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ロルバーンダイアリーL(2024/2025)のレビューのようなもの

ちょっと気になってたロルバーン、本屋で半額になってたから悩んだ末に買いました。


ロルバーンとは

Rollbahnロルバーンという聞き慣れない音や綴りに、通常版(ポケット付メモのこと)表紙のゴリゴリ原色カラーリングからメーカーのDELFONICSデルフォニックスは国外のメーカーと思われるかもしれませんが、日本のメーカーです。

▼社名の由来

▼ロルバーンの由来

ロルバーンを手にするきっかけ

ノート・手帳の話題で必ず出てくるので存在は知っていましたが、「お高いノート=特別なもの」の印象で、手に取る気はありませんでした。そんな高いものに書くにふさわしい出来事なんかあるか?(ない)

いま私は無印の雑記帳(半晒しクラフト/よくある黄色っぽい封筒と同じやつ)を使っていて、「色つきの紙ええやん✨」と思ったものの廃番。(正確に言えば前後が逆で、廃番セール価格だから買った)
万年筆ユーザー(一部)から評価されているダイソーのプレミアムノートはマイナーチェンジして「高級筆記用紙のクリーム上質紙」の文言が消し飛んだ。(紙色は変わらずクリーム色だが、万年筆が滲むようになったと言う人もいるし、そこまで変わった気がしないと言う人もいる。鉛筆とかボールペンとかを使うならそこまで気にしなくていいこと)

……安価の世界で色つきの紙のノートって、あんまりないんだな。
自作するにしても、100均で売ってるA4クラフト紙は未晒しだから色が濃い=筆記具を選ぶ(貼る土台にはいいと思う)。半晒しクラフトのペラ紙って、その辺で売ってるんか??

そこで世界を広げて、紙色が薄黄色いロルバーンに目をつけたものの、ネットショップで見ていくと、やっぱりたっか……。これはブルジョワのものだわ🙄

そんなある日、本屋の文具コーナーで通常版ロルバーンが置いてあるのを見つけました(調べてデザインを覚えた=解像度が上がったから、目についたんでしょうね)。ネット(買わないと実物を確認できない)かロフト(ちょっと行きにくい)にしかないものだと思っていたから、「こんなところにあるんだ!?」と一気に身近に感じられました
そして別の店舗の半額処分コーナーで、ロルバーンダイアリーを発見するという……。

でも、見つけてすぐに買ったわけじゃないです。半額といってもいちばん安くてMが550円、Lが687円ですよ? ノート1冊で!🫨(仕様は考慮せず、「ノート1冊」だけの印象)
 ↓
でも通常版のMは539円でLは759円だから、ダイアリーMはどっこいどっこいだし、Lだとお得だな?🤔
 

ページ数はどうだろう。通常版のMは120でLは140、ダイアリーM(メモページのみ)は125でLは165……なんで奇数になるんだ?🤔
まあ置いといて、どっちも通常版よりページ数が多い。Mはダイアリーの方がちょい高・ちょい多だからビミョ〜なラインだけど、Lは確実にお得だな?🤔
 

サイズがかわいいのはMだけど、Lより小さい=Lの方がいっぱい書ける=Lの方がお得だな?🤔 Lの方がページ数多いし。

じ ゃ あ L で 🤪

実際には1回目は見つけただけで帰宅。2回目に行って「まだあるんだ…」で気持ちが揺らぎ始めて帰宅して調べ、「ロフトは500円でワゴン行き」と聞いて行ってみたもののなく、半額発見店3回目でもまだあったのでその場でまた調べてうんうん悩んで意を決して購入、でした。「ロフトで500円」の時点で買う側に傾いてたんだと思います。
↑は2〜3回目の脳内会議のだいたいの様子です。

ここに至るまでにトラベラーズノートリフィルやMDノートに手を出していた(けど緊張してまだ使ってない)ので、ノートに対してちょっとバグってるんでしょうね……。
あとは無印のスリムノートが気になっています。(フラグ)

ロルバーンダイアリーを見ていくぜ

仕様は公式を見てね😉

ロルバーンダイアリーについて調べた時にあんまり中身(ページ構成という意味で)をしっかり見せてくれるところが見当たらなかった(だいたい「買ったよ」の表紙だけで終了。表紙が人気の理由のひとつだもんね、仕方ないね)ので、中身をじっくり見ていきますよ。

⚠️注意⚠️
写真の色は正確ではありません(特に中の紙)。調整を頑張ったところでお使いの閲覧媒体にもよるし投げました🙄 仕事じゃないしええやろ🙄
公式写真や店頭見本を参考にして脳内補正・修正をお願いします。

表紙

グレー……ジュ?

グレージュです。売り場で通常版グレージュと比べてみたけど、通常版はベージュが強めでこちらは灰色が強めでした。わからんけど。半額コーナー行き=売れ残り=ずっと売り場に並べられてたものだから、褪色してるかもだし。店があるのはビルの窓がない階だから日差しは当たらなくても、営業時間中ずっと照明に晒されるわけだし。うん、わからん。

表面はPP加工っぽくテカるので、撮影時は映り込みに注意。離れてズーム(か、離れて撮ってトリミング)しようね。写真の手前にスマホの影ができるのも、離れてズーム(か、離れて撮ってトリミング)すれば解決だよ😉

リングは黒、ゴムは紺色です。ここは表紙デザインによって色が変わることがあります。オシャレさん。
リングは通常版より大きいものが使われているとか。

他の半額にはゾウさんとか道路を上から見た図とか中表紙の柄が見える花型の窓付きとか無地だけど素材が違うやつとかもありましたが、その分お値段が上がるので最安シンプルを選びました。でもシンプルはグレージュ2冊しかなかったよ。
ステッカーを貼ったり柄付きプロテクターをつけたりでかわいくできるので、好みの柄がない人にシンプルはおすすめ。(お値段的な意味で)

裏表紙

下部に社名刻印

後ろは素朴な厚紙です。映り込みがなく撮影時は安心。でもそれって無防備ってこと。

表紙・裏表紙について

ダイアリー(≒スケジュール帳)だと約1年使う・人によっては持ち歩くということで、どんどんヘナっていくそうです。厚いとはいえ紙なので水には弱いし、PP加工があっても引っかき傷はつくし、角がめくれて毛羽立ったり。
公式でカバープロテクターが売っていますが、自作勢もいるので、きれいなまま使いたい方は調べてみると吉。保護は早いうちがいいですからね。

カバーをつける
・透明ブックカバー
・軟質カードケース
シートを貼る
・手貼りラミネート
・ペットの引っかき傷防止シート
・ガラス飛散防止フィルム
・図書館の本の表紙に貼られているフィルム
・壁紙、リメイクシート
透明な板状のものを装着
・ラミネート
・クリアファイル
無印のリフィルノートの表紙を切り出して移植
・クリア表紙のロルバーンを買って移植

きれいを保ちたい派には表紙(デザイン)が最重視されているようで、出てくる素材は透明ばっかりです。表紙買いやコレクターがいるくらいだもんね。
自作はリング穴周りの加工がやっぱり難関になるので、そこを公式と天秤にかけることになるかと思います。不器用マンだとクオリティもね😂

など

中身

左が表紙の裏側、右が中身の始まり

表紙をめくってみたところ。表紙の裏は白です。

ロルバーンも裏の印刷がスケスケですね。まあページ数が多いと紙は薄くしなくちゃ分厚く重くなりますから。
中表紙からもう切り取り用の点線が入ってます。メモページだけじゃないんだ😳
なんか書いてあるのはドイツ語かな? ロルバーンがドイツ語だし、aの上にチョンチョンついてるし。

大学でドイツ語を取ってた者がいるから家にドイツ語の辞書があるはずだけど、辞書置き場に見つからないからググった。
Tagebuch:日記
Notizbuch:メモ帳
となると共通するbuchは「紙を束ねたやつ」という意味がありそうだね!🤓

中表紙をめくると、年間カレンダーです。

日付に印をつけるくらいしかできないやつ。
このダイアリーは2024-2025なので見開きで2年ですが、1年タイプ(表記が2024だけ)だとどうなんでしょう。持ってないものはわからん。

並びは月曜始まりで、日・祝日だけ赤。……今の若い子(学校しか知らない子)は「なんで土曜も休みなのに赤じゃないの?」とか思ったりするんでしょうか?

次をめくると、またカレンダーです。

今度はひと月ずつ縦に並んでいます。これなら文字をちょっと書ける。
日・祝日は色つき欄です。カレンダー通りに休める人なら、一目でわかっていいですね🙄

さて、5月の隣が12月で変だな〜と思った方はいるでしょうか。これ、右側のページは、なんと

開きます。すごい。他のと同じサイズで1枚増えても大して変わらないと思うけど、「こういうのもアリなんだ」と発想の可能性を広げてくれるタネのような仕込みが良い。(できる限り横並びで参照したいか、単にページ枚数を減らしたかっただけかもだけど)
ここは2025年の8月まで載ります。長っ。夏にはもう次の手帳に乗り換えているでしょうに、何に使うんだろう。先の先まで見通す用?

ここまででカレンダーコーナーが終了、次からはマンスリーページが始まります。(マンスリーもカレンダーだけどね)

2024-2025は2024年3月から2025年4月までです。となると、日本では普通の一般的な学生や会社など、4月が新年度の人向けですかね。前年度の名残がほんのりありつつ新年度に向けての出発、良い。

曜日名は日・独・英の3種類なのに、月名は独のみ。なんで?? 数字でわかるし、英語の綴りとそう大きく変わらないからわかるでしょ的な?
さすがに祝日名は日本語で書いてあります。日本の祝日だからね。

右下に来月のカレンダーがあるので、来月の予定を組む時にいちいちページをめくらなくても日にち具合(26日が何曜日とか、第2火曜日が何日とか)を確認できるのは便利ポイント。
来月に楽しみな予定があればマークしておいて「来月を意識しつつ今月を乗り切るぞ」的な、リマインドのようなサブリミナル的な効果もあるかも。

メモ欄が右側にあるのは、やっぱり右利きが多いから? 横書きはZの法則でまず左から見るから左にメモ欄があることが多い気がするけど、リングノートだからでしょうか。多数派の右利きが書く時にリングが邪魔にならないのは右だもんね。

ここからは見開きひと月が続きます。そして最後の2025年4月をめくると

メモページが始まります。なるほど、メモページが奇数のカラクリは、マンスリーの裏から始まるからか。普通だったら1ページで完結する何かを挟んで右側からメモページを始めそうなものだけど、丸々1冊で構成を考えているんだねえ。それか見開き強火勢

手帳≒スケジュール帳として使う人は、ここに等間隔で線を引いてウィークリーページを作るみたいです。4分割して見開き1週間だったり、8分割して1ページ1週間だったり(余る1枠はメモ欄)。十字じゃなくて1列にするなら「その日にあったいいことを3個書く」ができるくらいの幅はあるかな?(なんかそういうノート術の一種。仮面ライダーオーズの前回のおさらいしかわからん🙄)
振り返りとして書く場合は、きっちり区切らない人もいる様子。

メモページの最後を開くと

これがいちばん色の調整無理すぎた。左に合わせると右がおかしい、右に合わせると左がおかしいで頭パーン🤪

めっちゃ黄色い紙が出てきます。上質紙みたいにツルツルで、しっかりしてて、なんかいい紙。
これをめくると

ポケットコーナーが始まります。点線で切り取ったページを収納できるやつ〜! もちろん他のものを入れても可!
ポケット自体ハリがある素材で作られているのに黄色い紙に挟まれるので、ガッチリ守られてる感ある。ポケット最後尾はゴム留めのハトメのダメージを受けやすいもんね。安心要素だね。

実物拝見コーナーはここまで。「ロルバーンダイアリー気になるけど、中身がどんななってるか知りたい」という方へ少しでも役立てば幸いです✌️

以下は豆知識🫛

ロルバーンの規格

サイズ

ロルバーンのサイズはいろいろあり、独自規格のものもあります。その代表がMとL。もう名前からして特殊やん、「MよりLがでかい」以外全然見当つかん。
通常版にもダイアリーにもある=よくあるサイズなので、ロルバーンの中でも鉄板のサイズなのだと思います。

寸法は通常版とダイアリーでビミョ〜に差が出るので通常版準拠、長辺×短辺、単位はmmとします。
M:138×111
A6(148×105)近似→文庫本(A6判)、M6システム手帳バインダー(リフィルが125×80前後)、ハガキ(148×100)
L:182×143
B6(182×128)近似→青年コミック(B6判)、単行本(四六判188×127)

ちょっと横にでかいだけでだいたい本と同じサイズ! つまり、持ち歩いて読むのにも適しているサイズと言えますね。サイズが特殊でも本と似ているなら、なんとなく想像つくかと思います。
リングの中にボールペンが入るので、ペンホルダーやペンケース不要で持ち歩けるところも魅力だとか。(ペンの太さにもよる)

同じサイズで買い続ければ、マンスリーページだけを集めた1冊を作ることが可能です。最初の3月と最後の4月は片面に別の印刷がされてるけど、前後の年のダイアリーから移植すれば問題なし。最初と最後はダブるからね。

「そんなこと言っても、リングノートには足せないじゃないか。破ったら戻せないし」と思うかもしれない。でもね、沼は深いんだ……

ロルバーンの穴はルーズリーフ規格だそうです。
つまりルーズリーフのアイテムをロルバーンにも使えるということ。サイズは特殊でも穴に互換性を持たせることで、拡張性を担保。天才か?

カスタム人かすたむんちゅ必携かもアイテム

一般人は「リングノートを捨てる時の分別をしやすくする」で終わってしまうだろうけど、カスタム人はこれでリングを開き、中身を出し入れして、リングを閉じて元通りにするんだって。(閉じる時は手動)
だからマンスリーページだけを集めた1冊も作れるってわけよ。
さすがに何度も出し入れするとリングが疲労骨折しそうだけど、「出し入れができる」ということがわかっているだけで、少し気楽に使えそうな気がしません?

「ちょっと持ち歩くには分厚いな。紙を減らしてもリングの大きさは変わらないし」という場合、必要な分だけ中身を取り出してルーズリーフバインダーに綴じることができます。(リング数が少ない手帳向けバインダーはルーズリーフ規格じゃない=合わないので注意)

でもロルバーン独自規格のM・Lにぴったり合うバインダーはありません。まぁ、大は小を兼ねるから、A5バインダーで済ませてもいいけどね?

カールのルーズリングはハサミで切って好きなサイズにできます。特殊サイズのロルバーンM・Lでもぴったりサイズのリングが作れるというわけです。リング開閉しやすくする治具もある。

↑でちらっと出した無印のリフィルノートのリングを切って使う人もいますが、非推奨&針金を切らなくちゃならない&その処置もしなくちゃならなかったりと、気をつけることがたくさんです。初めての人にはちと厳しい。

「どこに売っとんねん。まず実物を見ないことには始まらんで😤」という人は、お近くにキャンドゥはありますか?

こちらも使えるそうです。さすがに1個じゃ足りない=100円で済まないだろうけど、上下1個ずつつけることで「書く時にリングが邪魔にならないリングノート」と同じスタイルになれます。これならリング邪魔勢も左利きも歓喜(かも)。

そしてルーズリーフと穴が同じということは、ルーズリーフミニや100均のファイリングシールを貼ったやつをロルバーンに綴じたりもできるんですよ。すごいな〜、夢が広がるな〜。

先人の皆さん知恵をありがとう🙏

私のロルバーンの使い道

まずは、もう過ぎたマンスリー部分を試筆用紙にします。ボールペン、万年筆、スタンプインクの裏抜け・透け具合をチェック。それで両面筆記にするか片面筆記にするかを決めます。
あとはメモページを使う、つまり通常版や普通のノートと同じ扱いをする予定です。ダイアリーとして生まれたのに!
書く内容は両面か片面かで変わるので、決まるまで保留で。だって片面だったら、両面のと同じ文量を書くのに2冊必要になるからね。また半額で買えるとは限らないし、通常版に移行するかもだし、よく考えないと。たぶん読書ノートや調べものメモか創作ネタ帳になると思います。
綴じノートはリングノート(リングが螺旋状1本だけのやつ)ページの入れ替えができないのがネックなのですが、ロルバーンはいざという時はルーズリーフ互換があるので少し気が楽です。退路がある安心感。


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niiro
最後までお読みいただき、ありがとうございました!