TRP2022に行ってきました!
4/22~4/24、2年ぶりにリアル開催されたTRP、こと東京レインボープライドに行ってきました!
東京レインボープライド(TRP)とは?
LGBTQ+当事者が、自分たちの権利を訴えるために行ったデモが、レインボープライドの始まり。発祥は1969年のアメリカで、政治色の強いものでしたが、やがて世界にも広がり、今やお祭りのような形でパレードやイベントが行われるようになりました。日本では1994年が始まりです。(主催は当時からは変わっています。)
日本国内でも、ここ数年は各地でパレードが行われるようになりましたが、やはり東京が最大規模。かつては1日だけだったイベントも、今年はなんと3日間。また、過去2年間はコロナ禍でオンライン開催になっていたため、今年は久しぶりに代々木公園でのリアル開催でした!
私個人としては、東京を離れる前の2016年のパレードを最後に足を運んでいなかったのですが、今年行かない手はない!
そんなわけで、今回は3日間のTRP参加レポートをお届けします!
参加レポート
1日目
1日目は、初の平日開催。13:00から開場でしたが、仕事もあり、私が着いたのは17:00でした。17:00からのステージイベント「LGBTQと法整備」の講演にギリギリ間に合いました!
なかなか前に進まない同性婚訴訟の話など、メディアに出るような専門家からのお話しを聞ける貴重な機会でした。
同性婚が認められていないことも大きいですが、今の日本では、外国人同士の同性カップルならビザを取って滞在できるのに、片方が日本人だと何故かパートナーとしてビザは取れないとか、法律に穴があるんですよね。
せっかく大規模にパレードやフェスティバルができる土壌はあるのだから、法的なところも整えていけたら……と思いを強くしてくれた講演でした。
会場は18:00閉場だったので、1日目は講演終了と同時に退散。でも、この日はにじまゆプロジェクトによく来てくれている方と初のリアル対面を果たしたので、そのまま二丁目に向かったのでした!
2日目
2日目は他の予定があったため、もともと会場に行く予定はありませんでした。
しかし、その用事というのが、以前にじまゆのイベントでオールジェンダー向けのメイク講座をしてくれたMIOちゃんとの打ち合わせ!
せっかくならTRP行きたいよね、という話になったので、ささっと打ち合わせを終わらせて、またもや17:00頃に会場に駆け込んだのでした。
土曜日だったからか、前日とは比較にならないくらいの人出で、盛り上がっておりました。ステージには青山テルマが来てたっぽいのですが、混雑してて全然見えなかったです。
ちなみに、MIOちゃんとは6月にオンラインでメイク&占いのイベントを企画中。詳細が決まったら、にじまゆのイベントとして周知します!
MIOちゃんは化粧品会社やメイクレッスンもやっているすごい人なので、ご興味ある方はこちら覗いてみてください。
急ぎ足でブースを回り、久々の方々との再会も果たし、2日目も終了!
その後はやはり、二丁目なのでございました!笑
3日目
3日目は、メインイベントのパレードです!
普段は当日行けば参加できるパレードも、今年は抽選制。無事に当たったので、気合いを入れて、開場と同時に行きました。会場は前日を上回る人出で盛り上がっておりました。
生憎、途中から雨になってしまったのですが、荒天にならない限りパレードは中止にはなりません!
そんなわけで、午後は代々木公園から渋谷・原宿を回る1時間のパレードに参加してきました!
実際に歩く人数には制限がかかっていたものの、抽選に外れた方などが沿道に立ってくださっていたので、見た目は例年通り賑やかでした。
ただ、普段よりもフロートは少なく、大声を出したりハイタッチするのはNG。ここは賛否両論あったかと思いますが、私はいつもより落ち着いたパレードの雰囲気が、むしろ心地よく感じました。
パレードの後も雨が止む気配がなかったので、その後は早めに会場を後にし、ファンタジックビーストの最新作を見に映画館に向かった私です。LGBTQ+絡みの展開があるお話しなので、タイミング的にも良かったかもしれない。笑
こうして私のTRP2022は幕を閉じたのでした!
色々と課題もあったらしい
個人的には楽しく参加できたTRPでしたが、色々な意見があったようです。特に、参加企業については当事者からの厳しい意見を目にしました。LGBTQ+について過去に差別をした企業が参加していたり、とてもLGBTQ+について知識があるとは思えない対応をする方のいるブースがあったようです。
それぞれの立場からのご意見はありますが、個人的には、当事者も支援者も、それぞれ歩み寄りが必要なのでは、と思うところです。
もちろん、LGBTQ+フレンドリーを謳う支援者は、最低限の知識を身に着ける努力をするのは大前提と考えています。今回は、この点もあやふやだったようなので、そこは改善点としてあると思います。
ただ、それでも出てきてしまう支援者の無意識の差別に対して、当事者が感情的に怒りをぶつけるのは違うと思うんです。相手がそういうふうに考えてしまうことを一度受け止めた上で注意するような、アサーティブコミュニケーションが、当事者側にも必要である気がします。
(私自身が当日嫌な思いをしなかったので、こんな余裕のある書き方ができる、というのは認めますが💦)
無意識の差別については、前にも記事を書いたことがあるので、気になった方はご覧くださいませ。
ただ楽しいだけには終わらなかったTRPかもしれませんが、知り合いと顔を合わせる機会、色々と考えるきっかけをくれたTRPには、素直に感謝しております。
イベントに関わってくださった皆様、ありがとうございました!
TRPについては、一足先にRadiotalkでも話していましたので、こちらもぜひ!