#20 本
Japanese Podcast 「にほんごで」#20のTranscriptです。
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ゆり先生は本を読みますか?
読みますよ。電車に乗っている時とか、時間があるので読んでいますね。
どんな本を読みますか?
どんな本?小説…
私はあまりファンタジーは読まないですが、小説ですかね。
私も時間がある時、うちの中でゆっくりする時に時々本を読むんですが…最近、子供の時に読んだ本を読んでみたんです。
子供の時に読んだ本?
はい。小学生、中学生ぐらいの時に読んだ小説を読んでみたら、大人になったので、その時に思ったことと今思うことが全然違くて面白かったんです。
ああ…そうですか。そうですね、小学生の時と今は色々違いますから。
そう。で、日本語がちょっと簡単なんですよね。
ああ…そうですね、それいいですね。
私、時々学生に「日本語で本を読みたいですが、とても難しいから...子供が読む本は恥ずかしい ...だから、その真ん中の本を紹介してほしい」と言われたことがあって、 おすすめの本とかありますか?
そうですね、おすすめの本。
うーん…児童文学といって、子供でも読むことができる文学作品が色々あります。
外国のストーリーを日本語に訳したものが多いですが、日本人が作った作品だと、私は宮沢賢治 という人の本が好きです。
ああ、宮沢賢治は有名ですね。日本人ならみんな知っています。教科書にも載っていますね。小学校、中学校の教科書に載っていますね。
はい。宮沢賢治が書いた本の中に、『銀河鉄道の夜』という本があります。
おお!有名ですよね。
はい、そうですね。読みたい人がいるかもしれませんから…
ネタバレ?spoiler?
詳しい話はしませんが、電車に乗って不思議な世界を旅するという、ちょっとファンタジーな話です。
うん。ファンタジーですが、深いですよね。
そうですね。ただ楽しい…不思議な世界で楽しいという話ではなくて、よく考えなければならないこととか、
哲学?
そうですね。
哲学、英語で?
philosophyかな?
うん、ですよね。
はい。そう、難しいところ。理解するのに何度も読まなければならないところもあります。
子供の時に読んだら「あ、へえ〜、不思議だなぁ」ですが、大人になって読んだら「 おお、なるほど。そういうこと。なるほど!」ですよね。
そうですね。子供の時は、ちょっと怖いなあとか、意味がわからないなあと思ってスキップしていたところもありますが、大人になってから読んだら「あ、こういう意味だったのか」とか、 怖いと思っていた理由がわかって納得するシーンもありました。
ああ、そうですよね。
銀河鉄道の夜の…たぶん私、アニメも見ました。
アニメ映画を見たことがあります。
もし...もちろん本を読みます。もいいですが、アニメを見ても面白いと思います。
そうですね。
似ているタイトルのアニメがいくつかありますから。
そう。有名なのは、『銀河鉄道333(スリーナイン)』ですが、私たちのおすすめは、『銀河鉄道の…
夜』です。
はい。皆さん、間違えないでください。
はい、そうですね。
私は小学生の時に、夏休みの宿題で、読書感想文、本を読んでどう思いましたか?という作文を書く、という宿題があって、その時に『モモ』というドイツの児童文学を読みました。
とても有名な話で人気があるので、読んだことがある人がいるかもしれませんが、 これも大人になってから、もう一度読んだら、とっても深い話で感動しました。
へえ。そうなんですね。
モモ、私、読んだことがないんですよね。 ずっと小学生の頃...小学生の時から、母に読んだ方がいいよと言われていましたが、読んだことがなくて…じゃあ、ちょっと今読んでみたいなあ。
そうですね。大人の方が、もしかしたら、考えることが多いかもしれないです。
子供の時は、新しい世界に行ってみるような、ワクワクする気持ちと、ちょっと怖い気持ちがあったんですが…時間がテーマなんですよね。
時間。
はい。大人って、時間の使い方が上手なんですが、上手になることはいいことですか? どうですか?ということを、考えさせられるお話です。
そうなんですね。
ももは、世界でも有名な話ですから、読んだことがある人も多いかもしれませんが、それをまた日本語で読むのもおもしろいですよね?
そうですね。ストーリーが分かりますから、難しい日本語があっても、スキップしながら読むことができると思います。
そうですね。これは日本語でこうやって言うんだ!みたいなのは、とてもおもしろいですよね。
その読み方もとてもおすすめです。
ぜひ読んでみてください。
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それでは今日はここまで、
さようなら!
『銀河鉄道の夜』はインターネットで無料で読むことができます!
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