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小説のちょっとしたコツ

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小説のちょっとしたコツや小技、考え方などの記事をまとめています。「文末の処理」「描写の考え方」「ページ数と内容」ほか。
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#方法

情報提示の基本〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「情報提示の基本」です。 シーンにおける情報提示小説は、読者に情報を示す → 理解してもらう → 次の情報を示す……と情報を提示しながら進むものです。 小説における情報提示は、全体的な物語のレベルから文章レベルまでいろいろありますが、まずはシーンにおける情報提示について押さえておきましょう。 知っておくといいことをご紹介していきます。 基本の考え方最初に、情報提示の基本的な考

読者が好きなものを書く〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「読者が好きなものを書く」です。 自分が好きなものばかり書いていないか書き始めのころは特に、読者のことなど考えていられません。 書くのに精一杯だからです。 ですから、ついつい書いているものは「自分が好きなもの」になりがちです。 気づけば、自分が好きなテーマ、好きなストーリー、好きなキャラばかりを書いていたりします。 もし、それが受け入れられているなら、とても素晴らしいことで

タイトルのつけ方〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「タイトルのつけ方」です。 中身よりタイトルが大事まずはタイトルの重要性についてはっきりとわかっておきましょう。 読者は「中身が面白いから」読むわけではありません。 中身を読む前に読むかどうか決めるのですから、当然ですね。 では、何を見て決めているかといえば、それはタイトルです。 タイトルを見て「面白そうだな」と思うから読むのです。 もちろん中身が良いに越したことはないの

「面白い」の反対は「よくわからない」〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「『面白い』の反対は『よくわからない』」です。 「面白い」の反対誰でも、面白い(興味深い、感動する、ためになる、なども含めて)小説を書こうとしています。 ですが、面白くしようと考える前にやっておくべきことがあります。 それは「わかりやすくする」ことです。 わかりにくいものは絶対に面白くなりません。 ヒット作品を考えてみればわかると思います。 ヒット作はすべてわかりやすいの

話を盛り上げるには〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「話を盛り上げるには」です。 盛り上がりの原理小説を書いていて、「いま一つ盛り上がらないなあ…」と思うことがあると思います。 盛り上がりには原理があります。 簡単にいうと、方向の違う力同士がぶつかると盛り上がるのです。 図にするとこうなります。↓ ぶつかったエネルギーが上昇することで、盛り上がるわけです。 ですから単純に言うと、「盛り上げたい」と思ったら、誰かと誰か、何か

最後まで読んでもらうには〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「最後まで読んでもらうには」です。 読者は得をしたいまずわかっておいた方がいいのは、読者が小説を読む理由です。 なんのために読者は小説を読むのでしょうか? 結論から言うと、読者は得をするために小説を読んでいます。 得は人それぞれなのですが、たとえば以下のようなことですね。 ・面白い ・感動した ・泣けた ・知識が増えた ・心が暖かくなった ・癒やされた ・考えさせられた

主人公は同じことを繰り返しているだけ〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「主人公は同じことを繰り返しているだけ」です。 どう展開させればいいかわからない「主人公を決めておおまかな話は決めたけど、章ごとの展開が思いつかない……」 短編を書いてきた人が長編に挑戦すると、そうなりがちかもしれませんね。 ですが、おおまかな話が決まっているなら、章ごとにやることは簡単です。 たとえばおおまかな話が「誰かを助ける話」なら、各章でも誰かを助ければいいだけです。

主人公より敵を考えよう〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「主人公より敵を考えよう」です。 敵を出そうエンタメ小説では敵がいる方がわかりやすいですし、話も盛り上がります。 もし敵のいない小説を書いているなら、なにかしら主人公を邪魔する存在を出した方がいいです。 単純に言うと、敵とは、主人公の動機と正反対の動機を持つ人物のことです。 正反対の動機を持つので、必ず衝突するのですね。 人物と書いたのは、目に見える存在にした方がいいからで

好きなものを書いて上手くいかないとき〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「好きなものを書いて上手くいかないとき」です。 自分の好きなものが受け入れられない最初は誰でも自分の好きなものを書くと思います。 それがそのまま受け入れられたなら、とても幸運です。 自分が好きなものと、読者が好きなものが同じだったということですから、そのまま進めばいいです。 ですが、受け入れられないなら、どうにかしなければなりません。 もちろん、それでいいなら何もしなくて構

書き始める前のチェックリスト〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「書き始める前のチェックリスト」です。 長編を書く前に長編を書くには時間もエネルギーも掛かります。 ですので、できれば良い作品を書きたいですよね。 (良い作品というのは人それぞれなのですが、おおざっぱに、ここでは、「たくさんの人に読まれる作品」としておきます) そこで、書き始める前のチェックリストを考えてみました。 簡単なリストですが、これくらいをクリアすると、少なくとも普

伏線で気をつけること〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「伏線で気をつけること」です。 伏線とは最初に「伏線」とは何か説明しておきます。 簡単に言うと、後の展開のヒントを事前に出しておくことです。 因果関係を明かさずにほのめかすこと、とも言えますね。 伏線が回収されると、「ああ、あれがそうだったのか!」と、驚きとともに納得が起こります。 驚きとは、隠れていたものがあらわになったときに起こる感情で、納得とは理屈が通ったときの感覚で

読者を決める〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「読者を決める」です。 誰が読むのか何かを書くのは、やはり誰かに読んで欲しいからでしょう。 ところで、どういう人に読んでほしいですか? 読者を決めて、作品を書いているでしょうか。 その読者は普段何を読んでいて、どういう作品が好みなのでしょう。 年齢はどれくらい? ライフスタイルは? 読者を決めずに書くことも悪くはありませんが、決めれば決めるほど、作品は強くなります。 決

全力を出さない〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「全力を出さない」です。 全力を出すとどうなるか「何ごとも全力を出さなければ!」と考えている人も多いと思います。 確かに、全力を出すのは良いことです。 本気で臨まないと、なかなか物事を成し遂げることはできません。 私も全力の姿勢は必要だと考えています。 ですが、作品に全力を込めてはいけません。 全力を出して書くと、その作品は気持ちの悪いものになるからです。 気持ちの悪い

年齢層を下げる練習〜小説のちょっとしたコツ

崖っぷち作家のニジマルカです。 小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「年齢層を下げる練習」です。 読者層を意識する小説を書くときは、おおよそこのくらいの年齢の人が読む、と読者層を決めているものです。 決めていないときは、だいたい自分と同じくらいを想定しているはずです。 ずっと同じような読者層に向けて書いていると、題材も書き方も同じようになっていきます。 それが続くと、なんとなく手癖で書くようになるのですね。 いつも通りの書き方をしてしまうの