PythonでPDFにページ数を挿入する方法（GoogleColab）

PythonでPDFにページ数を挿入する（GoogleColab）手順・ステップ

①PyMuPDFライブラリのインストール：
スクリプトの実行前に、PyMuPDFライブラリ（pymupdf）をインストールします。このライブラリはPDFファイルの読み込み、編集、保存のために使用されます。

②ライブラリのインポート：
PyMuPDFライブラリからfitzモジュールをインポートします。このモジュールがPDFの操作に必要な機能を提供します。

③PDFドキュメントの開き：
指定された入力PDFファイルパスを使用して、PDFドキュメントを開きます。これにより、ドキュメント内のページにアクセスできるようになります。

④ページごとの処理：
ドキュメント内の全ページに対してループを実行します。各ページについて、以下の処理を行います。
　1．ページオブジェクトを取得。
　2．ページ番号を計算（1始まり）。

⑤ページ番号の位置決定：
各ページの大きさ（幅と高さ）に基づいて、ページ番号を挿入する位置（通常はページの右下隅）を計算します。

⑥ページ番号の挿入：
計算された位置にページ番号を挿入します。これには、ページオブジェクトのinsert_textメソッドを使用し、フォントサイズ、色などのパラメータを指定します。

⑦変更の保存とドキュメントの閉鎖：
ページ番号が全ページに追加された後、ドキュメントの変更を指定された出力ファイルパスに保存します。最後に、ドキュメントを閉じます。

⑧スクリプトの実行：
定義された関数add_page_numbers_to_pdfを実行し、入力PDFファイルにページ番号を追加し、結果を別のファイルとして保存します。

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PythonでPDFにページ数を挿入する（GoogleColab）コードの解説

1．for page_num in range(len(doc)):

PDFドキュメント内の全ページに対してループ（繰り返し処理）を行うためのものです。
len(doc) は、ドキュメント内のページ数を返します。
range(len(doc)) は、0から始まり、ドキュメントのページ数未満の整数を生成します。これにより、各ページに対して順番に処理を実行できます。
for page_num in range(len(doc)): は、生成された各整数（page_num）に対してループを実行します。ここでのpage_numはページのインデックスとして機能し、0から始まります。

カスタマイズする場合：
特定のページのみを対象とするには、range関数の開始値と終了値を調整します。例えば、ページ3から5までの処理を行う場合は、range(2, 5)とします。

2．ページサイズの取得とページ番号の位置の決定

各ページの大きさを取得し、その情報を元にページ番号の位置を決定します。

page_width = page.rect.width と page_height = page.rect.height は、現在のページの幅と高さを取得します。
x_position = page_width - 40 は、ページの右端から40ユニット離れた位置をx座標として設定します。
y_position = page_height - 40 は、ページの下端から40ユニット離れた位置をy座標として設定します。

カスタマイズする場合：
40の値を変更することで、ページ番号の位置を調整できます。例えば、ページの端からより近い位置に設定する場合は、この値を小さくします。

3．page.insert_text((x_position, y_position), text, fontsize=12, color=(0, 0, 0))

計算された位置にページ番号を挿入するためのものです。

page.insert_text は、指定された位置にテキストを挿入するメソッドです。
(x_position, y_position) は、テキストを挿入する座標です。
text は挿入されるテキスト（ここではページ番号）です。
fontsize=12 はテキストのフォントサイズを指定します。
color=(0, 0, 0) はテキストの色を指定します（この場合、黒）。

カスタマイズする場合：
fontsizeの値を変更して、ページ番号のサイズを調整できます。
colorを変更して、異なる色のページ番号を設定できます。例えば、赤色にするには、color=(1, 0, 0)とします。
これらのコード部分は、PDFドキュメント内の各ページに対してページ番号を効果的に挿入するためのものです。カスタマイズを行うことで、異なるPDFフォーマットやスタイルに合わせた設定が可能です。

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完全にコピペ可能なコードは以下の通りです。