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にいがた経済新聞 編集後記・記者コラム

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にいがた経済新聞に掲載した編集後記やコラム記事です。
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#新潟

【記者コラム】インバウンドとアウトバウンド

新潟県妙高エリアで目下の話題は、なんといってもシンガポールの不動産投資ファンド「ペイシャンス・キャピタル・グループ」の大規模開発だ。このグループはこれまでに、斑尾高原スキー場や妙高杉ノ原スキー場、斑尾高原のホテル、野尻湖畔のホテル跡地も取得しているという。これまで取得した土地は約350haになり、投資額は最大700億円規模の見込みだという。 上記の大規模開発はもちろんのこと、目下のウインターシーズンには妙高市のロッテアライリゾートや妙高市の赤倉温泉にも多くのインバウンドが訪

【記者コラム】新潟フードテックタウン構想に胸躍る

久々に、新潟の経済界に胸躍るニュースだと思う。 食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社(東京都品川区)と、新潟を中心に教育事業と医療・福祉・介護事業を中核に幅広い事業を展開するNSGグループ(新潟県新潟市)が、食文化や食産業が豊かな都市”新潟”が、世界有数のフードテックタウンとなり、フード領域のスタートアップが次々に創出する環境の実現を目指し、2025年以降にコンソーシアムやVC(ベンチャーキャピタル)を設立することになった。 オイシック

【記者コラム】亡国の総選挙、勝っても負けても大増税へ?

本日10月27日は第50回衆議院議員選挙の投開票が行われる。巷では「政権選択選挙」と言われ、自公連立政権が過半数(233議席)を維持できないのではないかと目されているが、ふたを開けて果たしてどうなるか。自公が大敗し石破内閣退陣という事態になれば、戦後最短命内閣となるかもしれない。過半数を少し下回るくらいなら、日本維新の会や国民民主などを連立に入れて政権の体裁を保つかもしれない。いずれにしても「第三極」がクローズアップされるが、どの党も選挙戦を通じて存在感を示すところまではどう