中級レベルに入って、初級の内容がボロボロ落ちていく。
Xin chào thứ tư.
中級に入って、初級の内容をすっかり忘れる学生。作文はぐだぐだ。時間軸もぶれぶれで、今のことなのか過去のことなのか未来のことなのかさっぱりわからない。
母語にはない概念やルールがあるのならば、当然間違えやすくなることは分かるのだが、もっと丁寧にできないだろうかと悩む毎日。
ベトナム人日本語学習者の中で、特に間違いが多いのが、助詞と動詞の変形。
ベトナム語は語順が大切であり、助詞や動詞の変形のルールがあまりないので、これをマスターすることは至難の業。
でもでもさ、いつも言ってるじゃん。日本語は違うんだよって。
これだけ使っていれば自然と口から出てくるような気がするんだけどな。
いやいや、彼女にとっては、まだまだ使い慣れていないのだろう。
正直な話、初級の文法でも十分会話は成り立つ。そう考えると、中級レベルを学ぶ必要がある学生と、特にすぐに学ぶ必要はない学生に分かれてくるように思う。基礎部分を忘れてしまうようなら、別に難しいことやらなくてもいいじゃん。
今、彼女に必要なことは、初級の文法を駆使して、いかに自分の言いたいことを話し、表現できるかということであると感じた授業であった。
では、Hẹn gặp lại.