりましたが、わざとではありません。悪しからず。」


という意味で気の弱い人間、アタイは
とにかく相手の為に、自分の為に



「あっ」→会釈


を繰り返している。




惣菜コーナーで


「あっ」→会釈


パンコーナーで



「あっ」→会釈


精肉コーナーなんてむしろ人間が陳列されてんじゃないかってぐらいの人集りで


「あっ」→会釈
5連発ぐらいした。


自分の腰の低さに嫌気がさす。




アタイってばマヂ小林製薬…………………





そんなことを思っている間も人々は交差していく。


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「会っ」→あ釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「あっ」→会釈


「→っ」あ会釈


→釈」っ会あ「


「会釈っ」→あ



もう嫌だ!

早くここから出よう。
心からそう思った。


一生分の「あっ」→会釈を日常の一部である最寄りのスーパーで使い切るのはまっぴらごめんだ。







意気消沈しながらもとにかく早く買い物を終わらせる為に決意の目を光らせ颯爽と店内を駆け巡る。



そんな時に限って誰かの買い物かごと自分の買い物かごが


パンッ


とぶつかる。



いや、

カンッ

かな。


でもなんか違うな


カツッ

かな。



あ、

カツッ

かもしれない。



カツッ

と、ぶつかった。







またかと思ったがもう既に

「あっ」→会釈マシーンアタイ

が完成していたので全く動じなかった。
アタイがほれ来たと言わんばかりに渾身の

「あっ」→会釈

をお届けしよう




そう思った直後













誰か「あっ(会釈)」






????????














なんと、











相手が








先に









「あっ」→会釈










をお届けしてきたじゃないか!!!!!






えっ











えっえっ







こんなことって……………












あるんだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!


(あるんだ〜〜〜!!)


(あるんだ〜〜!!)


(あるんだ〜!)









てっきり自分だけのものだと思っていた

「あっ」→会釈

は誰しもの心に存在していたのだ!!!!!!へけっ!!!!!!!






(へけっ!!!!!)


(へけっ!!!)


(へけっ)





よくよく周りを見てみると、結構な頻度で皆
「あっ」→会釈を繰り返している!



自分の「あっ」→会釈に夢中で見えなかった世界が、他人の「あっ」→会釈によって少しずつ見えるようになってきた!




この世界には「あっ」→会釈が充満していた!
























2年後、





私は旅に出た。






もっといろんな「あっ」→会釈を見てみたかった。





旅先では数多くの「あっ」→会釈に出会った。



特に感動したのは、ローランドの「あっ」→会釈。
あれは貴重だった。

見た目によらず、意外と仕上がった「あっ」→会釈だった。



その他にもいろんな「あっ」→会釈を見た。

私は「あっ」→会釈に溺れかけていた。
いろんな「あっ」→会釈を見過ぎてキャパオーバー寸前だった。
「あっ」→会釈が私を追い込むようになった。



とうとう私は溺れてしまった。
底無し沼に足を突っ込んだかのごとく他人の「あっ」→会釈の中にみるみると沈んでいった。



沈んでいった






沈んでいったら何かが見えた。




あれは……?




あれは……………………







あれは、ありとあらゆる「あっ」→会釈をかき集めて作られたかのような得体の知れないやつ!!!!!



細かく言うと、

「あっ」だった。

そこに「あっ」が立っていた。

そしてその「あっ」は会釈をしていた。

この目で見た。

間違いなくそれは、会釈をする「あっ」だった。




初めてだった。私は初めて

「あっ」の具現化を、
「あっ」の会釈を見た。







人々の
「あっ」→会釈
を繰り返し見ていくうちに


会釈をする「あっ」というモンスターが生まれた。

































いやこれ何の時間!?!?!?!?!?!?!?!?!?

















勤務中に書くこと!?!?!?!?!?!?!?









































しか勝たん💞🌈🎈🌟🎀🐹💫🥨💗





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