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【第599.5回】表現の自由と衆院選2024《自民党編》(2024/10/16) #山田太郎のさんちゃんねる 【文字起こし】

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発言者:
(山田さん) 山田太郎 参議院議員
(小山さん) 小山紘一 山田さんの秘書 その1
(小寺さん) 小寺直子 山田さんの秘書 その2


今回の内容

(山田さん)
はい、始まりました、山田太郎のさんちゃんねる。今回は衆院選特集、自民党編ということで、「野党編はやらないのか?」ということなんですけども、選挙中に他党を応援すると反党行為になるので結構難しい。

まずは自民党に関して、何を考えているのか、そして「表現の自由」という点から、山田太郎が一押しの議員を何人か紹介したいと思っています。ということで衆院選が始まったんですけども、どうですか、小寺さん?

(小寺さん)
盛り上がってる気がします。やっぱり地元でも結構選挙カーの声を聞きますし、周りでも「誰に入れようかな?」なんていう声が、以前よりも増えた気がします。総裁選直後で、そこの総裁選がかなり盛り上がったので、その勢いで皆さん候補者に注目が集まっているのではないかと思います。

(山田さん)
政権選択選挙ということで、自民党が裏金問題を含めてこれだけのことをやってきたわけですが、果たして自公政権にこのまま任せていいのかという国民の選択も関わっている選挙です。

ぜひ皆さん、大事な一票を、それぞれどの政党、どの候補者が良いのか、しっかりと託していただきたいと思います。

今週(+先週)の山田太郎(の一部)

(山田さん)
ではまず最初に、今週の動きについてお話ししたいと思います。今週の動きですが、まず本会議で代表質問の後、すぐに衆議院が解散となりました。

(山田さん)
それから、Discordのアメリカ本社の方から、私のところに役員が来て面談したいという話がありました。また、Netflixの副社長も来まして、表現の自由やコンテンツ政策について話をしました。

特に、Netflixは地上波ではできないようなエログロや暴力シーンを含むコンテンツもしっかりと配信しています。そのため、表現の自由を守ってもらえるのかという点が非常に重要です。副社長ともそのあたりを話しました。Netflixとの面談について、小山さんどう思いますか?

(小山さん)
今、国連の方で「ビジネスと人権」という話がかなり深刻な問題として捉えられるようになってきています。国際的なコンテンツを展開しているプラットフォーマー、例えばNetflixやAmazonプライムなどから、日本の労働法を軽視しているような制作委員会方式のアニメが排除されるのではないかという話も出てきています。その点について意見交換をしました。

また、日本のアニメを海外に出す際に、ローカライゼーションをするかどうか、レーティングをどうするか、といった問題も表現の自由に深く関わる問題です。この点についても突っ込んだ議論を長時間行えたと思っています。まだ発表できる部分とできない部分がありますが、今後の山田太郎事務所の政策に反映していければと考えています。

(山田さん)
それ以外にも、子供の自殺対策に関する話がありました。ゲートキーパーをしている方から、「今後、自殺対策をしっかりやらなければいけない」という話がありました。また、製造業の方からは、ある規制を緩和することで、製造業がもう少しやりやすくなるのではないかという相談も受けました。この1週間、デジタルリスクに関する基調講演など、様々な活動をこなしてきました。

それから、女子差別撤廃条約に関するレクチャーもありました。赤松さんがツイートしていたと思いますが、10月18日に会合が開かれる予定で、外務省のスタンスについてもレクチャーを受けました。

衆院選2024について

(山田さん)
次に2024年衆院選の各党の公約についてお話ししたいと思いますが、その前に、今回は政権選択選挙であり、各党がどれくらいの議席数を取るのかが注目されています。

(山田さん)
前回の2021年の選挙では、与党が293議席を獲得し、野党は172議席でした。衆議院の過半数は233議席です。最新の情報では、与党から何人かが離党しており、自民党は現在258議席、公明党は32議席で、合わせて290議席です。過半数は233議席ですが、今回の石破政権の下で、自民党が過半数を維持できるかがポイントです。

(山田さん)
過半数を持つだけでは不十分で、安定多数や絶対安定多数を確保することが重要です。絶対安定多数とは、全ての常任委員会、例えば農林水産委員会や内閣委員会などの委員を、委員長を除いた上で過半数以上確保できる状態のことです。絶対安定多数があれば、全ての法案を通すことができます。

安定多数は、通常委員長が採決から抜けるため、その分を除いた数になります。野党と同じ数になった場合、最終的に委員長が決裁しますが、できれば自公で絶対安定多数を取りたいというのが、自民党の最低目標だと思います。今回は、石破総裁も裏金問題を受けて、自公で過半数を確保するという目標を強調しています。

私は、自民党として絶対安定多数を目指すべきだと思っています。もしそれができないと、安定した政権維持が難しくなり、結果として「負け」と捉えられてしまうでしょう。

自民党としては絶対安定多数である261議席を獲得することを、本来総裁は目指すべきだと思っていますが、さてどうなるか、私も自民党に所属しているので、自民党を応援しなければならない立場ですが、小山さん、どう思いますか?

(小山さん)
そうですね、ずっと自民党の中で「改憲」と言われて、三分の二を取れるかどうかが課題になっていますね。

(山田さん)
今回は三分の二は無理でしょう。今でも290議席で、310には達していませんからね。

(小山さん)
ただ、自公で三分の二を取らなくても、例えば維新とどうするのかという話もありますが、安倍政権、菅政権、岸田政権の時にも、もう少し憲法改正に取り組めたタイミングがあったのではないかとも思います。

三分の二を取らなかった場合、かなり難しいとは思いますが、憲法改正は石破さんも強く主張していました。どのレベルで本当に憲法改正を進めていくのか、そこは非常に気になるところです。

(山田さん)
僕は、憲法改正は三分の二を握って強引に進めるべきものではなく、全党が一致できる部分からスタートすべきだと思っています。全党が一致して変えなければならない内容は必ずあるはずです。戦後一度も変えられたことのない憲法を、自公が三分の二の力で強引に進めるというのは、国民の支持を得られるかどうか心配です。

まずは段階的に、憲法を1文字でもいいから変えることを目指すべきではないでしょうか。三分の二というのは、参議院の意味が薄れてしまう危険性もあると思います。今日は憲法の話がメインではありませんが、とにかく自公で絶対安定多数を目指すべきだと思っています。

自民党の公約について

(山田さん)
私は自民党所属の国会議員なので、まず自民党の公約に関して、私も言いたいことがたくさんあります。私だったらこう書くだろうな、とか、私自身がどこに関与したかという話もありますが、いくつかポイントを見ていきたいと思います。

まず、物価高や所得拡大に関する記載がありますが、労働分配率の問題が取り上げられています。この点について、私は労働分配率を本当に向上させられるかどうかは疑問に思っています。労働の生産性を高めるだけでは労働分配率は増えません。大事なのは、どうやって付加価値を作っていくかという点です。そこをもう少し強調すべきだと考えています。

成長戦略の中で、人手不足に対応するという点についても、口で書くのは簡単ですが、実際にはリスキリングだけでは解決できない問題です。現場のブルーカラーを含めた人材が不足している状況ですので、ロボットなどの技術を含めて対応していかなければならないでしょう。

また、EV車に関する問題については、世界の動きを見た上で、ただ目指すというだけではなく、より緻密に対応する必要があると思います。ヨーロッパでも、EV車がこのまま普及するのかどうか、疑問が残る部分もあります。

データセンターに関しては、作りますという方針が示されていますが、エッジコンピューティングが進む中で、大規模な投資をして大量にデータセンターを作ることが本当に良いのかどうか、慎重に見極める必要があると思います。

SDV(ソフトウェアディファインドビークル)についても、公約には「進めましょう」と書かれていますが、国際戦略の中でEUの基準に基づく認定制度が導入されると、日本にとっては非常に厳しい状況になる可能性があります。しっかりとした認定制度を確立する必要があります。

DFFT(データ・フリーフロー・ウィズ・トラスト)のデータ連携についても、国際連携を強化し、国際標準を日本がしっかりと取っていかなければならないということは、これまでも繰り返し述べてきましたが、この点をきちんと進めることが重要だと考えています。

放送コンテンツの海外展開は口で言うのは簡単ですが、実際にはNetflixがやっているように、どうやって海外に展開していくかが課題です。コンテンツも、4Kや8Kなど、より精密なものを作らないと、圧倒的に海外の作品の表現力が高いという問題があります。

それから、自民党として問題だと思うのは、太陽光発電のさらなる大量導入を加速させるという点です。このまま進めたら、はっきり言って製造元である中国だけが儲かる構造になってしまいます。本当に太陽光発電のあり方をどうするのかを考えないと、単純に大量導入を進めるのは、自民党らしくないと思います。

二国間クレジットに関しても触れていますが、これについてはインドと一生懸命やろうとしていますが、整備がまだ進んでいませんし、インドとの実績もほとんどありません。このあたりを進めていかなければなりません。

21世紀の石油と言われるデータの利活用についても、もっと具体策を書かないと進まないと思います。それから、スマホで60秒で引っ越しや相続の手続きをできるようにするというのは当然やるべきですが、マイポータルをどう作っていくのかをさらに進める必要があります。

マイナンバーカードのスマホ搭載についても、ICチップで対応できるのかが重要です。今の保険証システムはOCR(光学文字認識)で対応しているだけなので、ICチップで対応できるかどうかがポイントです。

防災のDX(デジタルトランスフォーメーション)については、さらなる推進が必要と書かれていますが、防災PTAの責任者もしていたので、しっかり進めなければならないと考えています。

今回、知的財産推進計画2024に基づくイノベーションコストについては、私が推進している部分がかろうじて主張が反映されたというところです。

AIに関する国際的な議論を主導する、と書かれていますが、これも口で言うのは簡単です。本当に主導できるのかどうかは、この番組でも何度も取り上げてきました。サプライチェーンの安全なIoT対策についても、国際標準を取られてしまうと、かえって日本が海外に牛耳られる危険性があります。この点については、もっとしっかり対応しなければならないと思います。

次に、高い付加価値を創造することによって中小企業を支援する、と書かれていますが、下請け構造では高い付加価値を出すことが難しいです。中小企業が直接、海外に対して仕様を決めたり受注ができる体制を整える必要があると思います。

また、金融債権者全員の同意がなくても債務の減免ができるという話も、その通りだと思います。全員ルールは非常に重く、これでは企業再編が進まないため、この点は改善すべきです。

スタートアップに対するベンチャーデットの拡大についても、私が進めてきた内容がしっかりと公約に反映されたと感じています。

線状降水帯や台風に対してデータを活用して対応するという点についても進めてきました。また、青少年健全育成基本法の制定を目指すと書かれていますが、これは課題が大きいと感じていますので、後ほどお伝えしたいと思います。

誹謗中傷やフェイクニュースに関しても、表現の自由を最大限に考慮すると記載されています。公約の中に「表現の自由」という言葉が初めて出てきたのは、私の功績だと言っても過言ではありません。これについても、後ほど特集したいと思います。

孤立・孤独に関する対策では、ソーシャルプリスクリビングをイギリスまで行って推進してきました。参議院の政務調査会が中心となって、この孤立・孤独対策を進めてきましたが、公約にもきちんと反映されました。

しかし、子供や子育てに関しては全く満足していません。公約に4項目しかなく、チャイルドデスレビューの話もどこかに消えてしまいました。このあたりはしっかり対応すべきだと思います。

それから、メディア芸術センターに関しては明確には書かれていませんが、しっかりと漫画、アニメ、映画、ゲームなどに関するクリエイター支援や収集機能を整備するという記述がありました。

これは自民党の公約にやっと取り入れられたので、改めて実行してもらいたいと思っています。また、子供・子育てに関するDXも行うと記載されており、これについても責任者として進めてきました。

花粉症に関する記述は少し弱いですが、初期集中対応パッケージに基づく花粉症対策が書かれているので、これも進めていこうと思いますが、公約全体に関しては、私自身は満足していません。

この公約は非常にアバウトで、特に太陽光発電の件などは、もっと緻密に対応しないとまずいと思うところもあります。この点については、党内でしっかり議論していきたいと考えています。

自民党の議員、特に衆議院議員は選挙で忙しく、公約集を読む暇はないかもしれませんが、選挙を戦う以上、党の公約がどうなっているのかは非常に重要です。

参議院議員として、公約に対して主張していくことは大切だと考えています。少し時間をいただいて、公約集のレビューを行いましたが、この公約集はネットでも見ることができるので、ぜひ確認していただきたいと思います。

各党いろいろと言っていますが、まずは自分の党を律することが重要だと思います。簡単に公約をレビューしましたが、小寺さん、今回の自民党の公約についてどう思いますか?

(小寺さん)
確かに、子供に関する部分はかなり書き方が弱いです。岸田政権がやってきたことを引き継ぐ形で、新鮮味がないと感じました。また、石破さんのカラーが少なく、さらに岸田さんのカラーから少子化対策が強調されている一方で、山田さんが進めてきた課題、例えば子供の命を守る問題や困難を抱える子供への対策はほとんど見当たりませんでした。これは後退したとしか言いようがなく、この点はしっかり主張していかなければならない部分だと感じました。

(山田さん)
農業や地方創生に関してはそれなりに記述がありますが、スタートアップやテクノロジー、最先端技術に関しては書きぶりが弱いです。ある意味では石破カラーが出ているとは思いますが、これまで自民党が積み上げてきた議論も含めて、しっかり公約として国民の皆さんに約束すべきだったと思います。私も自民党所属の議員として責任がありますし、参議院の政務調査会副会長も務めているので、ここはしっかり対応していきたいと考えています。

(小山さん)
今回の公約を確認してきましたが、実はこれ、公約と政策パンフレットは違うんです。石破さんの顔と文言が同じものがいくつもありますが、公約・政策パンフレット・ポスター、それぞれ異なります。そして、「令和6年こどもたちのための約束」という政策パンフレットもあります。

(小山さん)
1番左にある「公約」は、右下に「政権公約」と書かれています。2番目の政策パンフレットには「令和6年政策パンフレット」と記載されています。何が違うのか分かりにくいですよね。

日経新聞が2013年の時点で高市政調会長のコメントを紹介している記事がありましたが、自民党は「政策」と「中長期の方針を示した総合政策集」の2種類を発表しました。「総合政策集」は目指すべき政策を書いていますが、正式な公約ではありません。

つまり、政権公約とは、政権を取ったら実現することを有権者に約束するもので、最も重いものです。一方、政策パンフレットや政策集は目指すべき政策を示しているもので、実現を約束するものではないというニュアンスです。

そういう意味で、公約が最も重いものであり、選挙や有権者との関係で最重要となります。実はこの政権公約に、山田太郎事務所の調べによると、初めて「表現の自由」が記載されたのが今回の衆院選です。

表現の自由と選挙公約2024

(山田さん)
というわけで、今日の大事なテーマである「表現の自由と選挙公約2024」についてです。自民党における表現の自由に関する公約の書きぶりがどうだったのか、表現の自由を守ることを第1の約束としている私にとっては非常に重要な部分ですので、このあたりをしっかり見ていきたいと思います。

(山田さん)
まず最初に、政権公約の中で12ページにある「生活の安全」の項目に、ネット上の偽・誤情報や誹謗中傷等に関して「表現の自由を最大限考慮しつつ、制度整備も含めて総合的な対策を推進」と書かれています。これが自民党の公約集として、初めて「表現の自由を最大限考慮する」という表現が書かれた非常に画期的な事例です。

これについては、小山さんや調査室にも過去のを調べてもらったのですが、自民党の公約集に「表現の自由」という言葉や、それを考慮するという記述が一度もなかったんです。

(小山さん)
これまでは政策集にのみ記載されており、2021年と2022年の選挙で作成された政策パンフレットには載っていましたが、公約に記載されたのは今回が初めてです。しかも、3箇所も「表現の自由」という表現が出てきました。

(山田さん)
多様性・共生社会に関する部分では、ネット上の偽・誤情報や誹謗中傷等、情報プラットフォームに関して「表現の自由を最大限考慮しつつ、制度整備を含めて対策を進める」と明記されています。

また、インターネット上の誹謗中傷や差別、フェイクニュース等の対策についても、「表現の自由を最大限考慮」という言葉が登場しています。このように、自民党の公約集の中で「表現の自由」を重要視する記述がしっかりと位置づけられたのは、大きな進展だと感じています。

(山田さん)
それ以外にも、我々の番組でも何度も取り上げてきたメディア芸術ナショナルセンターについてですが、今回の公約には直接その名は書かれていませんが、漫画、アニメ、映画、音楽、ゲームといった分野に対する基金によるクリエイター育成の支援が記載されています。

この「基金による支援」というのも非常に重要な点です。財務省は基金を嫌いますが、単年度の予算ではなく、長期的にお金を積み立てて進めるべきだという意味で、この基金を使った計画は非常に大きな意味を持っています。

また、漫画分野の作品を収集し、活用するセンター機能を有する拠点整備も含まれており、これはまさにメディア芸術ナショナルセンターのことを指していると思います。自民党がこれを公約として位置づけたということは、しっかり実現させる意思を示しているわけです。小山さん、どう思いますか?

(小山さん)
ここまで書いたからには、もう実行するということです。政権としても、骨太方針に書いたことを守らなければならないという話ですが、あれは政府の話で、こちらは国民に直接お約束しているものです。ですから、自民党がこれで政権を取った場合には、全力で政策を進めていくことになると思います。私も大いに期待しています。

(山田さん)
コンテンツ政策に関しても、「知財推進計画2024」に基づき、私がコンテンツ小委員会の事務局長として作成に携わりました。今回は、コンテンツ小委員会しか記述がないため、ほぼ小山さんを中心にうちの事務所で書いたと言っても過言ではありません。コンテンツ産業の国際力強化などがしっかり公約として位置づけられたことは大きな成果です。

そういう意味で、自民党が初めて公約の中で「表現の自由」を守っていくことを謳ったのは、100歩前進とは言わないまでも、5歩ぐらいは前進したのではないかと思います。

(山田さん)
もう一つ気になるのは「生活の安全」という項目で、青少年健全育成のための環境整備を強化するという内容で、青少年健全育成基本法を制定すると書かれています。この青健法については、以前この番組でも話したことがありますが、表現を規制する内容は排除するという方針で進められています。しかし、今後どう変わっていくのかは気になるところですので、注意深く見守っていきたいと思います。

(小山さん)
ただ、この点については、山田さんの成果である「こども基本法」が影響を与えています。青少年を対象とした政策や条例を制定する場合には、こどもの意見を反映することが重要であると法律に書かれています。これは国だけでなく、自治体にも義務が課せられるものです。

たとえば、有害図書に関する政策が東京都で名前を変えましたが、その際も「こども基本法」に基づいて、こどもの意見をどうヒアリングして反映させるかという手続きを踏む必要があります。現在、山田事務所とこども家庭庁がその点を詰めているところです。

青少年健全育成のためだからといって何でも許されるわけではなく、こども基本法が基礎としてあり、青少年健全育成基本法を作る際にも、場合によってはこどもからの意見を聞いて作らなければならないでしょう。こども基本法が非常に大きな役割を果たしていると実感しています。

(山田さん)
もう一つ取り上げたいのは、これまでの自民党の公約集ではなく、政策パンフレットでの記述についてです。初めて「表現の自由」という言葉が出てきたのは、私が自民党に入ってからの2021年の初めての選挙です。このときに書かれました。

次に、2022年の参院選でも「表現の自由を考慮する」という記述がありました。ただし、このときは公約集ではなく、あくまで政策パンフレットに載っていただけです。それでも、初めてその中に表現の自由が現れてきたのです。それ以前は、「表現の自由」という言葉すら自民党の公約集にはありませんでした。

(小山さん)
2017年の安倍総理の顔が青赤の背景にあるものや、2019年の安倍総理の顔が出ているものでも、表現の自由や言論の自由といった文字は見当たりませんでした。しかし、山田さんが入って党内で「表現の自由を最大限考慮すべきだ」と主張し始めてから、この重要な憲法上の価値が少しずつ取り入れられてきました。2021年と2022年は政策パンフレットにしか記載されていませんでしたが、今回初めて政権公約に盛り込まれたという状況です。

(山田さん)
さて、他党についてもこのあたりをチェックしてみたいと思います。立憲民主党では、表現の自由に対する言及が公約の中で1箇所だけありました。それは選挙に関して、公職選挙法を改正する際に「表現の自由や選挙運動の自由を尊重する」という内容です。選挙に関する部分での言及に留まっています。

(小山さん)
一昨日、比例代表の候補者名簿が出され、各政党の公約を調べました。その中で、表現の自由に直接言及しているのは、自民党、立憲民主党、日本維新の会の3政党です。参政党は「表現の自由」という言葉を使っていませんが、「自由な言論」といったほぼ同じ意味の表現をしています。4つの政党が表現の自由に関する公約を盛り込んでいる状況です。

(山田さん)
立憲民主党は選挙に関する部分での言及でしたが、日本維新の会はもう少し積極的に記載しています。ヘイトスピーチに関して「表現の自由に十分留意する」とし、SNSにおける誹謗中傷についても「表現の自由に十分配慮しながら対応する」と書かれています。

また、「表現の自由を最大限尊重し、漫画やアニメ、ゲームなどの内容に行政が過度に干渉しないコンテンツ産業を目指す」とも記載されています。さらに、漫画ナショナルセンターの設置による作品のアーカイブについても言及されており、これは以前の超党派での提案を引き継いだ内容です。維新のこの具体的な記載は大変歓迎すべき内容だと思います。

それから最後に、憲法改正の国民投票に関しても「表現・言論の自由に配慮し、過度な規制は行わず、ただし規律は必要」と書かれていました。これに関しても、維新は音喜多さんの影響が大きいと思いますが、表現の自由に関して具体的にいろいろな箇所で言及されています。

(山田さん)
次に、参政党ですが、行動5の中で「日本初の言論プラットフォームを整備し、自由な言論や健全な生活を守る」と記載されています。他の主要政党としては国民民主党や共産党も調査しましたが、表現の自由に関する記述は一切見つかりませんでした。もし情報があれば、ぜひお寄せいただきたいと思いますが、現時点ではこれらの政党には表現の自由に対する言及がなく、残念だと思っています。

各党について見てきましたが、私自身は自民党の議員ですので、まずは自分の政党を何とかしなければならないと思っています。他党を批判する以前に、自分の政党で表現の自由について語らなければ、様々な対策が取れない状況にまでなっていたのを、今回政権政党の公約に盛り込んだというのは、大きな成果だと感じています。ここまでで、小寺さん、どう思いますか?

(小寺さん)
そうですね。他の党と比べてみると、今回の自民党の公約は、従来の自民党とは思えないほど進展があったと感じました。他の党が表現の自由について記載していないのは、その党内で議論がなかったのかな、と興味が湧きました。

(小山さん)
中には「ただ書いているだけだろう」という意見もありますし、かつて山田さんの選挙後に「表現の自由は自民党議員に守ってもらうものではない」という話もありました。

しかし、党議拘束がかかると、野党がどれだけ騒いでも法案をひっくり返すのは難しいという現実があります。自民党が安定多数を握っている状況では、与党の中に「表現の自由が大事だ」という文言が入っただけでも、大きな違いがあると思います。

(山田さん)
私もですね、これで自民党の総務会で、もし表現の自由が失われるようなことがあれば、しっかり声を上げるつもりです。自民党は「表現の自由を最大限考慮する」ということをあらゆるところで公約として謳っているので、「こんな表現の自由に反することは許されない」と主張することができます。

総務会は最後の砦です。本来、総務会は自民党議員であれば誰でも参加でき、昔は荒々しい議論も行われていたと長老や先輩議員の方々が言っています。もし何か問題があれば、体を張って声を上げようと思っています。このように、今回「表現の自由」を守る基礎を打ち込めたことは大きな成果だと自負しています。

表現の自由と各候補者(自民党編)

(山田さん)
さて、次に選挙の話ですが、とにかく表現の自由を守る関係者を増やさなければなりません。そこで今回は、自民党の若手議員を中心に応援したいと思います。「自民党編」として紹介するのは、他党の議員を応援すると反党行為になってしまうため、自民党の議員しか応援できないのですが、自民党内でも仲間を増やすことが重要です。

(山田さん)
今回紹介する4名の議員は、表現の自由を守るために力を入れて活動している人たちです。

(小山さん)
右から2番目の三谷英弘さんは定番かもしれませんが、他の3名については、コメントや事前の反応を見ると「えっ?」と思う方もいるかもしれません。

(山田さん)
それぞれが表現の自由にどのように貢献しているのか、どんな発言をしてきたのかを説明していきます。実は他にも表現の自由をきちんと理解している自民党議員はいますが、今回は若手4名に焦点を当てて、彼らをこのネット番組で応援していきたいと思っています。

1番左から、千葉2区の小林鷹之さん、神奈川17区の牧島かれんさん、そして神奈川8区の三谷英弘さん、岡山4区の橋本岳さん、この4名を今回ご紹介したいと思います。

(山田さん)
まず最初に、神奈川8区の三谷さんについてご紹介します。神奈川8区は横浜市の緑区・青葉区にあたります。三谷さんは厳しい選挙戦を戦い抜いてきました。今回も相手は江田憲司さんということで、非常に厳しい選挙戦を戦っています。

(山田さん)
三谷さんは文科政務官など、政府の役職も務めてきましたが、実は大学時代の卒業論文がゲーム規制に関する反対論だったんです。

三谷さんは私、山田太郎と一緒に活動してきた仲間でもあります。「三谷の『三』と山田の『山』で『さんちゃんねる』」として、当初は2人で始めたんですね。その後、三谷さんが衆議院議員として地元に戻ることが多くなり、番組に出られなくなって、「山田太郎のさんちゃんねる」と名前が変わりましたが、基本的には三谷さんと始めた番組です。

もう一つ、表現の自由に関して私に強く意識づけてくれたのは、実は三谷さん自身なんです。私が2010年にみんなの党から初めて選挙に出た時は、表現の自由を最重要政策として位置づけていませんでした。しかし、選挙途中に三谷さんが強く表現の自由の大切さを訴え、私をこの道に引きずり込んでくれたのが三谷さんでした。当時、三谷さんは弁護士で、まだ政治家ではありませんでした。

そういう意味で、三谷さんは私にとって大先輩でもあり、絶対応援しなければならない人物です。ただ、小選挙区で戦っているため、表現の自由を前面に押し出すことは難しいですが、2024年には誹謗中傷に関するプロジェクトチームの事務局長として、「表現の自由を守る」という文言をしっかりと入れてもらいました。

コミケの街宣でも、私が単独で活動していた時に、必ず三谷さんが応援に来てくれていました。三谷さんは、まさに「ガチの表現の自由を守る派」と言っても間違いありません。

いろいろあって、衆院選出馬前に大事なフィギュアを100体処分したそうです。処分する必要があったのかどうか、誰に対する決意表明なのかはわかりませんが、そういったエピソードもあります。

(山田さん)
次に、牧島かれんさんについてです。意外かもしれませんが、牧島さんはデジタル大臣を務めており、私がデジタル大臣政務官を務めた時の上司でもありました。デジタル化を進める際、牧島さんにはいろいろと相談してきました。牧島さんは本当に優しくて素晴らしい方で、デジタルの分野で表現の自由が失われてはいけないという話を何度もしてきた方でもあります。

牧島さんの選挙区は、小田原市、秦野市、南足柄市、二宮町、足柄上・下郡です。若手議員として大臣まで務めたということで、私は最初に牧島さんがデジタル大臣になった時には驚きましたが、しっかりと仕事をこなしていました。

(小寺さん)
牧島さんのキャッチコピーは「誠実に、積み重ねる。」まさにその通りの方で、着実に仕事を進めている印象があります。

(山田さん)
前回の選挙では、私もニコニコの番組で着ぐるみを着て牧島さんを応援し、牧島さんも「マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守る」と名言してくれました。その後も、しっかりと守ってくれていますので、今回も応援していきたいと思っています。

DXを進めてきたという点もそうですが、こどもの命を守るために相当な活動をしてくれています。例えば、私が出席できなかった講演会に代わりに出席してくれたことがあり、牧島さんは本当に優しく、約束を必ず守る方です。

政治家は言葉を商売にしているので、言葉に責任を持つのは大変だと思いますが、牧島さんほど信頼できる政治家はいないのではないかと思うほど、真面目で誠実です。

(小山さん)
「牧島かれんを悪く言えない」という話もよく聞きます。敵対する野党の方々も含めて、牧島さんに言われたら仕方がない、と納得させられるほどの人柄です。また「イノシシから宇宙開発まで」という幅広い分野に取り組んでいる政策通です。

(山田さん)
サイバーセキュリティに関しても、事務局長として活動しており、アメリカの議会筋や政府関係者を招いて英語でも対応できる能力があります。牧島さんには引き続き頑張ってもらいたいと思っています。

(山田さん)
次に、橋本岳さんについてですが、今回は特に一押しの議員です。橋本岳さんは、橋本龍太郎元首相の息子であることを知らない方が意外に多いのですが、龍太郎さんの息子さんにしては、非常に優しく柔らかい性格で、もっと前に出て積極的に行動しても良いのではないかと思うほどです。

橋本岳さんは、厚労大臣も務めた厚労族で、医療関係の専門家と言っても過言ではありません。選挙区は岡山県の倉敷市と都窪郡です。私が橋本岳さんを応援する理由は、あまり知られていないかもしれませんが、彼は表現規制に反対してきた議員でもあり、しかも私が自民党に来る前からその活動をしていたという点です。ここはぜひ皆さんにも知っていただきたいと思っています。

(山田さん)
まず、児ポ法による漫画・アニメ・ゲームに対する規制を阻止しようということで、私も当時野党だった2013年頃から議論をしてきました。付則の2条というものがあり、マンガ・アニメ・ゲームを規制するための調査を行うという項目が含まれていましたが、この項目を外すために、橋本岳さんも与党内で相当な働きをしていました。おそらく橋本さんがいなければ、この付則の2条を阻止することはできなかったのではないかと思っています。

また、青少年ネット規制法に関しても、2008年に検閲につながるとして自民党の部会で大反対をし、法案を阻止しています。このように、かなり以前から橋本さんは表現規制に対して戦ってきたのです。

さらに、2018年には海賊版サイトのブロッキングに反対する活動を行い、党内や政府に働きかけをしました。ブロッキングの話は何度も出てきており、2013年の公職選挙法のネット選挙運動解禁の際にも、与党内でブロッキング反対の立場を取りました。自民党内で、橋本岳さんほど表現規制に対して徹底的に戦ってきた議員はほとんどいません。

(小寺さん)
元々、橋本さんは三菱総研に勤務していたのですが、その頃から表現の自由に対して問題意識を持っており、議員になる前から「この分野で何かをしたい」と決意されていたそうです。また、小山さんが言っていた「こども基本法の第11条」について、こどもの意見を聞かなければならないという条文は橋本岳さんが作ったものです。

(山田さん)
こども政策においても、こども基本法を実現するにあたり、橋本さんの存在がなければ成立しなかったと言われています。この条文が重要なのは、マンガ・アニメ・ゲームに対する規制に関する条例や法律を作ろうとする際に、こども基本法に基づいて「これはこどもの意見を聞いていますか?」という形で対応できるという点です。この仕組みを埋め込んだのも橋本岳さんです。

橋本岳さんは、表現に関しても非常に頑張って守ってきている同士です。実は、私が初めて自民党に入ったのが2019年の12月頃だったのですが、その時に年末の議員総会で衆参合同の会議に出席した際、たまたま隣に座ったのが橋本岳さんでした。

橋本さんとは別件で以前から交流があり、私の高校の集まりで橋本さんのお父さん(橋本龍太郎元総理)が同じ高校出身だったという縁がありました。その関係で知り合っていたのですが、橋本さんから「この党も大変だけど頑張ろうね」と声をかけてもらい、非常に心強かったことを覚えています。

(山田さん)
最後に紹介するのは、小林鷹之さんです。小林さんは、経歴が素晴らしすぎて、どう批判しようかと思うほどピカピカです。開成高校から東大法学部、大蔵省、ハーバード大学に進み、財務省を辞めて衆議院議員に立候補。若手保守の旗手として総裁選にも名前が挙がり、背も高く、かっこいい。非の打ちどころがないほどの経歴です。

(山田さん)
小林鷹之さんとは、知的財産戦略調査会で一緒に活動してきました。彼は調査会長を務め、私はコンテンツ小委員会の事務局長として、提言書の作成に携わりました。知財と表現の自由は一見関係がないように思えるかもしれませんが、著作権法など、表現に関わる法律の中で非常に重要な役割を果たしています。

(小山さん)
生成AIと著作権の問題が出てきた時に、もちろん権利侵害があってはいけませんが、知的財産戦略調査会で、山田さんや山下先生を中心に議論を急いで進めてくれと音頭を取ってくれたのが小林鷹之さんでした。

(山田さん)
AIによる表現が失われてはいけないという観点から、小林さんが主導して守ってきました。小林鷹之さんが知財調査会長を務めていた時期は、とても力強かったです。今でもその活動は続いています。

もう一つ、小林さんと一緒に進めてきた重要な分野があります。それは「経済安全保障」です。小林鷹之さんは経済安全保障を打ち立てた張本人であり、2020年に初めて安全保障に関する提言をまとめました。このテーマを温めてきたのです。

実は私も政治家を目指した理由の一つに、この経済安全保障の問題があります。製造業に関わる中で、日本の技術がどんどん中国に吸い上げられていく現状に対して、NC機械(数値制御による旋盤や工作機械)を使った技術が中国企業に流出していくのを見て、「これでは知財侵害ではないか」と強く感じていました。これが経済安全保障の議論に発展し、中国が日本の技術を盗むような状況を目の当たりにして、知財としてしっかり取り締まるべきだと考えました。

このような問題意識から、知財調査会の提言書が作成され、経済安全保障の議論が進められました。そして、2022年5月に経済安全保障の法律が制定され、初代担当大臣が誕生しました。私はこの議論を小林鷹之さんと一緒に進めてこられたことを大変嬉しく思っています。

ちなみに、以前の番組でも言ったかもしれませんが、今回の総裁選では、私は1回目の投票で小林鷹之さんに投票しました。

これはやはり、実績としても知財を守るという点で、小林鷹之さんと一緒にやってこられなければ、著作権法や経済安全保障がどうなっていたかわかりません。経済安全保障というと、どちらかというとリベラル派の野党に批判され、軍事強化を巡って集中砲火を浴びながらも、一切引くことなく、理路整然と安定した答弁をしてきたのが印象的でした。強いなと感じましたね。

私はずっと小林鷹之さんを見ていて、将来の総裁候補だろうなと思っていました。今回、思ったより早く総裁選に出馬したので、これは一票投じなきゃと思い、保守派の若手として非常に人気も高かったので、今回推したいと思っています。以前は「誰? 小林鷹之って?」という反応も多かったのですが、総裁選に出てからは全国的にも話題になりました。

小寺さんはどうですか? 鷹之さんについて。

(小寺さん)
そうですね。お人柄も大変素晴らしいです。あまり知られていないかもしれませんが、何度か近くでお話を伺ったことがあります。その時の印象は、優しさと強さを兼ね備えた魅力的な方だと思いました。

(山田さん)
小林さんは私のことを「太郎さん」と呼んでくれて、よく電話をかけてくれます。知財の件で打ち合わせをすることが多かったので、直接話すことも多かったです。フランクな人柄もあり、非常に付き合いやすい方です。

(小山さん)
学歴や経歴も素晴らしく、小学校ではマラソン大会で1位になり、中高では開成でバスケをして都大会で16位、東大ではボート部のキャプテンを務めたという経歴を持っています。挫折経験がほとんどないのが唯一の「弱点」と言えるかもしれませんが、それでも非常に好感の持てる人柄です。

(山田さん)
奥さんも弁護士で、優秀な方です。リベラルというイメージがあるかもしれませんが、子供のことを真剣に考えて活動している素晴らしい人です。

エンディング

(山田さん)
ということで、今回はちょうど今、衆議院選挙が行われているということで、特に「表現の自由」とこの選挙について取り上げました。選挙は非常に大事だと私は思っています。選挙で次の趨勢、つまり未来を決めることになるからです。議員が一番弱いのは選挙の場で、選挙での声はとても重要です。そして、公党が公約したことは、必ず守られるべきです。

私も選挙に出馬し、「山田太郎の物語」を含めて自分自身の選挙公約を忠実に守り、いくつか実現してきたつもりです。だからこそ、選挙公約は重要な基準となりますので、皆さんには大切な一票をしっかりと考えて投じていただきたいと思っています。

できれば自民党が安定多数を取るべく頑張らなければいけません。しかし、裏金問題を抱えながら、政権与党がどこまで頑張れるかは、個々の候補者にかかっているとも思います。

いずれにしても、表現の自由は大事な政策です。今日は4人の仲間を紹介しましたが、実は他にもたくさん紹介したい人がいました。今回は「自民党編」としてお伝えしましたが、また機会があれば他の議員も紹介したいと思っています。ここまでどうですか、小山さん?

(小山さん)
本当に総裁選が終わってすぐに総選挙という、慌ただしい状況で、本当はもう少し党内でゆっくり公約について議論したかったのですが、選挙が始まってしまいました。国民の皆様も慌ただしいと感じているかもしれませんが、政権を選ぶためには政策論争や政策の比較が重要だと思います。

(山田さん)
これからの日本の未来について語るのは簡単ですが、具体的にどうしたいか、どの政策をどれだけ実現できるのか、過去にどれだけ実現してきたのかをしっかり見ることが大事です。

(小山さん)
もちろん、政策が良くても「この人は信用ならない」と感じる人もいるでしょう。現職や元職の議員であれば、過去の政策を見て、「やっていないじゃないか」と判断することもあります。そういうことを基に選んでいただきたいと思います。

(山田さん)
小寺さんはどうですか?

(小寺さん)
そうですね、Twitterを見ていると、山田さんの支援者やフォロワーの方々がご自身の選挙区で「公約はどこで見れますか?」とか「どんな実績がありますか?」というコメントをしているのを見かけました。デジタルが民主主義を育てるという文化が、コロナ禍で加速したと改めて感じました。

候補者を比較する際に、ホームページやTwitter、YouTubeなどがないと、比較が難しいです。一方が情報を発信していて、もう一方が発信していないと、その時点で判断材料がなくなってしまいます。情報発信がいかに重要かを改めて実感しました。次の衆院選だけでなく、今後の選挙でも国会議員や地方議員の情報発信には注目していきたいと思います。

(山田さん)
さて、今回は599.5回ですが、次回は600回という重要な回になるかと思っています。私自身、今後政治家としてどうしていくのか、心の内をお話ししたいです。また、皆さんからのご意見もぜひお寄せいただきたいと思っています。

いろいろ考えていることがあり、こう言うと「何かあったんじゃないか」と言われることもありますが、特に何か問題があったわけではなく、ただ、私自身、今後の人生を見直していきたいという思いがあります。そのあたりを皆さんと一緒に議論できればと思っています。次回は600回記念ということもあり、特別な回になるので、ぜひお話しさせていただきたいと思います。

特に皆さんによく聞かれるのは「来年の選挙があるんですよね?」ということですが、実は私、公認申請をしていません。なぜかという理由も含めて、次回皆さんと意見交換ができればと思っています。

次回は重要な回になると思いますので、ぜひ600回の記念すべき回にご参加いただければと思います。意見募集も明日から始めたいと思っていますので、そのあたりもよろしくお願いいたします。では、今日はこれぐらいにしたいと思います。以上です。