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Tết休暇にベトナム中部へ(Đà Nẵng編のはずが…)

前回はHuếの旅についてつらつらと。今回は旅の最終地点であるリゾート地Đà Nẵngへ向けた旅について書くわけですが、思うようにいかないのが私の旅なのです。

Đà Nẵngでは、海が見える少しお高いホテルを予約していました。Ngu Hanh Son(五行山)やThánh địa Mỹ Sơn(ミーソン遺跡)にも行きたかったので、事前にホテルにチャーターを予約してもらい、うきうきな気分で車に乗り込みました。田園風景を見ながら2時間ほどかけてĐà Nẵngへ。しかし、高速を降りようとしたとき、なにやら嫌な予感が…。全身青い服に身を包むベトナム人。そう、コロナの検査です。

実は、旧正月前にベトナム政府は、この時期、人の移動が多いであろうと世予想し、あまり外出しないように呼び掛けていました。私は、有休を使って早い時期に旅行に出ていたので、あまりその情報を気にしていなかったのです。自業自得ですよね。

「あなたはĐà Nẵngへは入れません」

状況が全く理解できませんでした。とりあえず運転手のおじちゃんにGoogle先生を使って状況を説明してもらい、泣く泣くHuếに逆戻り。気を遣ってくれたのか、途中でラン・コービーチに寄ってくれました。コーヒーを飲みながらビーチで今後の旅について考えました。

“鉄道にも乗ってみたいから、鉄道で北上して、Đồng Hớiのフォンニャ=ケバン国立公園で洞窟を見るのもいいな~“

しかし、そんなに甘くはないですね。とりあえずHuếに到着後、ホテルで休んでいると、保健所の方からお呼び出しがありました。ロビーに呼ばれ、そこから取り調べが始まります。今回の旅について、移動手段や日にち、泊まったホテルなどの詳細を聞かれ、そこで二度目の衝撃的な宣告を受けるのです。

「あなたは隔離対象です。明日から9日間隔離施設で過ごしてください。」

どうやら、私の家の区で以前コロナ感染者が出たことが理由だったようです。しかし、その区は特に隔離されておらず、なぜ私だけが隔離対象になるのかハテナがたくさん。なぜなのか理由を聞こうにも、「決まったことですから」の一点張りで、翌日から隔離施設行きが決まりました。挙句のあてに、その保健所の方に「記念撮影を撮らないか?これは君にとっても記念になる」と言われ、もうげんなり。きっとこれから9日間、体もよく洗えなくなるだろうと思い、バスタブ付きの部屋にやったー!…ぬるい、、。結局気が休まらずにその日を終えたのです。

この日から、ある意味私にとって、Huếが忘れられない場所となるわけです。

次回隔離施設へ。


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