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生活保護が水を差す

 ボランティアの帰り道、一台の街宣カー。
おじいさんが一人、車を走らせていました。

「外国人は日本人同様の生活保護を受けることはできません。
最高裁で判例もでています。自国の大使館へ行って支援を受けてください。」

最高裁の判例を自分の都合よく解釈している気がします。
生活保護法の「国民」の中に「外国人」が含まれないというだけで、
自治体の裁量で生活保護を受けることはできると思うのですが・・・
そこは生活保護というよりも人道支援に近い保護な気がします。
むしろ、誇れるところではないでしょうか?

 外国人への生活保護は、自治体も苦しいけど、
見過ごすわけにはいかなかったのだと思います。
むしろ、みんなが苦しいのではないかと思います。
その捌け口としての、訴えなのかなとも思います。
 日本人も外国人も特に違いはありません。
穏やかな暮らしがいいですし、
子どもの成長も願います。
それが毎日続けばいいなと思っているはずです。
大切なものは同じ。
なぜ、争わなきゃいけないのでしょうか?

 日本語教室が終わったばかりの出来事だったので、
過剰に反応してしまいました。
よその国へ行けば、私たちも外国人。
どこかの国の日本人も
同じことを言われてるのかな?と思いました。

 人類は集団でないと生きられない動物です。
外国人と日本人が一緒により良い日本を目指した方が、
強い集団になると思います。
 日本人は〇、外国人は×、みたいな考え方でやっていきますと、
どんどん集団が小さく弱い力になっていきます。
末路は日本人至上主義や外国人の血が入った日本人は~と叫び、
自分たちの弱さを外国人のせいにしそうで怖いです。
 大きな強い日本になったとしても、
国を担うのがあれなので、あれですが・・・

 日本人だけで社会が成り立っているわけではありません。
その外国人に労働力を期待しているのは誰か?
想像力は失わずに歳をとりたいです。





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