国文法の問題点その3:「ようだ」
前回まで、「〜ている」や「〜について」などの表現について、「文節」という概念における区切り方の妥当性を考えてきた。
今回も同様に、「ようだ」という表現について考えてみたい。
「ようだ」という表現は、国文法では助動詞とされている。したがって、「ようだ」は付属語であるから、例えば「彼は困ったような顔をして立っていた。」という文は、文節としては次のように区切るのが正しい、ということになる。
彼は/困ったような/顔を/して/立って/いた。
しかし、「ネ」を入れられるかどうかで