見出し画像

オルタナ祭参加曲の感想+おれの曲の解説04

冬なので寒いですね。
寒・トットマンです。
(寒・トットマンです。???)

なので熱くなるためにはやはり「ボカロオルタナティブ祭2024」の参加曲を聴かねばなるまいんじゃあないでしょうか?

あなたもそう思うでしょ?
(思わなくても導入に割く文はあまりないのでそう思ってください)

というわけで聴いていきましょう。
飽くまで私の感想であって、だからあまり気にする必要性はないですからね、その曲を創ったひとたちも、その曲がすきな人たちも


くすぶる/ねむる | aliceBlue feat.初音ミク,裏命

良いっすね~
可愛くてすごく切ない……? 
エモーショナルで良いですね。

曲の歌詞のキャラクターの感情にリンクするように変わる曲調もすごく聴きやすくて、私の感情をぶんぶんさせてきます。
ガチャガチャと掻き鳴らす具合のギターの音も好きです。

ミクと裏命(←なぜか変換できない)の使い方、使い分けも神がかっているな。
しかもすごく出し惜しみなく直球の表現って具合で最高です。
一切の妥協もおふざけもない純度100%の表現が最高。



「タートル・ダッシュ」 / CalcuL' feat. Ryo (Synthesizer V)

いいね~。

ギターの音がちゃんとしてていいですね。
私ならカートに倣って、いやもっとやっちまえという感じでぐっちゃぐちゃに演奏するけど、カッチリとしてて綺麗です。

左のギターが鳴ったり鳴らなかったり、ONとOFFを繰り返すことで静と動のインターバルをつけてるのがすごい良いアイデアだな~と思います。

全体的にカッチりしてて美しくて聴きやすくてすきですね。
メロディもボーカルの声質にすごくあってて、構成も綺麗で、こう……作者の人の妥協のない性格とかきちんとしてる感じなどなどを感じ取れて良いな~と思う。

なんか人間性って音にでるよね。
私の音楽を聴いた人にも多分、私の雑さとか短気さとかを見透かされているのだろうな~。人間性の厭さだとか。


……ところでアキレスと亀って漫画とかの色んな説明によく出てきますけど「そうなのか~~???」と、なる。
イマイチ納得がいかない。
ギリシャの偉い人の頭に鷹を用いて現実の亀をお届けしたくなる。


放念列車 / hiramasa feat.重音テトSV

これ良いんスよね。

ギターの音が全部良くて、良いです。(良いです)

メロディもこう、左と右のギターの間でぐるぐるしてる感じですき。

ギターのフレーズのアイデアが色々楽しくて最高だな。

展開も素直で変なことしてなくて良いな。
牧歌的……では全然ないけどちょっと田舎っぽい感じがして良いな。
都会にはない感情の”いびつ”さというか。
そういうのを感じて好きだな。

列車ってのも良いね、電車だと明言されるとさ、私徳島に住みしものだから一切共感の余地がないからさ。

良いな~。


ばいばい!天国さん/セネキオ【可不ーボカロオリジナル曲】

Windowsムービーメーカーかい!(←くそつっこみ)

動画のチープさとは裏腹にめっちゃいい音だしめっちゃ良い曲です。

音の荒野っぽい感じの雰囲気が最高ですね。
……最高です。

ざらざらしたギターの音の質感と可不の可愛い声がすごくマッチしてて良いなー。

そしてセンスが溢れ出てるド直球のメロディも良い。
「おらああっ!!!!!!」って具合で”良さ”でオラオララッシュをくらってるみたいな音楽。
「無駄無駄無駄無駄」と受け流すことなんてせずにそれに身を委ねたらきもちよくなれる。

最高。

チープな動画も実は良いな。
確信犯というか……あえてのアレだな。

あと動画がシンプルだと歌詞とかの意味をちゃんと追えて良いっスよね。


ダビングデッド/重音テトSV

ぎゃははははっ!!!
良いな、最高だな、貴様!!!(貴様というのは本来目上の人に向けて使う言葉らしいので私はとても礼儀正しい)

こういうのでいいんだよ。
マジでさ。

魂に沁みるわね。
ジャッギ、ジャッギのギターが。

歌詞もキレキレで、でも優しさもあって好きだな。

私は何かしらのシーンや文脈に迎合することを嫌って(他の人がする分では良いのです、愛があれば、尚、最高)あえて外しまくった音と言葉を使う人間だからそこまで歌詞は喰らわなかったけど、それでも魂は強く共振した。
言語化とメロディに当て嵌めるセンスが最高だ。

ちょっと「HATED JOHN」の人っぽさを個人的に感じる言葉遣いというかリリックのセンスですごい好きだな。

私は割とジャズマスターがほしい側の人間だけどこういうのを聴くとテレキャス、欲しくなるな~。


のらばら/初音ミク

いいね~。

カルチャーって感じで……。
何の? と聴かれるとわかんないけど、居心地はとても良いです。

大昔のボカロのコンピ(オルタナとか関係ないやつ)とかに入っててもいい感じもあって、こう、メジャーな音楽とは違う、アングラな感じを感じるような……小学生だった僕ちんはヘッドホンをつけてCDプレイヤを前にしてニヤニヤしてる……ような……(ような???)


とにかくちょっと懐かしい気分になれて、かつ知らない”カルチャー感”を楽しめるような音楽です。
場所だと、大阪の通天閣とかあのあたりの雰囲気(幼稚園の時以来行ってないけど)

……。
多分読んでる人は「どういうこと??」って感じでしょうが、これの良さはわりとそういう雰囲気にあると私は思うので抽象的なことを書き連ねるしか私の”すき”を語る方法はないのです。


水槽(feat. 可不)

ちょっとケルトっぽい民族っぽさと作者の人の個人的な、心象風景感が交わる感じのイントロがすきだし。

可不(←なんで”花譜”さんの方は変換ででるのにこっちはでないの???)の声のふわふわしつつ「バッチリ」とした音の感じがめっちゃ良い。

やっぱすごいなんというか、お祭りっぽさという、大勢の人間がやるタイプの音楽と(民族的?)個人的な拒絶感さえある、ATフィールドの内側というか、そういうのを感じる。
それらは溶け合うことなくでも混じり合ってて……その感じがとても美しく感じる。

巻き舌の可不もいいですね。



どれだけ歩いても遠いまま / 初音ミク

イントロで単に奇妙なだけの音楽なのかな、と思ったのだけれど(お前が言うな)

こりゃあ芯のある、アルデンテなオルタナティブだぜ。

音の揺れが気持ちいいな。

ズルズルと引きずられていくみたい。
垂直に空中に。
でも平衡感覚は確かに失わなくて、なんか、Z軸に引き伸ばされているような感覚がある。

エドワード・エルリックに聴かせたらコンプレックスも解決できるかもしれない。


バキバキに歪んでいるのに芯があるギターが素敵だなと思う。
ちょっと民謡……? というか、地方に残っているふるい音楽のワンダーに近しいものも感じられる演奏も素敵だ。

……こんな素晴らしいMUSICがコメント7件ってやばない?


一旦、やばない悠か。


まあおれ、ROM専だからコメントしないけど……。


こころはうちゅう、ゆめはめまい / SATOU PONO feat. 葛駄夜音 【#ボカロオルタナティブ祭2024】

オリエンタルフレーズ? だっけ?
あれをぐちゃぐちゃにしたと思われるギターのイントロがすげえ良い。

良い意味でガタガタで最高だな。
最高かよ。

こういう表現ができる人の作品を聴くと良いな~と思う。
優しいのにゴン攻め(そういうBLではない)できるのは最強だなと感じる。

まさかエレキギターもこんな音を出すために演奏されると思っていなかったであろう、エフェクティブな音作りもいいな~。

隙がねえな。

完全無欠とまではいわないけど、それに等しいオルタナティブの理屈を感じた。
オルタナティブ原理主義的な人もきっとこの音像にはねじ伏せられるしかないだろう。



Village / 初音ミク

ミクたそかわゆ過ぎィ! 結婚してキボンヌ……(←ミクの可愛さのあまり時代感のわからないおたくになる男)

きらきらしてて、斜に構えてて、でも泥臭くて、前向きに疾走するようなオルタナティブ・ロックなんてのを、嫌うやつなんて勿論いませんよね。

単純に音楽の気持ちよさでゴリ押ししてくる感じがすきだな。

最後の方の左のギター、すきだなぁ。

ドラムの音も良いね。
気持ちいいな。


隣の目feat.鏡音リン&鏡音レン/カミナシ

波のようなメロディがいいな。
波と砂浜の境界線で居座ってみる遊びをするときみたい。

実際の海は割ときらいな方ですが(山々の方がすきだ)
この音楽のそういう感じはいいですね。

いい感じに畏怖感とかきらきらした美しさとかがメロディにあって。
リンとレンの声の使い方もうまいな。
ふたりの美味しいとこを使い尽くすとこも、美しい。
センスが良い。

……ベース良いなぁ。
めっちゃ良い。
全てのトラックをいい具合に引き合わせて一体感を出しつつ、でもベースの良いとこは、聴衆の関心はかっさらってくようなとこがニクイな~。

ギターもたまんねえな。
深夜の人さんのギターめっちゃすきだな。
演奏は言うまでもなくうまいし、独創的でもあるしちょっとパンクっぽい意識も感じさせてくれてかっこいい。



NYANDEMONIUM!!!!! / 可不

ギターのリフが良いよな。
ずっと聴いてたいなと感じるループっぽさがとてもオルタナティブだと思う。

サビもいいけどやっぱリフのとこが良いな。
このリズムと音価が小気味よさとまとわりつく感じの両方良さをもっててすき。

サビは美メロなのが良いな。
こだわりを感じる。

16歳ボカロPらしいけどどうなんだろう。
そういうジョークなのか、マジなのか。

まあどのみちこのみち、実は百歳の人が創ってようと私のすきな音楽は私のすきな音楽という部分では変わらないので、私の興味が領域ではあるがネ。



ヤーヤーヤー/けんB feat Mai

あんまこんなこと書きたくないけど、やっぱサムネでちょっと損してる気がしますね。
めっちゃ動画凝ってるのに……。

音楽もめっちゃ良いし、世界観も素敵だな。

素敵しか言えることないくらい素敵な音楽だぜ。

おしゃれでちょっと可愛くて良いね。

夜が開けてくるような雰囲気の終わりもオシャ。(←御洒落、という意味)


関係ないけど聴く前はタイトルからしてあれかと思った。
あの、「どーらえもーーーーーん」のアレのパロディ的な曲かと。
パンクロックの~……。
フラッシュの~~~……やつ。(←全然世代ではないのでその覚え方はしてない人)
FPSのフラグムービーとかで掛かったら熱いやつね(←そういう世代の人)

あれ良いよね。
単純にかっこいいし、適度に深みもある音づかいで。



小薔薇ガスイタ - 重音テト

ぎょえ~~~。

良いな。
かっこいい。

乾いてる音ですき。

各トラックの効果的な音の使い方も最高だなって思う。

カノンのメロディを引用をするとことかはハイ・センスが溢れ出ててすきだな。
(関係ないけど私も今回のオルタナ祭の曲でカノンのメロディ……というかアクセントをギターで引用したので、シンパシーを感じる)

やっぱカノン、良いよな。

音の使い方が素敵だな。
良い音像を創ってる。


慟哭 / ほたか feat.重音テト

SVテト、個人的には……まあ好きだけど……って感じではあるのですが、上手い人が使うととても良いな。

なんか、付き合ってる彼女とかがこういうのを聴いてたら良いな~と思う。
拙僧には彼女はいませんが……。

いい感じの重さと綺麗さがさ、
繰り返される言葉の重みとか想いとかがリフレインするたびに”増して”いく感覚がすきだな。
”侘助”に、切られてるみたい。



はい、今回の曲紹介はこれでおしまいです。

続いてのコーナーに参りましょう。

私の自曲解説コーナー

やってまいりました。
どうもオルタナ祭に2枚のアルバムをあげし者です。
(巡回生放送のオルタナ祭主催者の方の反応をみるにオルタナ祭でもかなりイレギュラーな行為らしいな。一応一回目から参加してる私だけど、度々になんか気分が良くなくてちゃんと聴けてなかったので、私が最初の試みだとは思わなかった)

今回は上のアルバムの最後の1曲と下のアルバムの2曲を解説します。


「Wonder A」

すごく個人的な歌だな、と思う。

そんで少し入れ子構造的でもある。
歌詞の「アリス」の対象の、矛先がこう、それぞれのアリスに行ってるというか。

うーむ。
説明が難しいな。
難しい表現だから歌にしてるわけですが……。


MVは何かしらのMVの好きな、面白いなと思っているとこのパロディとかだったりします。
質はかなり低いですが、まあ楽しく作れたのでよし。


この曲を書いた頃はずっっっとヒトリエの「NOTOK」を聴いてて、それからも少しインスピレーションを得てる。
(「11月にNOTOKを聴いた回数ランキング」があるなら私は全人類の中でTOP20には入れると思う)

なんかあの曲聴いた時、初めて音楽やってきててちょっと損したな、と感じた。
初見の音楽の構造とか仕組みをすぐ解析して理解しようとする機構が私の脳に備わってしまっていることをちょっとだけ鬱陶しく感じた。

でもまあ、個人的にはこの曲でその”損”はプラマイゼロにできたかなと。
そのくらい自分ではよくできた、アルバムの締めに相応しい曲だなと思ってる。


【少女オルタナティブロック】「赤い髪の女の子と狭めフレーム/新見凶犬(feat.初音ミク)」【ボカロオルタナティブ祭2024】

シンプルな曲です。

様子がおかしいドラムとかが個人的に推しポイント。

左のギターもかなりめっちゃくちゃなリズムで弾けたかなって感じでお気に入り。

右のギターは曲の主人公の感情をなぞるようにかなり、エモーショナルに弾いたつもりです。

どおでしょうか????



【酔い酔い系オルタナボカロ曲】「酩酊している風は停滞して消えた/新見凶犬(feat.初音ミク)」【ボカロオルタナティブ祭2024】

巡回生放送で、その回は私の曲を全部聴く(彼は投稿順に聴いてるので完走するにはそれをしなくちゃならない)というかなり、”禅”なことを主催者の方はしていらして、私は他人事のように「がんばれー!!!!」とプリキュアを応援する女児のように観ていたのですけど。
(プリキュアで言うとこの場合私は敵側だと思うけど)

その時に(たしか、この曲ではないけど)

「なんか、カート・コバーンが生きてたらすげえ褒めそうな音楽だな~」と主催者の方は褒めてるのか貶してるのかわかんないことをおっしゃってて私に電流が走りました。

「うわあああ!!!!!! おれの音楽!! カート・コバーンが褒めそうな音楽やん!!!!!111!!!11」

と、めっちゃ思った。
あと、めっちゃ嬉しかった。

この祭の主催者の人はかなり音楽に精通してて例えだとか解説の言葉に重みとか深みがある方なのですけど。
それでも、その中でもかなり例えがドンピシャ過ぎて、それが意識の外からきたものだから震えたね。

けだるげに謎にでかいソファにもたれて「この音楽は最高だぜ!」とか私の音楽を褒めながら自分のすきじゃない音楽をディスってる映像さえ浮かんだ。

…………。

……。

それはそれとして、曲の解説に戻るけど。

早口パートのサビがすきっすね(解説というより感想)

各トラックのビート感をバラつかせることで酔ってる感じを表現しようとしたのです。

あと無駄にローがでてるギターとかもかなり気味の悪さと(低音がでてることでの)聴きやすさがあっていいかな~と思います。


まっ。
そんなとこかな。

じゃあ次も書けたら書きます。
フォローをしとけば、良いかもしれない。
(しなくても、良いかもしれない)


いいなと思ったら応援しよう!