中露の恐るべき戦略
ロシアのハイブリッド戦略、中国の超限戦。あらゆるものを政治利用するこれらの戦略は、ポリティカル・コレクトネスに毒されている西側勢力には真似のできない恐るべき戦略です。
子供向けの漫画やアニメで、主人公が人を殺めるのを躊躇して大切なものを失うエピソードが描かれることがあります。まさに、それと同じ状況が国家レベルで起きています。
欧州各国にも危機
中露は、ユーラシア大陸の中心を押さえています。チベット・ウィグル・モンゴル・満洲(現在の中国東北地区)を押さえた中国は、東南アジア地区にも進出していくでしょう。そして、イランとともにインド・中東・アフリカ・南太平洋も押さえにかかります。ロシアは見て見ぬ振りをするしかないでしょう。欧州各国も徐々に削られ、最後はロシアおよび周辺国が中国に吸収されて欧州は消滅することになります。
これらは、直接の戦闘ではなく、金や異性をつかった政財官の支配、一帯一路やRCEPなどの皮を被った経済支配、デジタル人民元による貨幣・金融の支配、IT企業による情報支配、産業スパイによる技術支配など、あらゆる手段を使った超限戦によって戦われ、すこしずつ進められています。
危機脱出のカギは富国強兵にあり
日本は経済的、軍事的に力をつけない限りどんどん劣勢となり、チベットやウィグルと同じことになってしまうでしょう。奴隷化、家畜化の未来です。日々の生活にうつつを抜かして、見えているはずの危機に気づかないでいると、いつの間にかゆでガエルとなってしまいます。
戦前の日本人が富国強兵をめざしたのは、欲や傲慢さからではありません。迫りくる西洋列強に恐怖をいだき、その圧力に抗するためです。現代の日本人は1世紀以上前の先人が何を考えどのように行動したのかを思い出す必要があります。
危機感を持とう
日本が戦場になるということについて現代の日本人はイメージがわかないでしょう。太平洋戦争時のアメリカによる日本本土殲滅作戦ダウンフォール作戦やこれを紹介するYouTube動画を見てほしいと思います。自分たちが何気なく過ごしている風景の中を、中国やロシアの侵略軍が進撃していく様を想像できるのではないでしょうか?
日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。