帰路、不意に獣臭さが鼻をついた。
見渡すと肉屋があり、近辺には廃棄物の入った容器があった。
「あ、そうか、肉屋だもんな」
いつもは「焼肉食べたい★肉、最高★」などと気軽に言ってる日常と比較した。
血と肉、刃物、捌く人、育てる人、生きていた命。

そして私は何故それが「獣臭い」とわかったのか。遺伝子と無意識の記憶…。

蒸し暑い町での、ほんの一瞬の思考。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?