見出し画像

核の相互確証破壊の無効化

中国が核兵器を増強している。遠からず米露と同等以上の力を持つだろう。核抑止の考え方を支えているのは「相互確証破壊」である。「核を使えば互いに国が滅びるため使えない」という考え方である。

米国のスターウォーズ計画やミサイル防衛システムはこれを無効化しようという試みだった。つまり、一方は滅びるが一方は生き残るという状況を作り出そうということである。

しかし、滑空型の極超音速兵器や地球を一周できる地球軌道爆撃システムの実用化の目処が立ち、この試みは失敗した。

さらに、アメリカの核兵器システムを無効化するための研究が中国により進められているのではないかと危惧する。

それは下記のような領域からなるだろう。

中国のICBMの発射を監視するシステムの無力化
アメリカのICBM発射管制システムの無力化
アメリカ戦略原潜艦隊・戦略爆撃機編隊の無力化

これらによりアメリカを沈黙させることができれば、中国は自国の国益を全面に押し出して、周辺各国に侵攻を開始するだろう。かつてのソ連と違い欧米各国に浸透している今の中国であればなんらかの方法でこれを実現できるのではないか?

さらにいえば、今のアメリカは自国が標的とされない限り、中国の核の恫喝を黙認するかもしれない。日本にはとても不利な状況である。ちょっと核武装したぐらいではこの劣勢を挽回できそうに無い。

ではどうするか?未来の技術でならなんとかなるのではなかろうか?SFに出てくる数々の技術・兵器を発明できればなんとかなりそうではないか?ほんの80年前。核兵器も宇宙兵器もこの世には無かったのだから。

日本の危機を広く知ってもらうため日々noteで投稿しています。あわせて日本復活に必要と考えている新しい技術・産業についても書いています。