僕が新潟文芸部をつくった理由。
これは、とても恥ずかしいのですが、今日は僕が新潟文芸部を立ち上げた理由について、過去のエピソードと一緒にお話ししてみようと思います。
僕は、中学生の頃から真面目一筋で、勉強漬けの毎日を送っていました。
そのわりに、成績は全然良くなりませんでした。
だから「努力は報われない」って、ずっと思っていました。
だって、明らかに勉強してない子が僕より良い成績なんですから、、
「なんでだろう?」って悔しい思いをしながらも、
中学時代は頑張り続けるしかありませんでした。
結局、高校は偏差値40のところに進学しました。
そこでは、中学の復習みたいな内容が多かったので、
普通にやっていれば成績上位にいられました。
実際、この時僕以外の生徒は全く勉強をしていませんでした。
(漫画のクローズみたいな高校でした。)
大学も三流大学です。
ただ、誰もまじめに講義を受けていない中で
僕だけは真面目に取り組んだので、
変人扱いでしたが、特待生になりました。
大学時代は、資格取得マニアになり、10個以上の資格を取得しました…
そして、
僕が学生生活を経て、気づいたことは
「僕は普通の人より頭が悪い。」
しかし、全く努力していない人よりは
「努力で巻き返せる要素もある」
という気づきでした。
この時、凡人なりの成功の法則に触れたような感覚がありました。
でも、
小中学校で見かけた"天才タイプ"の人たちには、
きっと一生追いつけないだろうな
という思いは無くなりませんでした。
そして、
社会人になってからその予想は的中しました。
また"天才タイプ"の人たちと出会い、
彼らと同じように頑張っても
全然違う結果になることを、
現実を突き付けられました。
仕事は空回りしていくばかり、
上手くいかないから、がむしゃらに努力を繰り返して、さらに上手くいかなくなって、
気がついたら仕事のことばかり考えるようになって、
心も体もボロボロになりました。
圧倒的な敗北感を抱えながら
自分の能力に絶望していました。
でも、ふと思ったんです。
「"仕事の成功=幸せ"は本当だろうか?」
「仕事じゃなくて、人生全体で勝負するでもいいのでは?」
そうして仕事以外のことにも目を向け始めたとき、
関東のあるコミュニティと出会いました。
そこには色んな目標を持った人たちがいて、
みんなで刺激し合いながら成長していく。
「こんな生き方があったんだ!」って、
気づかせてもらえました。
僕はそこで、英語、デザイン、動画、イラストなど様々なことに挑戦しました。
新しいことに挑戦して、夢中になる感覚は最高でした。
そしてなによりも、そんな自分が好きでいられました。
でも新潟に帰ると、そういう場所がなかなか見つからない...。
それで思い立ったんです。
「自分でそんな場所を作っちゃおう!」って。
堅苦しくない雰囲気にしたかったから、
「文芸部」っていう名前にしました。
特別な知識やスキルは必要ありません。
本が好きな人、
新しいことに挑戦してみたい人、
自分を少し変えてみたい人...
誰でも大歓迎です。
この新潟文芸部が、
誰かの成長のきっかけになったり、ホッと一息つける場所になれば嬉しいです。
だから、つくりました。