幻想と夢。
若かりし頃、私には夢があった。
純粋で壮大な夢が。
今もそれを叶えたいと思っているが
昔とは違う。24歳という数字を刻まれて
石橋を叩くオトナに近づいていく。
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私は世界中の子供たちに寄り添いたかった。
旅で見る貧富の差に心が痛くなりいつか私はこの子達を救うんだ。と勝手に使命感にかられていた。
でもそんな綺麗事が通じる世界だろうか?
そして私は何様だったんだろうか。
あの子たちはお金が無くても笑っている。
それでいいのではないだろうか。
私にはまだわからない。
救っていいのか、
私がやろうとする事で救われる人がいるのか。
だから私は世界を回ることにした。
自分の目で見て"良い事とは何か"考えたくなった。
何もない空っぽの私は
少しの人の役にしか立てないのではないか。
1人しか救えないのではないか。
一回しか救えないのではないか。
私にはまだわからない。
世界というものが何でできているのか。
それぞれの人が何を考えているのか。
だから私はビジネスをすることにした。
遠回りだけど勉強することにした。
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人間は頭で考えていることだったら実現できる力を持っている。だからこのまま進もう。
頭の中でシナリオはできている。
頭の中で魔法はできている。
私には夢がある。
計画的で道が見えない夢が。