小説の基本まとめ〜小説新人賞の攻略法(18)
崖っぷち作家のニジマルカです。
「新人賞の攻略法」18回目です。
今回は小説の基本まとめです。
17回目はこちらです。↓
4.まず守りを固めよう
新人賞をバトルだと考えるとわかりやすくなります。
編集者というラスボスを倒せば勝ちです。
バトルには攻撃と防御がありますが、まずは防御から考えるといいでしょう。
小説における防御とは何かというと、「ツッコミ」を入れられないことです。
編集者や読者は「ツッコミ」という形で攻撃を加えてきます。
「文章が下手すぎる」
「物語が破綻してる」
「キャラの性格が変わりすぎ」
これらはすべて攻撃です。
攻撃が当たりすぎると、もちろん負けてしまいます。
小説を要素に分解すると、以下のようになりますが、
・文章
・物語
・キャラクター
・設定、アイデア
「守りを固める」というのは、上の各要素を「ツッコミ」を入れられないレベルまで引き上げることをいいます。
5.文章・キャラ・話・アイデアのレベルを上げるには
小説の要素ごとにレベルを上げていきましょう。
そのためには、
1.文章 : 1冊文章系の本を読む
2.物語 : 1冊ハリウッド脚本術的な本を読む
3.キャラクター : 履歴書、キャラシートをつくる
4.設定、アイデア : 売れた作品を真似する
くらいすればOKです。
1、2は本を読めばいいので簡単です。
3は、初心者ほど面倒臭がってやりません。
ですから、3をやるだけで、他の人より優位に立てます。
4は、売れた作品のバリエーションを作ると考えればいいです。
登場人物や舞台、時代を変えるだけで、まったく別の物語になります。
6.武器を確認しよう
防御ができたら、次は攻撃です。
小説の要素はこうでした。↓
・文章
・物語
・キャラクター
・アイデア
「この要素のどれかで攻撃すればいい」と考えるかもしれませんが、そうではありません。
実は、小説の要素はまとめると、
1.アイデア
2.技術(文章、物語、キャラ)
の2つに分けられます。
文章や物語づくり、キャラづくりというのは技術です。
小説とは、ある「アイデア」を、「文章」「物語」「キャラ」という技術で具現化したものだと考えるとわかりやすいでしょう。
ですから、極端に言えば、「アイデア」にしか攻撃力はありません。
たとえれば、「アイデア」という腕力で、「文章」「物語」「キャラ」という武器を操って攻撃するということです。
文章が上手くても、物語構成ができても、必要なキャラを作れても、受賞できるわけではありません。
それは誰にでもできるからです。
つまり、技術では差がつかないのですね。
差がつくのはアイデアしかないのです。
ちょっとピンとこないかもしれませんが、要するに「アイデアでしか勝負できない」と考えればいいです。
これは新人賞でも市場でも有効な考え方です。
おわりに
新人賞の攻略法18回目「小説の基本まとめ」でした。
次回は「アイデアの出し方まとめ」です。↓
それではまたべあー。