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社労士合格に向けて取り組んだこと第3回「教材の精査」

にぃ猫です。こんばんは。
少し日数が開きましたが、社労士合格に向けて取り組んだこととして、今回はテキスト・問題集・直前対策という3つの論点から、教材の精査について話していこうと思います。

1.テキストについて

まず、テキストについては、普通の専門学校のテキストであれば、どの学校でも合格に必要となる情報は詰め込まれていると思います。そのため、読みやすいと感じたテキストを利用するのが一番効率的だと思います。

僕は、大原のテキストが一番相性が良かったです。
理由としては、情報はシンプルかつ必要な情報が詰まっている上、書き込む余白も多く、大事な論点を見失わないで自分が書き込むことでテキストを育成することができるという点で、受験勉強を開始した初期から試験日まで、大原のテキストの育成に勤しんでいました。

テキストについては、各科目1冊にまとめていくのが一番効率が良く、複数のテキストを利用するのはマイナスになることはあってもプラスになることはありません。仮に複数のテキストを使う場合でも、中心となるテキストは1つに絞って、そこに情報を集約していくのがベストだと思います。

この情報の集約については、後日詳細を書かせて頂きますが、最終的な目標は、復習は講義を聴きながらテキストを読むだけで完結できることが目標になります。そのことにより、多くの教材を抱えずに学習が出来るようになるので、結果的に時間的効率が良くなるからです。そのため、テキストが増え続けるのを避けないといけないのです。

2.問題集について

問題集については、目的を明確にするのがベストだと思います。
例えば、過去問題集は必須としても、それ以外に想定問題集等様々なトレーニング用の問題集がありますが、それぞれ異なる目的で作られております。

その中でも最も優先すべきなのは、過去問題集であって、こちらはテキストと同レベルです。なくてはならない存在です。逆にいうと、それ以外の問題は余裕があったら活用するというくらいで良いのではないかと思います。

最も愚なのは、後半に届く答練・想定問題集等に煽られて過去問題集が放置されることであって、それであるならば、答練等を遅らせても、過去問題集でアウトプットを行った方が良いと思います。

過去問題集は、まさしく敵を知る意味で解いていくものであって、テキストで学んだ知識を正しく○×判定できているかを確認するためにもトレーニングを怠ってはいけないものです。正解不正解を目的とするだけではなく、本番試験では、どこの部分を書き換えられて×になるのかという、択一問題を解くスピードを向上させるトレーニングを行う上でも欠かせません。

答練・想定問題集の目的は、未出題論点・法改正への対策のために解いていくものになります。こちらもこちらで大事なのですが、何より既出論点すらできない状況で、未出題や法改正に重視するのは、幹が育っていない状態で枝を育てるようなものになるからです。

そういう意味では、過去問題集を解く時間を確保していくことが合格への近道になるのは間違いありません。

一問一答の過去問題集として、紙媒体として最も優れていると思ったのはクレアールの過去問題集でした。こちらは、重要度が明記されている上に、分野ごとに過去問が整理されているので、勉強していて迷いにくい感じがしました。また、説明も丁寧なのもポイントが高いですね。

また、Webの「社労士過去問ランド」は非常に良いWebアプリケーションです。こちらの良い点は、法改正に合わせて問題・説明が修正されている上に、その説明が丁寧であること、そして正解率をデータベースで管理できることにあります。

過去問ランド

この画像が僕の成績になりますが、僕の場合は、このデータベースを活用して、正解率を月ごと、週ごとに管理し、その正解率に基づいて復習する科目を定めておりました。特に一番正解率の低い科目のうち、間違いの多い論点を復習することで苦手な分野を潰していくことに注視しておりました。

逆に得意な部分はメンテナンス程度に復習を留め、苦手なところをモグラたたきする感覚でやってきました。そのことにより、得意なところよりも苦手な論点を最低限で試験に臨むことができたのが、択一高得点(59点)に繋がったたのではないかと考えております。

そして、ある程度苦手論点を潰した後で、答練・想定問題集をこなしていく作業に取り掛かります。その中で注視するのは、間違えた場合、テキストに戻るのを徹底することです。

ただ、正解・不正解で先に進むのではなく、テキストのどこに書いてあったか、あるいはテキストに書かれていないのかを確認していき、大事な論点でテキストに書かれていない部分はテキストに書きこむことで、テキストを読めば振り返ることができるようにします。そうすることで、答練・想定問題集を解いたエッセンスをテキストに詰め込んでいくのがベストです。

過去問は何度もやって、出題者の意図を身体に叩き込む価値はありますが、答練・想定問題集については、本番試験と異なるので、何度も何度も解く必要性は薄いと考えております。特に出題可能性の低い問題を解き続けるのは偏った知識を学び続けることになるので、そういう意味では過去問より優先順位が低いのではないかと考えております。

3.直前対策について

4月ごろから、各専門学校から直前対策の魅力的な講座が登場します。
特に、一般常識対策・選択式対策なんちゅーものは、受験生にとっても不安なので、どれも魅力的に映ります。僕も結構な数の直前対策を受けました。

しかし、ここでも注意すべきことは、自分で消化できる量なのか否か。というところに照準を合わせる必要があります。自分にとってオーバースペックになる場合は、多くの講義を受けるのは危険です。

僕の場合は、直前対策を受けても、必要だと判断したものを選別して、全てを完璧にしようとはしませんでした。それが良かったという風に思っております。そのため、直前対策を受ける場合は、どのような講義で何を目的としているものかを明確に確認した上で、それが自分にとって本当に必要なものなのかをしっかり理解した上で申し込むことをお勧めします。

ただ、必須だと思われるものとしては、一般常識対策と法改正対策だけはマストだと思います。ここはテキストのどこにも書かれていないので、テキストだけでは対策のしようがないからです。

また、基礎力がついていない場合は、基礎力を高めるためにテキスト・過去問による学習を優先にして、直前対策は気分転換に留めておくのが良いかと思います。基準としては、選択20点以上、択一40点以上になります。ここまでは、テキストと過去問で達することは可能です。

直前対策は、選択の1点、択一の1点のために学ぶものですが、テキストと過去問で、選択20点レベル、択一40点レベルに達していない場合は、直前対策における論点は二の次になるからです。

特に法改正については、テキストに書きこむか、付箋で張り付けるか、法改正テキストのページ数をテキストに書きこむようにして、どこがどのように法改正されているのかを即時に解るようにすれば、時間的効率は良くなります。

また、労働一般についても、統計と労働一般で学ぶ法律は繋がっているので、そちらもリンクさせておくことで、時間的効率が良くなるうえに、記憶を連鎖させることができるので、楽になります。つまり、ここでも、使用するテキストを最低限にする作業を行うのが理想です。

4.まとめ

今回は、テキスト・問題集・直前対策における教材の選定方法についてお話ししましたが、一番の目的は、テキストに集約させるのが良いという話がしたかったというのがあります。

読む冊子が増えれば増えるほど、解かないといけない問題が増えれば増えるほど、モチベーションが下がるし、効率は悪くなっていきます。そのため、出来るだけ教材を減らす動きをするのがベストですし、もっと言うと、不要だと判断したものは、購入したとしても使わないくらいの見切りは必要になります。

自分の記憶量・使える時間・扱える情報量を冷静に判断して、その上で、今目の前にある教材の中で、何を使っていくのがベストなのかよく考えてから行動することをお勧めします。

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