各国のインフレ対策に問題あり
令和四年末に世界インフレを分析した次の2冊の本が出た。
今回のインフレの主要因は、グローバル化した経済において新型コロナにより生じた世界的な供給力不足というものだった。(想定通りと言う方も多いだろう。)
この場合、各国の中央銀行が進めている利上げによる需要の抑制は、効果が限定的なだけでなく有害ですらあるという。
不足している供給力に合わせて需要を冷やそうとういのだから、世界中の景気が縮退していくわけだ。
マスコミがホラを吹いているように、アメリカの利上げに日本がついていかず円安になっているからなどではない。(騙されてはいけない)
2冊を読んでショックだったのは、主流派と呼ばれる経済学者たちはコストプッシユインフレの存在を無視しているというのだ。
こんなことは素人の経済学習者でも知っていることだと思っていた。由々しき事態だ。国の行く末を役に立たない人たちに委ねていたということだ。
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日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。