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爪切り流血事件の翌日
つむぎの爪を切りすぎた翌朝。つむぎの顔を見に行くのが怖いなぁと思いながらも、お腹を空かせているといけないので、何とか気持ちを奮い立たせてつむぎのいるリビングに向かった。
部屋に入ると、いつも通り、尻尾をぶんぶん振って迎えてくれた。
良かった~♡
前足を確認してみると、ちょっと痛々しいけど、大丈夫そうだ。今日は、祝日だしもう爪切りしないで、気を付けて遊ぼう。
午前中は、昨日の償いの意味も含めて、めいいっぱいつむぎと遊んだ。遊んでいるうちにふと気が付いたのだけど、この2・3日で、つむぎはおトイレもほぼ完璧に出来るようになったと思う。私が台所に立っていても、ぴーぴー鳴かなくなった。随分慣れて落ち着いてきたのか、恐怖心よりも好奇心の方が大きくなってきたのか、行動範囲も少し広くなった。
今までは怖くて近づくことが出来なかった窓も、外の物音が気になるらしく、窓の外を一所懸命眺めたり、部屋の隅っこまでクンクン匂いを嗅いでチェックしていた。
午後になると、すっかり疲れたのか、ぐっすりと眠っている。そんな様子を見ると、また爪を切りたい気がしてきてしまった。午前中、つむぎに沢山触れて何も起こらないことを強調。つむぎの後ろに回るとまだ警戒するものの、なんとなく出来そうな気がしてきた。
次に失敗したら、完全に関係修復不可能になるかもしれないプレッシャーの中で、恐る恐る、爪を切ってみた。狙いを定めてちょこっとだけ。先っぽが削れる程度に。今回はうまくいった。ほんの少し切るだけで引っ掛かりが無くなった。よし!これで、少し様子を見てみよう。
つむぎも私も日々成長だな。