ゲームやアニメのキャラクターに 憧れる 子どもたち
「模倣(マネ)をしたい子どもたち」
ゲームやアニメの中のヒーローに
夢中になるのは
今も昔も同じ。
テレビがない頃は、
「おはなし」の中の主人公が
子どもたちの憧れでした。
グリム童話やむかし話には、
シンプルな
「良いことをすれば幸せに、
悪いことをすればバチが当たる」
というメッセージが
隠れているので、
子どもは繰り返しお話を聞き、
その姿をまねしたり、
ごっこ遊びをすることで
自然と、
「善悪のこと」
「ヒトとしてのふるまい」を
身につけていきました。
現代のヒーロー、ヒロインにも
そうした要素がある物語も
あるかもしれません。
けれど、一番の違いは
グリム童話、昔話は
「作者不明」なことです。
誰が作ったかは分からない、
けれど語り継がれているのは
どうしてでしょう(?)
ゲームやアニメは作者や
制作チームがあり、
その目的は「売れること」です。
子どもには、
「憧れるものをマネたい」という
本能があります。
昔ばなしやグリム童話に一度
どっぷりと浸かった子は、
ゲームやアニメとの違いを
本能的に感じます。
けれど、
童話に出会う機会が
少なかった子は、
「マネたい」気持ちを
目の前のゲームやアニメに向けます。
だって、それしか知らないのですもの。
もしあなたが、
何日もおなかが空いていたら、
目の前のジャンクフードでも
食べますよね？
有機野菜がいい、とか
添加物が、とか言わないはず。
それと同じです。
小学生、中学生になっても
改めて「グリム童話」を読むのも、
とても新鮮ですよ。
大人の方もどうぞ。🌟
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