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史上最大の作戦 ソ連が阿鼻叫喚と化したナチスドイツ侵攻、バルバロッサ作戦
第二次世界大戦のナチスドイツの敗因は? いろいろ上げられますが(ダンケルク撤退)
その大きな一つにソ連侵攻に失敗したからという理由が挙げられます。 最初は勝っていたがどうして敗走していったか。 寒いだけでなく、敗走した理由は驚くべき事実が隠されていました。 今回はそれを紹介したいと思います。 それではどうぞ。
1940年の7月から8月までにドイツはイギリスを空襲していました。 これが歴史上の中で大規模な空中戦となったバトル・オブ・ブリテンです。 その詳細は後に話しますが、ドイツはこの空中戦にと間取り被害を増やす一方。
そこで、ヒトラーは360度回転しソ連へと目を向けます。
本当はヒトラーはソ連の冬将軍が始まる前に一気にモスクワを陥落し講和にこぎ付きようとしていましたが、ムッソリーニが余計なことをしてしまいました。
ムッソリーニ「ヒトラーだけ目立ってずるい、我が国もローマに従ってアフリカをおさえないとな」
と独断でアフリカ侵略を決行してしまいました。 案の定、アフリカ戦線についてはいつか話しますがイギリス軍に散々に打ちのめされていました。
困ったムッソリーニはヒトラーに救援要請を送りました。
そのせいで当初の夏に終わらせるという計画が大幅に遅れてしまい、6月22日にソ連侵攻をすることになってしまいました。 この6月22日というのは縁起が悪い
・ナポレオンがロシア遠征を始めた日 ・ナポレオンがワーテルローで負け退位をした日 ・フランスが普墺戦争の講和をした日
とどこもかしこも負けている。 本当に縁起が悪いうえ、もしかしたら冬が到来する可能性がある。 なので、反対が相次ぎましたがヒトラーはこの作戦を強行し実行に移しました。 スターリンの赤髭王にちなんでバルバロッサ作戦と付けました。 ※赤とは共産主義のこと、髭はスターリンの髭、王はソ連の実質的な指導者のこと(書記長だが)
となればさっさと終わらせるために中央を一気に突破しモスクワを電撃攻略する以外方法がありません。 ですがこれにヒトラーが待ったをかけました。
ヒトラー「いや、分散を取ろう」
軍部「兵力を分散させるのは愚の骨頂。兵力を集中させるマルクス案を推します」
ヒトラー「私に逆らうのか?いいだろう、収容所送りだ」
軍部「そんなー」
とヒトラーの強引によりバルバロッサ作戦が採用されます。
北方軍:サンクトペテルブルク(旧首都) 中央軍:モスクワ(首都) 南方軍:ウクライナ(世界有数の穀倉地帯)
と綺麗に分散され、それぞれがお互いの目的地を目指します。 しかし、さっきも言いましたが兵法分散は愚策。 それを破ってでの分散ですので無残に敗北をすることは誰の目にも明らかな状態でした。
しかし、この作戦を始めるやソ連は初日だけで航空機を2割消失するという大失態を侵します。
まだ進撃速度も驚異的でボック将軍が率いる中央軍は1週間でモンスクが落ち1ヶ月でスモンレスクが落ちるという大戦果。 兵力分散していたにもかかわらずこれほどの成功を出した理由は何でしょう?
答えは敵の無能でした。 さっきも言いましたがバルバロッサ作戦は歴史を見渡しても最大の作戦でしたのでソ連にもスパイによりその情報が届けられていました。
しかしこれをスターリンは「ドイツを刺激したくない」という理由であろうことか前線に兵を全く送らなかったと言います。
またこのころソ連では大粛清が始まっていましたので優れた将校がいませんでした。
そのせいで無能が跋扈し連戦連敗になっていました。 しかし、腐ってても鯛でソ連内で苦戦を強いられます。 その一つが「泥」
ドイツの戦車は泥に対応していなかったんですが、ソ連のTー34は泥に対応しており、また射程も長かったためです。
しかし、それよりも圧倒的に苦戦した理由は
「人海戦術」
ソ連軍「こちらには20万の兵がいる。さあ、突撃!」
ドイツ軍「バカが、無力の兵とは違いこちらは戦車。負けるはずがない」
と、あっと言う間に殲滅されますがここから恐ろしくなります。
ソ連軍「50万!」
ドイツ軍「よし、殲滅」
ソ連軍「100万!」
ドイツ軍「!?、、殲滅し・・たぞ・・・」
ソ連軍「500万!」
ドイツ軍「は?!」
と、このように、圧倒的な兵量で大苦戦を強いられます。
しかし、まだ遅くない。 比較的、インフラが整った中央軍に援軍を送ればモスクワを電撃降伏できる。
それに対して、ヒトラーはどう決断したかというと・・・・
ヒトラー「南方軍、北方軍が苦戦か。ならば中央軍から援軍を出し南を北を楽にさせないと」
だからさっきも言ったように苦戦したのは整備されていないからであって、援軍を出す方が全く逆。
こんな基本的な軍の知識も持っていないヒトラーに預けられた全ドイツ人がかわいそうです。
軍部「反対します。戦力は中央に集中して一気に首都を叩くべきです」
ヒトラー「しかし、ウクライナには石油と穀倉がある。是が非でも何とかしてこれは取りたい」
確かに、そこを占領すれば莫大な資源が手に入りますが、冬将軍が到来するかもしれない。 戦略というものが分かっていない愚者の発言でした。
そうこうしているうちに「冬将軍」が到来。 ここからはドイツは配送を始めることになります。
その後の出来事についてはまたいつか書きたいと思います。