人工衛星破壊兵器に対抗する
現代の戦争は軍事衛星によるサポートが勝敗を分ける。普段GPSを使っている人ならわかるはずである。
だから、戦争の開始時点で敵国の衛星を破壊する作戦が必ず行われる。
敵の衛星を攻撃するのはキラー衛星。キラー衛星から放たれた飛翔体が敵衛星近くで爆散し破片をまき散らしこれを無力化する。
キラー衛星を攻撃するためのアンチ・キラー衛星も登場するはずだ(いや、すでにあるだろう)。
キラー衛星の攻撃を防ぐのではなく
宇宙空間での攻撃を防ぐのはとても難しい。大半の軍事衛星は、守り切ることができずに破壊されるだろう。
いくつかの対抗策を考えてみた。
たとえば、イーロン・マスクが進めている低軌道(LOE Low Earth Orbit)のインターネット衛星群「スターリンク」。数万個の衛星を全滅させることは難しいだろう。これが一つの対応策。
これは衛星コンステレーションという。
対策をもう一つあげる。
例えば撃ち落とされてから30分以内に代わりの衛星を大量に宇宙にあげる技術・体制。
もしくは普段は非活性にしておいて宇宙空間に隠しておくというのも考えられる。活動中の衛星が破壊されたことを検知して活性化される衛星群。こういうやりかたもあるだろう。
投資が必要
上記のようなことの準備には投資が必要だが、今の日本企業にそんな余力はなさそう。国の積極投資により実現してもらえるとよい。また、これらの技術開発は新しい国際競争力を築くことにもなる。世界の大国がやっていること。日本も追随しよう。
安全保障の強化と技術開発投資による経済活性化。この2つの政策を両立できる政治家の登場が待たれる。
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日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。