#70 決断も実践も自分次第【ファッションデザイナー・吉田岳史さん・日本】
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みなさん、こんにちは。『うれしい たのしい 日本語 さいちゃんねる』日本語教師の さいとう あきひと です。この番組は日本語を勉強している人と日本に関わるすべての人にお送りしています。
はい今回もファッションデザイナーの吉田 岳史(よしだ たかし)さんをゲストに迎えて後半をお 送りします。ニックネーム、ヨッシーさん。
はい。
ヨッシーさん、よろしくお願いします。
お願いします。
はい。前半では独立する前の話とか、どうしてファッションデザイナーを目指したか っていうお話をいろいろ教えてくださって、ありがとうございました。前半まだ聞いていないという方がもしいたら、前半も聞いてみてください。今回同じファッションデザイナー兼(けん)クリエイティブ・ディレクターのヨッシーさんをお迎えしているんですけれども、後半のほうでは2015年にご自身の会社を持たれて独立されたっていうことなので、そちらの方の お話を中心に伺いたいと思います。はい。
まず早速なんですけど、自分の会社を持って独立しようと思ったのはなぜなんですか。
えっとね、その一番最後にいた長く12年ぐらいいた会社があるんですけど、その会社の中で実は自分のブランドを出すっていう話になったんですよ。で、えーと、その会社で自分のブランドを出すっていうのが自分の夢だったから、そのいわゆる会社の資金を使って自分自身のブランドを出すというのがやっぱり夢だったんですよ。それがか叶(かな)うっていうふうになって、で、その取締役(とりしまりやく)会とかまで通って、自分のブランドを もう出すって決まってブランド名も決まり、サンプルを作り始めていたんですね。で、自分のチームも編成されていてサンプルを作り始めていたら、その ちょっと大きなあの大企業に私いたんですけど最終的に。その大企業が違う大企業と あの合併(がっぺい)するって話になって その合併とともにその俺のその新しくやろうとしているブランドの話が 白紙(はくし)撤回(てっかい)になっちゃったの。 それで、あのー、そこで夢破れたりって感じで、せっかくそこまで掴(つか)んだのに、その違うさ、大人の事情、そういう大きい話で自分のブランドを出すっていうね会社から出すっていう話がこう 握りつぶされてゼロになってしまって、でまぁ違う、結局、違うブランドのクリエイティブ・ディレクター を、まあやってたんだけど、1年ぐらいやってたかなぁ、その後。なんだけど、もうやっぱり なんかその夢をね、その会社の力、大きい力で握り潰(つぶ)されたっていうのがどうしても悔(くや)しかったり とか納得(なっとく)いかなくて、なんかもう いいかなって思ったのね、そこで。それでもうやめて、まあ自分で、じゃあもう 会社をやろうかなっていうふうに 思ったってかんじ。
そうなんですね。
そうそうそう。
そういう合併とかってよくあるんですか?業界では。
その時はあったんですよ。そのアパレル業界って今ちょっとあの、そんなにいい 感じじゃないんで、あのー、大企業同士もくっつくし、どっかまあ商社さんからの資本が入ってその商社が実験を握っちゃったりとかしたり して、やりたいことが全くできなくなったりとかっていうことがすごく今あって、そういうのには巻き込まれたっていうところもあるんですよね。
なんかそういうのって、あの、あれ?このブランドっていうかこのメーカーってもうちょっと買いやすい値段だったんだけどなぁっていうのとか上がったりとか、なんかファッションの雰囲気が変わったりとか、そういうのってやっぱりそういうことが関係してたりするんですか。
えっとね、ありますね。その逆もしかりで、そのすごくこうハイセンスなわりと良い服を作っていたブランドが、でかい企業とこう 合併することによって、もっとこう、えー、 広い人に買ってもらうように上代(じょうだい)を下げなさいって指示が出たりとか。でも全然客層がガラと変わっちゃって作る洋服とかテイストまで変わっちゃってってなると、前いたお客さんは、なんじゃこりゃってなって離れちゃう っていうので失敗したりとかもあるし、 まあ逆もしっかりなんですよね。なんかダメになりそうだったブランドが大きい企業と 合併して資本が大きくなることによって プレス活動だったりとか、いろんなことがお金が使えるようになって 良くなったりっていうこともあったりとかするから、一長一短ではあるかな。
そういう会社が合併したときにそういう ヨッシーさんだったら、ご自身のブランドを持ってやろうとしてたその企画がなくなっちゃったりとか、そう いうこともよくあるんですか。
ある。あるあるですね。
なんかもうしょうがないじゃん、みたいな感じですか、それって。
そう、結局その 合併した時はその大企業プラスが大企業なんでブランド数がすごく多くなっちゃうでしょ。 で結局、精査しましょうっていう前提だったらしいんですよ だからえっと採算が取れてないブランドはまずバンバン潰(つぶ)れ、潰されていく。
いるかいらないか、みたいな。
そうそう、で、自分なんてまた始まってもいない、サンプルを作り始めたところだから、あの、お店もなければ製品もまだ作ってない状態だから、真っ先にもう もう小さい蚊(か)のように握りつぶされる。商品を作ってっていうところは行ってないので、そう、その対象になったっていう感じ。
うまくいかない時ありますよね、そういう。
もうなくなったブランドがどれだけあるかって感じですよ。
そうなんですね。
ま、でもそういうことがあって、そこでこう、じゃもう終わりってならずに、じゃもう自分でやるかと。なんかそう思えたのはなぜなんですか。
結局、なんだろうなぁ。ファッション以外はなんか、やりたくないって言ったら、すごい失礼な言い方になるけど、できない、それしかやってこなかったからできないっていうのもあるし、結局その自分のブランドを持つっていうのが最終的な あのビジネス面での自分の夢だったので、それをどこかの会社で今そのアパレル業界が その不景気だって言われている時に、自分のブランドを新たに出すっていうことがどれだけ難しい かっていうのもなんとなくこう自分、肌(はだ)感覚でわかってきてたから、どこかの会社にまた社員として就職をして自分のブランドを出す ということはもうたぶん無理だろうと。そしたらまぁずっとその会社員デザイナーとして、まぁあるブランドのデザインをまぁ、ずっとやっていく っていうことの繰り返しになっていくから、別にそれで人生終わってもよかったんだけど、どうしても自分のブランドをやりたいっていうのが あったので、もう辞(や)めて独立って感じにしました。 ある意味タイミングではあったってことですか?ね。
うん、そうだと思う。
それがないと、ね、今のような形にはなってないかもしれないですしね。
なっていない。本当にそうですね。
2015年に独立をされてご自身のブランドは2022年からスタートしたってことなんですけど、ちょうどコロナ禍(か)じゃないですか。
そうなの。
そういう大変さもあったんじゃないかなと思って。
それはみんなに聞かれるんですけど、なんでコロナ真っ最中になんかブランドをローンチしたのってすごく言われるんだけど、それは自分が2015年に会社を辞めて 独立した時から決めていたことなんですけど 、えーと、2015年から2022年のローンチまで7年ぐらいあるわけじゃないですか。その7年間でまぁいろんなアパレル企業さんと自分は契約をして、クリエイティブ・ディレクターだったりとか、そのブランドのデザイナーだったりとかっていうのを業務(ぎょうむ)委託(いたく)という形で受け負(お)ってたので 多い時だと3社受け負って、そこからこうギャランティーが発生して、それを お金でもらって生活をしていくっていうことをしていたんですけど、その業務委託でまあ、最大3社やったりとか2社やったりとかしている間に バンバンバンバンとにかくお金を貯(た)めて、50歳になるタイミングで自分のブランドをローンチしようって、もう決めてたんですよ。2015年の時点で。だから7年後に50になるから、その時には絶対にローンチしたい。できれば本当はもうちょい早くしたいけど、50歳の時にはしたいと思っていて、それがたまたま50歳になる年が2022年だったというだけ。で、コロナ中だったというだけ。
その準備をしている過程、その、コロナって2020年とかですよね。準備中もコロナ禍だった、真っ最中だったから動くのとか難しくなかったんですか。
海外とのやりとりとか。
なんか結局、その海外に行ったりとかできなかったので、その海外の生地を扱っているインポーターさんから、この生地を見せてもらったりして、そこから生地を買ったりとかして、うんあの、イタリアの生地とかを調達してファースト・コレクションはやったって感じ。
そうなんですね。
うん、うん、うん。
コロナの時って、ちょっとみんなが閉じちゃってて、なんとなくこう、先も見えないし暗い感じがあったと思うんですけど、そういうコロナ禍だったけど、ご自身のブランドを始められて、50歳という目標にしているタイミングで始められてっていうのは なんかちょっと明るいニュースですよね、そういうの。希望な感じがします。
そう、なんか自分的にはもともと決めてたことだから、たまたまコロナだったってだけなんだけど、なんだろうなぁ、でもコロナの中で始めたからやっぱりすごい大変だったっていうのはあるんですよ。全然あるし、あの、コロナがなかったら、もうちょっとね、あの、うまくいってたかもとか、たられば話はいくらでもできるんですけど、でもなんかそういう時代、そのコロナっていう閉鎖(へいさ)的な時でも やっぱり決めたことは実践(じっせん)したかったっていうかコロナで諦(あきら)めるっていうのは嫌だったの。その自分のブランドをローンチすることを諦めるっていうのは嫌だったので、どういう結果になろうが 50になったらやるんだって決めたことはやろうと思ってやったっていう感じ。
ああ、そうなんですね。まあなんか年齢じゃないと思うんですけど、その50歳っていう年齢でご自身のブランドをされたっていうのも なんか僕はすごいことだなって思ったんですよ。
ちょっと遅いですからね、デビューとしてはだいぶ。
なんかこう後から今追いかけている、年齢的にはね、追いかけている人間としては 本当になんか何て言うんですか、勇気をくれるっていうか、そういうお話って。自分もやれば何かもう一つできるかもとか、しかもその今お話しされてた コロナ禍だったわけじゃないですか。そういう中でも何かを成(な)すことができた、できるとか、すごく力がもらえるお話だなと思うんですよ。
そうね、誰もコロナ禍にさ、新しいブランドになんてやらないよね、普通。でもまあ、自分はやったっていうことはある意味 コロナが明けてきて、その時にやり始めてよかったなとは思ってます。その時にやらなかったら、たぶん今もやってないかもしれない。もう諦めちゃってっていうことになってたかもしれないんで、ある意味その状況がどうであれ、やりたいことはまあ早めにというか、自分のタイミングでやるっていうのは すごい大事かなと思う。
そうですね。頑張ります。
頑張ろう、頑張ろう。
今も頑張ってると思うけど。
みんなも頑張ろう 。
みんなも頑張りましょう。
そうですか。ちょっとそのお話にも繋がると思うんですけど、独立されてからやりがいを感じたことって、どんなことですか。
えっとね、やっぱそれも会社員の時と同じで 両方あるんですよ。 良いことも悪いこともやっぱりあって、良かったことはとにかく 自分のデザインに誰も文句を言わないので。でも誰も文句を言わないけれども、全て自分に責任があるじゃないですか。
そうですね。
例えば会社員デザイナーの時って、自分でデザインをしました、サンプルが上がってきました、でも販売の人とか 他の営業の人の意見とかが 入ったりとかして、例えば袖(そで)をもうちょっとこういうふうにしてくれたら、もうちょい売れますとか、丈(たけ)がどうとか、なんか柄(がら)がちょっと難しいかもとかって言って 直していく作業とかが、やっぱり人の声が入って直していって 世(よ)の中に出るっていうのが普通なんだけれども、自分のブランドだとそれを誰も言わないから、自分が良いと思った100%を出せるっていうのもあるんですけど、それに対してすごく責任はある。100%自分の責任。
それに対してこう、もうちょっとこうしたほうがいいんじゃ、いいかもしれないですねとか、おっしゃる方もいないんですか、今は。
うん。だって自分のブランドだから。
そういうものなんですね。別にそのミーティングとかで ヨッシーさんがこれどう思う?とか、そういうことも特にはないんですか。
なんかその、ちょっと手伝ってもらってる、そのマーチャンダイジングとか 生産のほうを手伝ってくれてる人がいるんですけど、その人に、なんかこっちとこっちだったら どっちがいいかな?みたいな 相談はするけど、相談ベースで、別にその人もこっちのほうが着やすいかもしれないけれども、でも吉田さんやりたいのはこっちですよね、みたいな。そう、で、だったらこっちでいいと思いますよって。そっちのほうが吉田さんらしいしって言ってもらえると、じゃそれでいこうかなってなったりとか。
そうですか。まあ最終判断はご自身ってことですもんね、いずれにしても。最終判断はもう私です。
自分で作って自分で決めるっていう。
そう、で、売れなくても自分の責任だし。
でもどうですか、そういうほう、今のほうがあってます?以前より。
うーんとね、本当に全てのものに表裏(ひょうり)一体(いったい)っていうのがあって、それがいいこともあるけれども、やっぱりその一人でやることに すごくこうプレッシャーを感じることもあるし、やっぱり自分で全てをやっているので、あの、自己資金でね 誰のバックアップも受けずにやってるから 自分の資金で、じゃ、やれることって 決まってくるじゃないですか、ある程度。その大企業にいる時にやれることは できなかったりとかするので、 なんかそういう制限もあったりとかするから、本当にどっちがいいとか特にないんですよね。だから企業デザイナーがいい悪いとか、独立したデザイナーがいい悪いとか、本当にやってみて思うけど、なんかないかも。どっちもいいところも悪いところもあるなとは思います。
ああ、そうですか。
今もその自分のブランドをやりながら 他のアパレル企業さんと契約(けいやく)して、あの、そこのブランドのデザインとかも 並行(へいこう)してやってるんですけど、そういう感じでやっていくかなと思いますね。
じゃ、今後そういう形態でやっていく中で こういうことやってみたいとか、 どうしていきたいみたいなのはあるんですか。
ああ、えっとね、ありますよ、いっぱいある。
秘密?
ううん、まだ今、店舗(てんぽ)がないから、自分の店舗は持ちたいと思うし、あと今、WEBでしか展開できてないので、そのいわゆる実店舗(じってんぽ)というところで展開したいっていうのもあるし。直接その、お客さんと触(ふ)れ合える場所というのが今なくて、展示会をやったらその展示会に来てくれた人と話をして そこでまあ、気に入ってくれたら受注(じゅちゅう)をくれるみたいな感じなんで、そこでしかそのアタッチメントの機会がないから お店が持ちたいっていうのはあるし、もっと言っちゃえば、もう海外とか世界中で売りたい。なんか自分が作る服って、たぶん日本の人よりももしかしたら海外の人の方が受けるんじゃないかってずっと思っていて、でもその、海外で商売するってものすごい資金が必要だったりとかコネクションが必要だったりとかするんで、その辺が全然今落ち着いてないので、できてないんですけど、将来的には世界中で売られたらいいよね、と思ってる。
ああすごい、素敵な夢ですね、やっぱり。
これ、聞いてくれてる人は外国の人も多いんで。あ、欲しいって…
ね、本当に。
…思ってくれるといいですね。
確かに、そうですね。やっぱりなんか日本だけとか、どこどこの国だけみたいな感じよりはやっぱりちょっとグローバルな感じで攻(せ)めたいっていう最終的な目標はあるかな。
へえ、すごい。楽しみですね、じゃ、まだまだ。
そうですね、まあ大変ですけどね。
そうですか。
また真面目な話になっちゃってるけど大丈夫?
いいんですよ、真面目な話でいいんです、そうこのチャンネルは。
本当に?もうちょっとふざけた人なんだけど、すごい真面目な話になっちゃったと思って。
すごい聞き入っちゃいました。
大丈夫ですかね。
そう、今日はいつもオンラインで録音してることが多いんですが、今日はヨッシーさんの事務所で直接お会いして撮ってるんですけど、お顔がファッションデザイナーの、プロのファッションデザイナーのクリエイティブ・ディレクターの横顔になってて、めっちゃかっこいいなと思いました。
お恥ずかしい、お恥ずかしい。
ちょっとなんか「情熱大陸」みたいでした。
ね、本当はもっとおちゃらけてるんですよ。
そうですね。
2人でしゃべるときはもっとバカな話しかしてないんで。
はい、でもそういうのも少しわかる、真面目なお話をされてても、なんていうんですかね ヨッシーさんの気取らない、社長さんだけど 私のような 普通の人とも 同じ目線で話してくれたりする そういうフラットな感じが すごく伝わると思います。聞いてくれてる人にも。
ありがとうございます。まあ自分はちょっとフラットな人なので、フラットでフランクな人なので、なんかね、楽しく生きていきたいわけよ、俺、なんか。なるべく笑っていたいし、なるべく楽しく生きていきたいので、おちゃらけもするし 真面目な話もするけど、なんかそういう、人が不快(ふかい)に思うこととか、そういうことはしないし、されたくない、と思ってる。
そうですね。平和で楽しいヨッシーさんってかんじ。
そうそう、意外と平和主義なんですよ。
今までそういう、お仕事でもご苦労はされてるから…
めちゃくちゃ大変でした。
…ねえ、だからそういう人の痛みとかも…
そう。
…理解してくださる。
人の痛みがわかる デザイナーになりたい。
あ、そうなんですね。
というかもう今なってる気もするけど。
自分がされて嫌なことは もう絶対に人にはしたくないし。まあ時代も違いますしね、全然、今。
そうですね。みんながそうなっていけばいいのにって。ね、そんなに難しいこと?と思いますけどね。
うん、ま、いろいろな人いらっしゃいますからね。
そうですね。ありがとうございます。
で、あの、後半のほうでゲストの方に みんな聞いてるんですけれども、日本語の中で好きな言葉とか フレーズがあれば教えてください。
はい、これね、すごい迷ったんだよな。迷って。
迷いますよね、この質問。
迷ったんですけど、 ちょっとすごい 、あの「X」 ってあるじゃないですか 旧ツイッター(Twitter)。トゥイラー の ある人をフォローしてるんですけど「テストステロン」さんっていう。
有名ですよね、この方。
すごい有名だからみんな知ってると思うんですけど、テストステロンさんがもう 大好きで、この人が かけてくれる言葉が もう本当にね、毎日励まされてるんですけど、その中で すごい好きな言葉があって、それを選びました。
はい。
はい、言っていいですか? えーとですね「我慢するな。好きに生きろ」っていう言葉が あって、テストステロンさんが言ってくれてるんですけど、注釈としてね、ちょっと書いてあることを ささっと読むと、「人生を自由に生きていると、私も我慢してるんだからお前も我慢しろ、とでも言わんばかりに、 あーだこーだ理由を並べて文句を 言ってくる連中が必ず現れる。でもガン無視でいい。その人が我慢 しているのはその人の勝手であって、あなたには何の関係もない。あなたの人生なんだから、あなたはあなたの好きに生きたらいい。我慢を強要する社会なんて最低だし、誰かに我慢を強要できる権利を持った人間なんて、この世に一人もいないんだぜ。人生一度きり、やりたいことをやろう。 生きたいように生きよう」というね、すばらしいお言葉がありました。これが、好きだな。
なんかヨッシーさんも、生き方もそういう生き方ですよね。 今までのお話をこう聞いていると。
そう、そうね。目標にしてる。
ご自身もね、やりたいことを頑張ってされてきてるし…
そうですね。
…その、さっきのお話もそうですけど、 人にもそれを別に強要はしない。
ああ、しない。
まさにそうだなって。
そうね。
実践されてますね。
実践、できてるかな。 常にこういう気持ちは持ってるし、自分もなんかうん、この気持ちを大切に生きてるところはあるかな。 だからすごくグッとくるというか、うん。て、感じですかね。
すごくよくわかります。
はい、我慢してますか?
なんて言うんだろう。小さい我慢はあります。
あるよね、それあるよね。それだれでもある。
ちょっと今日アイスクリーム食べたいけど…
うん、やめとこう、みたいなね。
…体調的に今日は食べると、ちょっとお腹にくるかなと思って、 明日にしようとか。 結局明日食べるんかいって話ですけど。 一日我慢しようみたいな。 そういうことじゃないですよね、その話。
そういうちっちゃいことではないんですよね。
あの、生き様(ざま)の話ですよね。
はい、アイスクリームの話ではない。
そういうちっぽけな我慢はあります。
ちっぽけな我慢も、まあ必要ですよ、やっぱりね。
そういう我慢は必要かもしれない。 自分に厳しくっていう。
そうそうそうそう。でもその、自分が辛くなるような我慢もしなくていいっていうこと。
そうですね、すごく思います。
時々周りにもいたり、いなかったりするんですけど、 自分はこんなに苦労したんだから、 あなたも…上の世代の方とかに言われることとかあるんですけど、 こんなふうに大変にやってきたんだから、 そういう苦労がわからないのはダメだよとか言われるんですよ。
「うちらの時代はね」みたいな人ね。
あれ、ちょっともう超うざいです。
そういう人は握り潰しといてくださいね。
だからもう関係ねえって思ってますけど、 自分もそれを後輩とかにはしたくないです。
絶対したくないよね。
むしろ逆にそういう大変なことがあったから、なんか、ね、できればしなくてもいいことはしなくてもいいんじゃないかなと思ったり。
絶対そのほうがいい。
そういうことがあったから、 そうじゃないやり方もあると思うよみたいなことは言ったりしますけどね。
いい先生ですね。
本当ですか?
いい先生だ。
じゃ、そうしよ。なんか、こういう大変さがあったから今があるんだから同じようにやりなさいとか、 ちょっと言えないかな。
やっぱりね、全然ね、違うよ。 生きてきた時代というか、 やっぱりもう令和(れいわ)でしょ。
はい。
全然違うじゃないですか。
令和ですね。
やっぱ令和には令和のね、 考え方というものがございますから。
うん、時代もそうだし、人によって違うから、ね、本当に。
だから令和を生きてる、その昭和(しょうわ)の変な人たちはもう無視していいと思うんですよ。 令和を生きてるけど、 昭和の人でもやっぱりその令和の心を持った人がいるから、 その人を道しるべに生きていけばいいんじゃないでしょうかね。
ああ、やっぱ素敵な先輩です。
ありがとうございます。
かっこいいです。
昭和生まれです。当たり前ですけど。
僕も昭和生まれですけど。
あ、そうだよね。 平成なわけねえか。
昭和の年代がちょっと違うんだけど。
そうですね、はい。
そうですね。 ヨッシーさん、ギャルマインドですよね、けっこう。
ギャル?うん、ギャルだと思う。 ギャルだと思ってる。
なんかギャルってかっこいいと思うんですよ、僕。
うん、わかる。
言ってること。 まあもちろん、ちょっと違うかなっていう時もあるけど、 なんか筋(すじ)が通ってる人が多いから。
そうなの。 ギャルってね、いいこと言ったりするんだよ。
ですよね。 そこでなんかクイって変わったり、 時代を作ったりしてる人たちじゃないですか。
そうだよ。
ね、だから。
安室(アムロ)ちゃんとかだってギャル。
安室ちゃんはもうカリスマですから。
あゆとかもそうでしょ。
そうですね。 じゃ我慢しないでみんなギャルになろうって。
うん、みんなギャルでいこう。
てことで、いいですかね。 はい、ありがとうございます、ヨッシーさん。
ありがとうございます。
めっちゃ面白かったです。
すみません、くだらない話。
とんでもないです、全然。くだらなくないです、はい。
じゃ、前半のほうでもお知らせをしたんですけど、 ヨッシーさんのインスタグラムのアカウントがありまして、 そちらのリンクもこの番組の説明のところに付けていますので、ぜひ皆さん、見てみてください。そしてポッドキャスト、ウェブラジオをヨッシーさんもされています。
はい。
そちらのお名前が。
『True Blue on my Blue』です。
これあのー、本物の声で聞きたいんです、いつも。 はい、そちらのリンクもありますので皆さん、聞いてみてください。
ぜひぜひお願いします。
この番組『にほんご さいちゃんねる』のインスタグラムのアカウントもありますので、 ぜひそちらも見ながら聞いてみてください。 ヨッシーさんと私が話した言葉を『note』というウェブサイトに文字で書いていますので、 日本語を勉強している人はそれも見ながら聞いてみてください。 はい。
ではヨッシーさん、前半後半長い時間になりましたけれども、ありがとうございました。
いえいえ、ありがとうございました。 あっちゅう間だった。
ですね。なんけ普段は聞けないお話がいろいろ聞けたので…
確かに、真面目な話しちゃった。
じゃ、真面目じゃない話はアフタートークのほうで。 話せるかな。
不真面目回もやりましょう。
またじゃ、遊びに来てください。
はい、ぜひぜひ。ありがとうございます。
ありがとうございます。はい、皆さんにうれしい・たのしいことがたくさんありますように、心から願っております。じゃ、体に気をつけて過ごしてください。じゃ、ありがとうございました。さようなら。
さようなら。
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