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ブログ個別コンサルの思い出【カニの乱】

あなたは知っているだろうか?世の中には世にも恐ろしい歴史を変える隠れた大事件が存在することを!政治の陰に隠れ、歴史から抹殺された知らざれる秘密。

そう、私はその現場を見てしまったのだ!運悪く居合わせてしまったのだ!!

今回お話しするのは私が初心者の対面コンサルで遭遇した世にも恐ろしい大事件なのだ・・・。

多分この話を聞いたが最後、あなたは絶対にネットビジネスのコンサルをやるなどと言う愚行は侵さないはず。

では心して聞いてほしい・・・。

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あなたは今まで手痛い反撃にあったことがあるだろうか?

自分のアドバイスがなぜか裏目に出てしまい、相手を怒らせてしまったことはないだろうか?

これは思い出すだけで打ち震える恐怖の反乱である。

その日は良く晴れた春の日だった。

そのうららかな日にふさわしく、笑顔の絶えない一人の男性が私の対面コンサルに現れた・・・・。

「今日こそ良い日になるに違いない・・・」私の心は踊った。


事前の打ち合わせで、彼は40代で私とほぼ同世代、ネットビジネス歴もそこそこで、パソコンがかなり好きという話だった。

メールの口調も優しく私は安心しきっていた。

そう、今日こそ春のコンサルにふさわしい楽しい1日の幕開けなのだ・・。


だが、物事と言うのはそう簡単に運ばないのである・・・。

やはりすでに運命は決まっていたのだ。

彼との初回コンサルは南青山にありそうなオシャレなカフェでの出来事だった。

私は初めてのコンサルはなるべく居心地の良いカフェを選ぶことにしている。

そこで、この悲劇がはじまった・・。


私:どうも始めまして!○○と申します。本日はできる限りのことは何でも協力させてください。

彼:「いや、こちらこそ!まだまだ歴は浅いのでよろしくお願いいたします」


・・・・普通だ。

・・・・ごくまともだ。

・・・・洗練された社会人の言葉遣いだ!!


私は内心小躍りした。

間違いなく今回こそコンサルは良いもになるに違いない。

今まで幾度も涙のコンサルを経験してきた私は普通に話せるだけでものすごい人だと思うようになっていた・・。


だが、おもむろに彼がスポーツバックから彼が取り出したノートパソコンを見て私は目の錯覚を覚えた。

年のせいだろうか?

なぜか、彼の10キーがかすんで見えないのだ。

なんだこれは?

私の見間違いだろうか?

40になると老眼が入るというではなか?

私もそろそろそんな年なのかもしれない。

少し暗めのカフェなのでそう見えるだけなのだろう・・。


だがよくよく目を凝らしてみると気が付いてしまった・・・。

・・・・

・・・・

・・・・・

・・「キーボードがとろけてる」



そう、彼のキーボードの右半分がドロリととろけていたのだ。


・・・アレ?もしかして・・あれれれれ??

だが、こんなこともあるだろう。

「何かの誤発注で溶けたキーボードが配送されてきた」という可能性も万が一あるではないか?


・・

・・・。

気を取り直して私は男にこう尋ねた。

「じゃあ、実際にどんなサイトを作ったのか診断しましょう?」

動揺を抑えにこやかに微笑みを返しながら話を進めてみた。

・・・・

・・・・・。

すると男はとろけたキーボードを抱えた彼はは奇妙な動きを繰り返し始めた・・・。

・・カタカタ

・・・カタカタカタ

・・・カタカタカタカタ

なんと彼は二本指でとろけたキーボードを打ち出したのだ。

しかも親指と人差し指で!

・・・カタカタカタカタ

・・・・カタカタカタカタ・・・。

目の前で繰り返される奇妙過ぎるブラインドタッチに私は思わず心の中でこう叫んだ。

「カニだ!!目の前にカニがおる!!」


そして私はカフェでカニとの対面コンサルを続けることになった・・・。

私はいくつかサイト作成のアドバイスを出し、そしてカニは私の指示に合わせてブログを更新していく・・。

だが同時に丸まった背中と共に発する奇妙な音と手の動きが私の脳内を破壊する。

カタカタ・・・。

カタカタカタカタ。。。。

・・・・

・・・兆しを感じる

そう、これはよくない傾向の兆しなのだ


激烈に遅いカニのブラインドタッチを見ているうちに、私はどうしてもこらえきれなくなってしまい。

ついにカニにこう尋ねた。

「え・・・と、その打ち方じゃ効率悪くないですか?」

遠慮がちに質問する私にカニはこう答えた。

・・・・・・。

・・・・・・・。

「いや、この方が早いんです(-_-メ)」

・・・・・。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・。

Why?

(ちっ、カニの癖に反抗しやがった…)

そう思った私は、もうこう言わずにはいられなかった。 

「・・えっと、でもキーボード溶けてますよね?打ちにくいのでは??」

するとまたカニは泡を吐きながらこう答えた。

・・・・・。

・・・・・。

「10キーは使わないのでまだまだ使えます(-_-メ)」

・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

ホワーイ?


そうなのだ。

カニは根本的に、カニをカニたらしめている、ブラインドタッチやとろけるキーボードを指摘すると、鋏を振り上げて反抗するのである。

その後、全てのコンサルメンバーに私はこう確認せざるを得なくなった。

「パソコン普通に打てますよね?ちゃんとしたパソコンお持ちですよね?」

・・・私の脳裏には今でもカニの鮮烈なブラインドタッチが残っている。

・・・カタカタカタ

・・・・カタカタカタカタ

私が目にした多数の事件のうちたった1つの大事件を書いただけでもう2000文字を超えてしまった。

こうやって書く中で、さまざまな記憶がフラッシュバックし、今も私を悩ませる。

✅ ラブホ拉致事件

✅ パンチラ事件

✅ 親子上京事件

✅ 偽エグザイル事件

・・・書きたいことは山ほどあるのだが、もうこの辺で筆をおこうと思う。

続編を書いて危険な男が集まってきては困るのだ。

私の夢はエッセイストではない・・特にコンサルでネタを募集しているわけではないのだ。

おしまい。



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