富士ヒル振り返りと反省会
富士ヒルに参加してきました。
目標はシルバー取得の1:15:00切り狙いでしたが、結果は全然足りず1:19:45ぐらい。
まぁ終わってしまったものは仕方ないので、反省も兼ねていろいろ振り返って行きたいと思います。
最初に
振り返る前に先に書いておきます。
Mt.富士ヒルクライム大会実行委員会の皆様、地元の皆様、台風で大変な中で開催頂きありがとうございました。
コースも木の枝や落ち葉、落石もほぼ見当たらないほどまでギリギリまで清掃頂いたのだと思います、おかげで完走~下山までトラブルなく終えることが出来ました。
前日:出発前
朝5時ぐらいに起きて高速のチェック。
台風通過中だったので東名・新東名どちらも通行止め、中央道も一部怪しい雰囲気。
この時点で下道の状況も調べ始めるも、やはりというか静岡のメイン道路らしい箇所は大体通行止め。
10時までに回復してなさそうなら中央道ルートにする方針に。
それまでは荷物積み込んだりウマ娘のチャンミ用タイシン育成したりで時間を潰す。
思えばこの時点で中央道について下調べをもう少ししておけばよかった。
前日:出発後~受付
10時時点で東名・新東名が使えないと判断したため、中央道ルートを選択。
じつはこの決断をもうちょい遅らせていれば、10時20分ごろに新東名の通行止め解除に気づけたんだよね。
完全に結果論なので仕方ないんだが、このあとの珍道中を思えば悔いの残る判断だった。
んで中央道周りで現地へ向かったんだけど、多治見~土岐あたりでリフレッシュ工事のための車線規制で+60分ぐらいの渋滞に遭遇。ここは事前情報でそれぐらいかかることを想定してたので許容できた。これを回避するには何故か雨沢峠を抜けて土岐ICから高速に入るのが最善の可能性がワンチャンあった、それはそれでオモロイのでやってもよかったかもしれない。
その後の中津川~園原も同様のリフレッシュ工事があって、こちらは突入時点で+60分程度の予告がされていた。その前に恵那峡SAで休憩と補給しつつ情報収集、下道回避も考えたが台風の影響で通行止めの可能性も捨てきれなかったため、仕方ないので渋滞に突入する方針にした。
正直ここまでの時点で新東名が空いたことに気づいていたので、ロスを承知で戻って新東名ルートを選択していればよかったかも。
その後渋滞に突入したわけだけど、工事による車線規制+一部事故車両による渋滞のコンボで+90分ぐらいまで渋滞が伸びていた。突入後にこの情報入るのはハメでしょ…
ちなみにこの渋滞中に愛知のつよつよライダーのコーヤマさんらしき車が近くにいたのを発見、流石に運転中なので何も出来ないんだけどw
なんやかんやで渋滞を抜けたら前に1台も車がいない、というようないつもの中央道で見ない光景が広がっててびびった。どんだけボトルネックになってたの…
ここから諏訪湖を超えたあたりまではめちゃくちゃスムーズに走れてて、なんとか17時ぐらいに受付会場にいけるんじゃないか…という見込みだったんだけど、そこから再度リフレッシュ工事による渋滞で+40分ぐらい。
結局富士吉田に到着してホテルにチェックイン出来たのが18時ぐらい、8時間近くずっと運転していたことになる。
事前に受付終了時刻が伸びてるという話は聞いていたので時間的には大丈夫だったんだけど、駐車場から会場までのシャトルバスがクソ混んでるという話を先に現地入りしてたショップ店員から入手してたので、部屋への荷物運びとかを後回しにして自走で急いで会場へ向かい、なんとか受付完了。
ここもいろいろ反省点あるんだけど、そのへんはまた後で。
受付後にホテル戻って夕食と翌日用の朝食を調達するためにホテル横にあるコンビニに行ったんだけど、おにぎり全滅&パン類も品薄でマトモな補給が出来たとはとても言えない状況に。
仕方なくあるもので済ませることに、レース前日に摂る食事としてはかなり微妙…これも結果に響いたのかなぁ?
その後はホテル併設のスパ銭で運転の疲れを癒やし…きる時間が足りず、20分ほどしか湯船に浸かれず、20時半ぐらいにゼッケンとか諸々準備してベッドへ。
ほんとはサイクルEXPO見て回ったり現地のほうとうとか食べて備えたかった…
レース当日:出発前
4時ぐらいに起きて朝ごはん、ホテルのベーカリーに売ってたあんぱんとセブンのチョコファッションを摂る。
その後は富士山パーキングに向かうも違う駐車場に入ってしまった。
間違えた…と思ったら一度も行ったことがないのになぜかよく知ってる場所に出た。
コニファーフォレストやんけ!
富士ヒル前週だったので諦めたRASライブの会場、こんな形で訪れることになるとは…
まぁ間違えたので改めて富士山パーキングへ。
バイクの準備完了、第4ウェーブ出走予定だったのでアップを兼ねて近くをサインクリング。
これも事前調査しとくべきだった事項で、ざっくりした方向感覚だけで見知らぬ土地を走ってしまったため、道に迷ってもとの駐車場に戻れなかった。
というか、適当に走ってたら北麓公園に出てしまった+駐車場に戻って会場まで戻る時間が微妙だったため、そのまま一緒にトレイン組む予定のショップツアー組と合流。
シルバー目標タイムの目安表も貰って一応の準備は完了した、事前想定してた準備からはいろいろ足りてないんだけどね…
レース開始~ゴール
予定通り第4ウェーブで出走、事前に試走できなかったためコース状況がわからんのでショップのトレインメンバーについてく感じに。
計測開始地点も結構渋滞してて、微妙なスピードで開始。そこからはPWR4倍ペースで1合目駐車場過ぎたあたりまではトレインで通過。聞いてた通り斜度がそれなりにあって、ここで結構消耗してしまったのがあとに響く。
このあとぐらいにトレイン割り込みが発生し、ちょっと後ろ側についてしまうことに。ここがたぶん一番の分岐点。
しばらく走ってると割り込み入ったあたりからトレインの中切れが発生したうえ、前に行こうとしたタイミングで前が塞がってしまってトレインが行ってしまった。
この時点で結構折れてるんだけど、心拍も180前後と結構消耗気味なのもあってトレイン追っかけようとしてもパワーが出ない。標高も上がってきてるのもあって、その影響もあるんだろうけど、この垂れ方は調子が上がりきってないときの垂れ方では…という感じに。
PWR3倍ぐらいまで落として回復しつつちょうどよさそうなトレインを探すも微妙に合わず、ここでインターバルみたいな走り方になってしまい、ここの消耗も結構きつかった。
いいトレインが見つからないので単独で行くが、PWR3.5倍くらいまでしか出力が出ない。
2合目終盤までこんな感じだったが、その後ショップの練習会でご一緒させていただいた方と偶然合流。めちゃくちゃ惹いてもらってかなり助かった、と言ってもパワーが思うように上がらなくてちょいちょいチギれて踏んで追いついて…を繰り返した感じになってしまい、逆に迷惑かけてしまったかも。
ともかくこんな感じで4合目あたりまで3~3.5倍で踏ん張ってた、勾配緩むポイント(といっても5%程度はあるんやけど)は頑張って4倍近い出力をひねり出して稼ぐ立ち回り。
山岳スプリット計測付近で地元の方?が和太鼓で応援してくれてたんだけど、これマジでパワー貰った。
古来より士気の高揚に使われてきただけあるわって感じで、マジで出力が上がった。たぶんここを通過するときは4~4.5倍出てた。それぐらい効果あったので、道中要所要所に設置してほしいぐらいのバフが掛かった。そういうのもあってマジで印象に残ってるし嬉しかったな。
どうでもいいんだけど応援されてるときに最近聞いた和太鼓ってなんだっけーとか考えちゃったんだけど、ローション侍のスタートで流れるドンドンドンドンって効果音って気づいたのが一番終わってると思った。もうちょっと前ならメタリカのNow That We're Deadって曲のライブ演出が浮かんだはずなのによりにもよって。
太鼓通過後、もうちょっと進んで唯一と言っていい平坦区間に来たので死ぬ気で出力を上げてスピードアップを図る。
4倍ギリ出てるか怪しいぐらいだったが、頑張って踏んで35km~40kmぐらいの速度まで出して一気にゴールまでもがきにかかる。その後の傾斜で垂れたけども、垂れたなりに踏ん張って出し切ってゴール。
結果は1時間19分と45秒ぐらい、シルバーを目指してただけに悔しい結果。
初参加ならブロンズでも十分と励ましを頂いたが、悔しいものは悔しい。
何より悔しいのは、ゴールしたあとに足が使い切れてなかったと気づいたこと。絶対もっと踏めた場所、踏ん張れた場所があったはず…
ゴール後
トレインメンバーと話したり腹減ってたので肉巻きドッグ食ったり。
記念撮影の行列が出来ててびびった、来年はゴールしたらちゃっちゃと撮っちまおう。クソダサ貴族のポーズを予定してます。-●3●)<ハッハー!スレイヤーなんてお笑いだぜ!
下山装備はちょっと準備不足だったなー、GF東濃の感触からウィンドブレーカーで十分かと思ったけど、フルフィンガーグローブは用意しておくべきだったな。欲を言えば追加のアンダーと適当な長ズボンか何かも欲しい。
晴れてたから登りはちょい暑いぐらいに感じた(踏んでたからってのもある)から下山もいい感じかなと予想してたら、それ以上に寒く感じた。風もあるんだけど、日陰になると一気に気温が下がるんだね。
クソ寒いダウンヒルをやりながら後続に声掛けしつつ下山、結構こういうのって力になると思うので余裕ある人はやるといいかもしれない。その声援がゴールまでのパワーになるかもしれない。(こういうの受けるのが苦手な人もいるかもしれないが…)
あとダウンヒルでエアロフォーム取って加速しとるやつがおった、下山は40km以下でお願いしますと運営から注意喚起出てたのは安全に降りるためなんだよ。前後のスピードに左右されるから完全に遵守するのは難しいのかもしれないけど、自分からそれを逸脱するような動きはダメでしょ。
一部こういうのが見受けられたのはちょっと残念ポイント。運営でなんとかするのは難しいそうなので啓蒙でなんとかするしかないのかなぁ。
まぁそんなんもあったけど無事に下山して吉田のうどんを頂く。
うどんは美味しかったけどちょっと涙の味がした。気がする。
来年はこの味を変えよう。
反省:事前準備
試走
予定が合わなくて試走出来なかったのは予想以上に大きかったと思う。
実際に走ってみると前半の傾斜が思ったよりしんどいのは気づけたはずだし、後半に踏めるポイントがある前提で立ち回れたはず。
あとどんだけ高所でパワー落ちるのかを実感しとくのも重要だと思う。あんなに落ちると思わんじゃん?
高速の情報収集
台風で予定狂ったとはいえ、変えた先のルートについて事前情報の収集が出来てなかったのは反省ポイント。あの渋滞で大分削られた。
土岐まで下道使っていれば-60分は出来たはず、雨沢峠も通行止めの情報なかったから通れるのはわかってたし迂回ルートは組めた。
前日夕食と翌日朝食の準備
実は高速乗る前に名古屋でセブンイレブン寄ってたんだよね。ここで翌日の朝食だけでも仕入れておくべきだったかな…
あんな渋滞にハマると思ってなかったので、反省ポイントではあるんだけど判断難しいポイント。というか中央道後半のSAで仕入れておく手もあったな、今更だけど。
受付会場への装備
リュック装備で会場入りしたんだけど、リュックごと下山荷物に入れられるように受付荷物持っていけるようなサブリュックあったほうが良かったかも。
なんでかというと下山用バッグの背負心地がイマイチだったため。これはマストじゃないと思うけど下山が楽になるならあったほうがよいとは思う。
反省:レース編
レース前の準備とか
アップするなら固定ローラー使うか、現地のアップ用コースを見繕っておく。ぼくは適当に河口湖あたりまで行けばちょうどええやろ精神で行って道に迷い、そのせいでレース用に用意しといたレッドブルを入れられなかったのでボクの背中には羽根が無いままスタートしてしまいました。
目標タイムを記載したシートについては、各5km毎の合計通過タイムしか記載してないもので、セクションごとのタイムを記載したもののほうが良かったかもしれない。このへんは個人の好みだと思う。
あと各区間の傾斜をどうにかしてシートに記載したいと思った。背景色に仕込むか、線グラフを仕込むかすれば実現可能かな?
サイコンの計測が事前アップを含めたものになってしまってたので、この辺も反省ポイント。
レース編
ショップのメンバーでシルバートレインを組んだんだけど、1合目駐車場の時点で心拍180近くまで上がってしまった。目標タイムまで届いてないからこれでも足りないんだけど、あとの展開を考えると足の合うトレインをここで探すことも選択肢にいれてよかったかもしれない。
トレインから千切れたあとのメンタルと立ち回りもよくなかった、なんとかして追いつかなきゃって感じになってしまい、(踏む→垂れる)*nみたいなインターバルになってしまったのが良くなかった。
ある程度折り合いつけて行くべきだったなぁ。
たぶん2合目までの消耗で後半パワーが出せなかったのが一番だと思うので、序盤頑張りすぎないぐらいのほうがいいのかも。正直ここは人次第だと思うし、自分の実力やスキル・ステータスに合わせてプラン組むべき。
自分の場合で言えば、プランの時点で失敗してたと思う。中盤~後半に上げていけるような序盤プランを組んだほうがよかった。
雨沢峠とかでも思ったんだけど、平坦多め区間でタイムを稼いでる感あるので中盤以降の5%前後区間で頑張る方針のほうが今の自分にはあってると思う。来年の自分は知らん。
次の目標に向けて
次は乗鞍に参戦予定です。
富士ヒルのタイムの近似値が出るというのはよく言われてる話なので、同等かそれ以上のタイムを目指していきたい。
SSTやCarson等のベース系かGorbyやRattleSnakeのようなVo2MAX系か、どっちメイン(もしくは混ぜる)にすべきかは考えないといけない。
個人的にクリスクロスみたいなので回復力を鍛えるのはやったほうがよい気がしてる。トレイン千切れたのも踏んだあとの回復が足りてない気がするし。
あとLSDで体重はしっかり落としておきたい。これ書いてる今日死ぬほど食ったけど。
次回、乗鞍死闘編でお会いしましょう。
こういうの書くの飽きてるかもしれんけど。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?