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まず守りを固めよう〜小説新人賞の攻略法(4)

崖っぷち作家のニジマルカです。

「新人賞の攻略法」4回目です。

3回目はこちらです。↓

新人賞はバトル

これは以前にも書いたことがあるのですが、新人賞を「バトル」だと考えるとわかりやすくなります。

バトルというのは、RPGなどでよく見るバトルのことです。

武器や防具を買い揃え、体力や魔力を上げて、敵と戦っていきます。


新人賞の場合、倒すべき敵は編集者です。

作品という武器で、敵(編集者)をすべて倒せば、受賞できます。

最終的には市場に出ますから、最後の敵は読者です。

たくさんの読者を作品で倒すことができれば、市場で勝利を収めることができます。

小説を要素にわける

さて、新人賞をバトルだと考え、これから武器や防具について見ていくわけですが、武器や防具にもさまざまなものがありますよね。

防具で考えるとわかりやすいですが、兜や盾、篭手、鎧など、体の部位ごとにいろいろな防具があります。

頭や腕、胴体などの体の部位は、たとえると小説の要素に当たります。

そこで、小説を要素に分解しておきましょう。

小説を要素に分解すると、以下のように、4〜5つくらいに分けられます。

・文章
・キャラクター
・ストーリー
・設定、アイデア
・テーマ
(テーマはそこまで重要ではありません)

ここまでわかったところで話を進めましょう。

読者からの攻撃とは

まずは防御を固めることから始めます。

小説における防御とは何かというと、「ツッコミを入れられない」ことです。

本を読んでいて、「話が破綻してる」とか「キャラの性格変わりすぎ」とか「文章下手すぎ」と思ったりすることがありますよね。

これがツッコミです。

ツッコミとはとりもなおさず、読者からの攻撃です。

攻撃を防ぐ

敵(読者)は、さまざまな体の部位に対して、攻撃を加えてきます。

ですから、やらなければならないのは、攻撃されないように防御することです。

体の部位というのは、小説の要素のことでしたよね。

つまり、先ほどの小説の要素、

・文章
・キャラクター
・ストーリー
・設定、アイデア

のそれぞれに対し、ツッコミを入れられない(攻撃されない)ところまで、防御力を上げておかなければならないということです。

要するに

・文章は下手すぎず
・キャラは軸をぶらさず
・ストーリーは破綻させず
・設定やアイデアは陳腐すぎない

と、その辺りまでレベルを上げる必要があるのですね。

それぞれのレベルをどうやって上げるかは、次回に続きます。

今回のまとめ

新人賞の攻略法4回目「まず守りを固めよう」でした。

1.新人賞はバトル
2.敵は編集者。ラスボスは読者
3.読者からの攻撃はツッコミ
4.防御する=ツッコまれないようにする
5.小説の要素それぞれをツッコまれないレベルまで上げる

次回は「文章・キャラ・話・アイデアのレベルを上げるには」です。↓

それではまたべあー。




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