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おすすめさだまさしSong(10)「ONLY ~薔薇園~」

【シリーズ:おすすめさだまさしSong】

第10回は、
「ONLY ~薔薇園~」です。

収録アルバム:風待ち通りの人々(1988年)

サブタイトルの「薔薇園」は、たぶん「ローズガーデン」と読むのだと思います。
歌の中でそう読んでいるので・・・。


この曲に出会った時は本気で泣きました。
あまりに清らかで切なくて、愛にあふれていて、それゆえに哀しくて。


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季節の光浴びて 二人の薔薇園
笑いながらあなたが そこにいるみたい
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このオープニングで、勘のいい人はあることに気づくかもしれません。

このあと、歌の中では「あなたの植えた薔薇が一つ一つ花と咲いた」と続き、そのあと私たち聴き手は、衝撃の展開を知ることになります。



夢は何処からかしら あなたを失くした日から
それともこの命の はじまりからすべてが
夢ならその方が ずっといいのにね



歌詞にはっきりとは書いてありませんが、たぶん、大切な恋人を亡くした人の気持ちを歌った歌だと思います。(亡くした、ではなく失くしたとあるので、はっきりしません)
大切な人を失くした日からが夢なのだろうか。こんな思いをするぐらいなら、いっそのこと、自分が生まれてきたところから全て夢だったらよかったのに・・・と、穏やかで美しいメロディとは裏腹に、胸が締め付けられるような悲しみが伝わってきます。


さて、二番に入り、その悲しみがほぼ確実に感じられる部分があります。



もしも叶うならば 時々会いに来てね
たとえば季節の風や たとえば季節の雨に姿を仮りても
私すぐにわかるから



こ、これは・・・「千の風になって」を思わせる情景じゃありませんか?
あぁ・・・やっぱりそうだったのか(涙)


哀しい。でもこの上なく美しい。
絵に描いたようなバラードなんです。


私はこの曲に出会うまでにこんなにきれいな歌を聴いたことがないと思ったぐらいでした。
詩もメロディも本当にきれいですので、オススメです。


こんな風に誰かを愛せる人って、そんなにはいないんじゃないかと思います。
愛が深いから、哀しみが際立ってしまうのですが・・・。
なので、泣きたい時に聴くといいかもしれません。


大切な人を思いながら聴いてください!

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