#43 新潟医療福祉大学の手話部が再スタートしました!
にいまーるは、障害福祉サービス事業を中心に手話普及活動も行なっている団体であり、ろう者と聴者が一緒に働く職場です。
障害福祉サービスの利用者は全員耳が聴こえません。
しかし、スタッフの比率は、ろう者2割:聴者8割と、聴者が多いので、双方の文化の違いが垣間見え、時には食い違うことも多々あります。
そんな職場から生まれ出る、聴者とろう者が共に仕事をする中での気づきを連載していきます。
今回は、手話レッスンでにいまーると関わりのある新潟医療福祉大学の手話部について紹介します。
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新潟医療福祉大学は、新潟市にある医療系の総合大学です。
にいまーるは、以前から手話レッスンを通して、新潟医療福祉大学の手話部と関わりがありました。
しかし2022年3月、新潟医療福祉大学の手話部は廃部となってしまいました。医療系の大学のため、学生の多くが、病院や施設での数週間におよぶ学外実習が義務付けられています。新型コロナウイルス感染で実習が中止になってしまうことを懸念して、学生が活動を控えざるを得なかったことが、廃部の遠因となったようです。
毎年入部希望者が絶えることのない人気の部活動であったため、何とか部を存続させたいという熱い想いを持った言語聴覚学科の伊藤さゆり先生のご尽力により、30名程の学生が再び集まり、2022年5月に手話部は再スタートしました。
手話を勉強したいという学生が、様々な学部から参加しています。特に言語聴覚学科の学生や社会福祉学科の学生が多いようです。手話を始めたばかりの人が多いとのことですが、皆さんが意欲的に学んでいます。
手話部リスタートの際に、先生から、今まで通りレッスンをお願いしたいとお声がけをいただき、にいまーるは1ヶ月に2回のペースでオンライン形式のレッスンを行っています。
オンライン形式のレッスンは、対面での活動に比べ制限もありますが、メリットもいくつかありました。例えば、オンラインレッスンは毎回録画できるので、あとで録画をみながら繰り返し練習する学生もいるようです。交通事情や家庭の事情で遅くまで大学に残れない学生からは、オンライン形式ならサークル活動に参加できるので良かった、という声が聞かれています。
にいまーるレッスンの様子や学生の活動する雰囲気が気になる方は、手話部公式のインスタグラムアカウントがございますので、下記URLよりご覧ください。
リスタートした新潟医療福祉大学の手話部をよろしくお願いします!
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新潟医療福祉大学手話部
Instagram:@nuhw_syuwa
文:横田大輔
Twitter:@chan____dai
監修:新潟医療福祉大学 伊藤さゆり先生