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今なら書けそうな気がする、デザイナーのキャリア問題

※この記事はしがないデジタルプロダクトデザイナーのキャリアについての戯言です
※すっごいポエムっぽくなっちゃったので斜め読みくらいで読んでもらうのをオススメします・・・。

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デザイナーとしてのキャリアをどうしていこう?と考える瞬間は、生きていると何回かくる、ターニングポイントのようなモノだと思う。

何度か私にも、そういう時があり、その度にReDesignerに壁打ちをさせてもらったりしました(笑
※ReDesignerはキャリア相談を行なっているので、市場価値やロールモデルの話を聞くにはよいところだと思います

デザイナーの多くはおそらく、現場が好きで、作ることが好きで、マネージメントなどはあまりやりたがらない人が多いと思う。
マネジメントよりもスペシャリストになる、といったロールモデルが増えてきているのもその辺りが関係するのかな、などと考える。

でも私個人が思うのは、"作ること" が安定してくると、その先が絶対に気になってくる、ということ。

今の会社に入社した時、「CXデザイナー」という肩書きを与えられたものの、当時は作る体制を整えることで精一杯だった。

デザイナーが考えていることを周囲に伝え、理想を描き、ギャップをつぶす…。そうやって試行錯誤し、PdMとエンジニア、デザイナー、それぞれの担当領域が確立してくると安定したアウトプットが出せるようになってくる。

そうすると一段視座が上がるというが、別の課題が見えてきちゃう。たぶんこれは絶対そうで、それは自分以外の部署だったりする。
何かのきっかけでこういう課題があるって聞いて、そちらを解決するために立ち回り始める、そうして気がつくとプロダクトまで影響を及ぼしている・・・。

当たり前なんですが、会社って全部の部署がうまく(?)いってないと、効果をうまく出すことができないんですよね。特にSaaSと呼ばれているものは、他部署との関係が密接で、どれをとってもお客様の体験にダイレクトに関係する。

そういうのをこの3年くらいで実感してきて、やっぱり会社で一番大事なのは「人」だと痛感した。
そして、いかに越境することが大事か。
マネージメントというのがなんなのか、あまり言語化できていないけど、上とか下とか考えずに言えば、目の前の人にどうやってやる気を出してもらうか?マインドチェンジしてもらうか。なのかもしれない。

こういうふうに動いてほしいけど、うまく動いてくれない、みたいな悩みが出ることがある。これがもしかするとマネジメントの本質なのかもしれない。

で、この辺りの立ち回りが得意なのがデザイナーではないのか?というのはすごく思ったりするわけで・・・。
「巻き込み・ファシリテーション・問題提起」この辺りのスキルセットを磨くことがとても大事だと思う。1人で何かを作る世界はもうとっくに終わっていて、いかにみんなで作るか、引き出せるか?ということは、それに向けて設計が必要なわけで。それも広義の意味でデザインになるのか。

でもそうすると、すべてがデザインになっちゃうわけで。
設計していないことなんてほとんどないと思うので。
そういう意味で、デザイナーができることは多いし、楽しいと思える領域も単純に多いのではないのだろうか?と思ったりする。
だって設計(デザイン)が好きだから。

そしてやっぱりデザイナーの一番の強みは「アウトプット」である。これは間違いない。先日の「夜まで生トーク!〜デザインの先にあるビジネス価値」のイベントでも言っていたけど、「可視化さえできれば前に進むことができる。」これは本当に共感できるポイントで、今後意識的に行なっていかなければならないこと。
アウトプットさえあれば、意見を聞くことができる、間違っていることを知ることができる。
それがない状態が一番問題で、やっかいで、膠着してしまうのかなと思う。

とりとめもなく書いてしまいましたが、キャリア問題とどう関係するのかっていうと、できることはたくさんあると思うので、ビジネスをやりましょうに尽きる、というのが私の個人的な意見です。
どうやって会社の売上が得られるのか、なぜ会社が選ばれるのか。
本質的なことを突き詰めていくと、絶対にプロダクトに繋がってくる。ここに気がつけると仕事はもっと面白くなる・・・はず。

割と歳をとってきて、だいぶ見えてきたものがあるなぁとひしひしと感じていたりするので、悩んでいる人の何かヒントになれば幸いです。

【追記】上司と話してマネジメントはそんな甘っちょろい話ではなかったとさとる・・・。(そりゃそうだ・・・)大事なことは客観性。いかに会社にとって "正しい" チームづくりができるか?
そのためにリーダーは時に厳しく、部下を導かねばならない!!


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