メンバーの代わらない長寿バンドの構造【コトバビタミン】第158回
メンバーがほとんど代わることなく、活動を続けられているバンドについて、バンド活動経験のある著者がかなり個人的な視点でその要素を分析してみた。
思いつく要素をあげてみる。
・圧倒的な天才カリスマのセンターがいる。
・メインで楽曲を作っているメンバーが、他のメンバーからその凄さを認められている。
・カリスマメンバーが作った曲を最大限に輝かせるために他のメンバーが演奏している。
・カリスマメンバーが、技術面ではなく、メンバーを人で選んでいる。
私の知る代表的なバンドは、ミスチル、スピッツ、エレカシ、バンプなど。
もっと長寿で見ると、アルフィー、安全地帯、サザンあたりかな?
売れている度合いに関わらず、こういうバンドはほとんどメンバーが代わらず活動を続けている。
メンバーの進むべきベクトルが同じ方向を向いており、共に成長している状況にある。
これは、バンドの理念が統一されており、メンバー全員がブレずに動けているからだろう。
もちろん、当たり前にこの状態が続いている分けではなく、ターニングポイントで理念に沿ってそれぞれの意思や方向性を確認する機会を設けているはずである。
企業の経営でも同じように考えられそうである。
それはまた次の機会に。