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日本のことで日本人が生徒になる日

私が普段関わっている外国籍の方々は旅行好きな方が多い。
コロナ禍においても感染者数が落ち着いたときを見計らって
様々な所に行っている。

私がちょっと地名を言うだけで軽く30分~1時間話せる。
知識を持っているだけではこうならない。
そこの空気はどうだったか、どんな料理がどこのお店で美味しかったか、
どこにどんな面白いものがあるか、などなど
肌で感じた体験がとめどなく溢れ出る。

私よりたくさんの所に行っているし、
私より詳しい。
ガイド本を出版している会社や旅行会社に
この方々を紹介したいくらいだ。(笑)

きっと私が前情報なしに同じ場所へ行っても
その方々が受けた感動に私は気づかないまま帰ってきているであろう。
それは私が日本在住歴の長い日本人だから。
なんとなく当たり前と思っているものは視界にすら入らない。
だからガイド本に載るようなわかりやすい個性的な物に
「旅」を感じる私なのである。

外国籍の皆さんは日本各所の見方が異なる気がする。
空気、雰囲気、景色、言葉、建物の感じ、自動販売機、、、
細かい部分をよく見ていて、
その一つ一つが旅のお土産なのである。
それらは日本人の私たちにとっても言われてみれば感激する
ということがよくある。
いつかそこに行くときは話してもらった事を思い出して
きっと同じ感動を味わうことだろう。

日本再発見。
その一助をかっているのは
外国籍の皆さんの体感と考察なのだと思う。


【タイトル画像は「みんなのフォトギャラリー」より
クリエイター:ひろゆきさんの作品を使わせていただきました。
ありがとうございます。】

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