
7. トーク動画③「自分のことを不完全な存在だと言った兄」
統合失調症を発症してから40年あまりにもなる兄との、さまざまなエピソードや、その時その時に感じたことを、淡々と語るだけの動画、第3回目となります。
一番届けたいのは、同じような悩みを持つご家族、そして当事者。
さらには、引きこもりや不登校など、家族のことで悩まれている方々に、我が家の体験を発信し始めたものの、果たして「届けたいところに届く」のだろうか?という不安も、少なからずありました。
すると動画配信後(2021年)思いがけない感想もいくつか寄せていただいきました。
例えば「精神障がい者家族会」で知り合った方から。
『人は人として真実を語らなければ心は通じないと思います。リアルな体験が目に浮かぶようで、同じ家族として一言一言が心に沁みるようです』
『同じ経験をしたものだからこそわかりあえるものがありますね』
例えば、いつもの私をよく知る友人知人から。
『ブログでご紹介させて頂こうと書き始めました。なぜか涙が出ます』
『ご家族のことを言葉にして語ること、どれほど勇気が必要なことかよくわかります』
『この取り組みは回を重ねていく毎に、同じ想いを共有できたり、励みになったりしていくんじゃないかな、って思うよ』
~等々。
正直、ほっとしました。
飾らず気負わず、シンプルに「経験」と「感じたこと」だけを伝えるって、思っていたより難しいと実感したからです。
それだけに、受け止めて下さる方が少なからず "いた” ことが、素直に嬉しかったです。
「第三話」ぜひご視聴くださいね。