日本人は見てください、今の日本の危機
憲法第九条、
①、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
②.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
要するに軍備を持たないということですね。 皆さんは平和を望み戦争をしない姿勢が戦争を回避できると思っていませんか。 事実は逆です。戦争を覚悟のうえで対応をすることで戦争を回避することが出来ます。 戦争を望まない姿勢が戦争を招くことになるんです。 この記事では歴史を基に、その根拠を明確にしていきます。
第二次世界大戦が起きた理由 ナチスドイツがポーランドに進撃したので第二次世界大戦が起きましたが、そもそも、「なぜポーランドに進撃したのか」 さかのぼること、1938年9月29日にミュンヘン会談が起こります。 ドイツが民族自決を盾に、比較的ドイツ人が多いチェコのズデーテンを要求します。
しかし、そんな理由ではいどうぞとあげる訳にもいきません。 ここズデーデンはチェコにとって経済的にも、軍事的にも、防御的にも重要な場所です。 それを取られたら、明日からはどう生きていくか・・ しかし、ドイツは9月28日までに退去しないならば10月1日には動員令を下すぞ!!と脅してきます。 しかし、こちらも引かずチェコは戦争を覚悟します。 狼狽したのはイギリス・フランス。 なぜなら、フランスはチェコと相互援助条約を結んでおり、そのフランスはイギリスとも同盟を結んでいましたので戦争に巻き込まれるからです。
当時のイギリス・フランス政府は弱腰外交、融和政策。 第一次世界大戦のトラウマがあり戦争を望んでおらず、戦争を望まないためにもこういう政策をとっていました。 イギリス首相、チェンバレンはイタリア総統、ムッソリーニに仲介を頼みます。 これがあの有名なミュンヘン会談です。 ミュンヘン会談では以下のメンバーがいました。
ドイツ総統 ヒトラー イタリア総統 ムッソリーニ イギリス首相 チェンバレン フランス首相 ダラディエ
開始早々、あまりにも受け入れられない内容だったためチェンバレンが席をけって退場しましたが、その翌日・・・ ヒトラー「これが余の最後の領土要求である」 と甘い言葉を残し、その言葉に吸い寄せられ、なんとチェンバレンはほとんどの要求を呑んでしまったのです。 この会議の結果を聞かれたチェコ首相、マサリクは 「ヤン=フスとマシュ=マサリクの民族は暴力に屈しませんぞ」 と残し、去っていきました。 フランス首相はあくびで答えたといいます。
これで戦争が無くなったのなら大変な戦果でしたが、実際は・・・ チェコからもらった戦車1200車が第二次世界大戦で役立つことになります。 また今回の会談で英仏は弱気だと知りヒトラーはさらなる要求を重ねてきます。 結果、回避できなかった戦争がさらに勢力を拡大して襲い掛かってきます。
この英仏と今の日本のどこが違うというんでしょうか。 尖閣諸島に近づいても、竹島を占拠されても「誠に遺憾だ」の一言で終わらせ、強く当たらない。 これで一時的には戦争が回避できますが、その後強くなった中国が宣戦布告をし、さらなる悲劇を生み出すことになります。 憲法9条を作らせ、「遺憾だ」の一言で済ませ平和を取り作っていますが、10年後には戦争をする未来が見えています。
今の日本には憲法9条をなくし、中国に強気で当たらないとまずいことになります。 しかし、政治家になって憲法9条をなくそうとすると野党やメディアが騒ぎ、軍国主義に戻すのかと批判されます。
よくネット上で日本を直したいと言っている人がいますが100%無理です。 もうこういう末期症状を施している国には合法的にではなく違法的に、つまり革命を起こさないともう立て直すのは無理です。(筆者は革命を押しているわけではありません)
この記事を読んでくれた皆さんはいまの日本がだいぶやばいと分かってくれましたか? この記事が皆さんの役に立ったくれたら幸いです。
引用元:世界史劇場 熱烈なるヨーロッパ戦線(作者 神野正史) 発行:ベレ出版 http://sekaisi.com/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?