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フランス語圏のおすすめアート | 日本で鑑賞できるフランスのアート展示 (2023年2月・3月)
『フランス語圏のおすすめアート』5回目の特集です!🎨
2023年の2月・3月に日本で鑑賞できるフランスのアート展示をご紹介します。
実際に鑑賞された方は、コメントにて感想もお待ちしております✨
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日本で鑑賞できるフランスのアート展示 (2023年2月・3月)
◾️ 時を超えるイヴ・クラインの想像力ー不確かさと非物質的なるもの
日程:2022年10月1日(土)~2023年3月5日(日)
会場:金沢21世紀美術館 展示室5〜12、14、光庭2
〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
入場料:一般 1,400円 (Web・団体 1,100円) 、大学生 1,000円 (Web・団体 800円) 、小中高生 500円 (Web・団体 400円) 、65歳以上の方 1,100円
※日時指定Webチケット購入はこちら
※休館日、割引キャンペーンほか、詳細は公式HPをご確認ください。
荒廃した戦後の「タブラ・ラサ(白紙)」ともいえる状況から、フランス人作家、イヴ・クラインは新しい人間性を探求する作家として、彗星のごとく登場しました。その時代、イタリアでは空間主義運動、日本では具体などが展開されていました。本展は、イヴ・クラインを中心に、こうした同時代作家、さらに現代の作家を加えて、彼らの芸術に共通する「非物質性」というテーマを浮かび上がらせます。クラインは、アクションやパフォーマンスを通して、青に代表される色や火、水、空気などを用いることで芸術を物質としてみせるのではなく、「感性」を通してふれられるようにしました。精神の自由や宇宙的な想像力にみるものを誘うその表現は、同時代のみならず、ポストインターネット世代を含む現代の芸術家たちにも大きな影響を与えています。私たちは、現在、気候変動やウイルス、インターネット情報環境が生み出す混乱など、無数の「見えないもの」に影響を受け、実体が見えない不確かさ、不安の中にいます。イヴ・クラインほか本展の芸術家たちの革新的な試みは、いま、ここにないものを感じ、想像し、不確かな現在を乗り越えていく喜びと力を私たちに与えてくれることでしょう。
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◾️ クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ
日程:2022年12月21日(水)~2023年5月28日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/B2F
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
入場料:一般 2,000円、大学生・専門学校生・65 歳以上 1,300円、中高生以下 無料
※予約優先チケットはこちら
※休館日、割引キャンペーンほか、詳細は公式HPをご確認ください。
パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展を開催します。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となります。
OMAのパートナーである建築家、重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出に導かれ、フロランス・ミュラー氏のキュレーションにより再考案されたこの回顧展では、創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられています。ユニークなコラボレーションと相互への賞賛によって結ばれたこの揺るぎない友情は、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブ資料によって映し出されます。
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◾️ マリー・ローランサンとモード展
日程:2023年2月14日(火)~2023年4月9日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
入場料:一般 1,900円 (前売 1,700円)、大学生・高校生 1,000円 (前売 800円)、中学・小学生 700円 (前売 500円)、未就学児は無料
※オンラインチケットはこちら
※休館日、割引キャンペーンほか、詳細は公式HPをご確認ください。
ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間でした。とりわけ女性たちの活躍には、目を見張るものがありましたが、ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、大戦後の自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在でした。
女性的な美をひたすら追求したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。本展では美術とファッションの境界を交差するように生きた二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、そして美しいバイアスカットを駆使したマドレーヌ・ヴィオネなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、モダンとクラシックが絶妙に融合する両大戦間パリの芸術界を俯瞰します。
時代とともにありながら、時代を超えた存在となったローランサンとシャネル。二人の創作の今日的な意味とその真価が、生誕140年を記念するこの展覧会で明らかになるでしょう。
本展では、オランジュリー美術館やマリー・ローランサン美術館※など国内外のコレクションから、約90点のラインナップでご紹介します。
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◾️ ルーヴル美術館展 愛を描く
日程:2023年3月1日(水)~6月12日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558東京都港区六本木7-22-2
入場料:一般 2,100円、大学生 1,400円、高校生 1,000円、中学生以下生は無料
※チケット事前購入及び特別料金に関する詳細はこちら
※休館日、割引キャンペーンほか、詳細は公式HPをご確認ください。
人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。
本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにします。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会です。ぜひご期待ください。
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2023年前半も様々なアート展示を楽しんでフランスを感じたいですね!
時間のある際にぜひ足を運んでみてください✨
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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🎵おすすめ楽曲🎵
2月といえば、謝肉祭にちなんだ「カーニバル (Carnaval)」!
というこで、今回は、タイトルにCarnavalが含まれる楽曲を選びました!
Voyou の「Carnaval」をご紹介します!
カーニバルのお祭りの雰囲気を感じられるようなメロディーと、落ち着いたリズムが心地よい楽曲です!
謝肉祭や « Carnaval » に関して気になる方は、ぜひ過去の記事もチェックしてみてください✨
✅ フランス語圏の文化通信#6 | ニースのカーニバル (フランス・ニース)
◾️nihongo_françaisプロフィール
某大学のフランス文学科で出会った仲間3人で、フランス語・文化情報メディア、『nihongo_français』(ニホンゴ・フランセ)を作りました。
20代のメンバーそれぞれの視点で、フランス語勉強やフランス語圏の様々なテーマを取り上げ、ざっくばらんに書いていきます。
お問い合わせは、InstagramのDMよりご連絡ください。
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