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場当たり時のビヨ
ついに!ゲネ&初日!
BEYOOOOONDSとの付き合いも長く(グループとしてはまだめっちゃってほど付き合い長くないけど、グループ結成前から歌を教えてた子が多いので)なってきましたが、改めて思うことがあります。
パフォーマンス全般に於いて、グループ内の平均点の高さがエグい!これはメンバーみんながみんな、意識高まるだろうな…場当たりも、優秀過ぎて進むスピードがとんでもないです。
ここで専門的な小噺を少々…
ミュージカルのナンバー場当たりってね、キャストは実際のスピーカーの位置や客席の反響による様々な音量を確認して歌っていく作業になるんですよ。照明や衣装やメイクや劇場の空気(乾燥してたりとかホコリっぽい劇場もあります)にも慣れながら、稽古場とは袖から舞台までの距離が変わったりとか、天井高いなーとか、ここ蓄光欲しいなーとか、ごはん休憩何時だっけなーとか、色んなことを常に考えながら。もちろん、役として芝居のことも考えながら。
だから、色んなことに気を配りながら自分の意見をしっかり伝えられるハートや語彙力を持っていないといけない大事な時間なのです。
ぶつ切りでゆっくり止めながら進めていくので、いちいち本気になる集中力(長時間)も必要。
そんなナンバー場当たりで、こんなに全員が自分の言葉で意見を言えるグループはBEYOOOOONDSが最高峰じゃないかなと、思います。
もちろん歌唱指導目線での1意見ですが。
ナンバー場当たりでキャストにとって1番大事なのは、中音(なかおと。舞台の中と客席では、歌いやすくするために音バランスが違います。舞台の上でキャストが聞く音のことです)がどう聞こえているか、やりやすいかやりにくいか、オケを上げて欲しいか自分の声の返しを上げて欲しいか伝えることです。
「なんだかよく分からないけど、稽古場と変わったからなのか、やりにくい…でも何て言ったら良いか分からない…」
てなっちゃう子がほとんどです。初めての頃は私もそうでした。
それがどうでしょう!ビヨの子達ときたら!1人残らずちゃんと自分の言葉で意見が言えるのです。
「自分の声の返し上げてください」
「先生!中音はズレて聞こえるんですが、外音(客席の音)は声とオケってズレてませんか?」
「オケがボワッとして聞こえるので、リズムが取りにくくて。オケのリヴァーブかなぁ…」
「舞台ツラ(前面)に行くと声の返しがなくなっちゃう感じです!」
「このナンバーは声の返し強くない方が歌いやすいです」
などなど。
ヒィイイイ末恐ろしい
場数踏んでても、言えない子は言えないんですよこれほんと。コンサートでイヤモニするのとも全然感覚違いますし。
ベテラン役者の中には「オケ4dB(デシベル)上げて下さい」って言う人もいますが。←敬意と親しみを込めてデシベルおじさんと呼ばれてたりします。超頼りになります。
そんなこんなでですね、現在新良は、全ての現場にBEYOOOOONDSが居てくれたら良いのになって、、思ってます!それくらい信頼してます。
はー!ゲネも頑張ろう、そして初日を楽しもう!!!
「眠れる森のビヨ」楽しみにしててください♪
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