考える国文法その1:「音便」
この記事では、国文法教育について、従来のような一方向な知識の詰め込みから脱した学習方法を考えてみたい。
・ 「音便」という現象まずは、「音便」という現象について取り上げたい。音便は国文法教育においては、特に「書いて」や「習って」のような、五段動詞(古典文法なら四段動詞)の特殊な活用(「音便形」)として学習するだろう。
しかし、その扱いとしては、カ行やタ行のような各行内での活用からはみ出るものとして、詳しく取り上げられることはない。これはとてももったいないことである。このよ