更年期障害とは?
北摂で人気のパンケーキ展 カフェレードルに行きました。
カエルがトレード・マークのお店で、メニューのパンケーキやコーヒー作りがコンセプトの絵本まで作成していられる絵本作家さんの絵が、店内にたくさん飾られています。
後から名前を検索しようとしたのですが、インスタグラムが主みたいでわかりませんでした。申し訳ない。
あと、マンガ喫茶ぽい雰囲気もあって、坂道のアポロンとか姉の結婚とか、いろいろありました。
中身がまだ温くてトロッとしているパンケーキに、たくさんシナモンがかかっていて、それにマーガリンをつけて食べました。
アドレナリン放出。
コブ付き(息子)じゃなきゃ、もうちょっとダラダラくつろぎたかったです。(オニ)
息子は露ほどにも、パンケーキに興味がありませんでした。
夜は久しぶりに、着付けの練習をしました。背中のシワや襟のところ、気になりますが、「有吉のお金発見突撃カネオくん」が始まる頃にゆるゆると練習をはじめて、着るだけでは番組が終わっていなかったので、余裕を持って着られるようになってきたのは嬉しいです。
毒親育ちなのですが、母親の症状を更年期障害かと疑ったことがあります。
母親が50代前半から半ばのとき、離婚するために昼逃げのような形で別居し、子どもだけでなく、自分の友人でも、少しでも「話し合ったら?」とか「父親はそこまで悪い人じゃないんじゃない?」と、言い諭されると、「あんたに何がわかるのよ!」と、絶交していて、しかもそれを更に「私間違ってないよね?」といろんな人に言い触らし・・・
負のスパイラルでした。
私も友人に相談すると、そのヒトの母親も似たような状態になったというのです。詳しく聞いていくと、母親は、ここでは一応名前を伏せますが、とある病気の症状でそうなっていたことがわかったと言います。
そして、時間が経つにつれ、病気の進行が止まったわけではなく、逆に進んだ結果ではありますが、イライラすることはかなり少なくなったというのですね(怒るエネルギーが本人の中になくなったらしいです)
そこで、私も母親は更年期障害かなにかか?と思っていた時期もあって、間違いではないと思うのですが、どうもそれだけではない、というか、やはり「元の性格」が大きいようなんですね。
と、いうのも、母親の大学の、同窓生何人かと話を聞く機会があったんですけど、そのときの母親が今の母親と、あんまり変わっていなかったからなんです。
どちらかというと私が小さかった頃は、「母親であろう」と頑張っていて、歳おうごとに地が出た、という感じ。
いろいろ不満を溜めて、相手に言うときには、めちゃくちゃキレていて「意味がわからない」。対して、自分以外の人間に迷惑をかけることに対して、子どもに怒ったり適切なテンションで注意するってことを、考えてこなかったらしく、結果、他人事のように言うと正体不明の地雷原がいくつもある利己的な母親。コミュニケーションが成り立たない。
母の同窓生の話では、部活のボックスノートに自分の「低気圧」を長々書き綴ることがあったらしくいです。確かに、大学生にもなると気に入らないことを喧嘩するという形で解決するのは、徐々にやりづらくなるかもですが、なんというか、自分が怒りやすい性格でも、「相手と折り合いをつける」って経験ほとんどなく育ってきた人なのだと改めて思いました。
すごく悪い人のように聞こえるかもしれません。そうではなくて、毒親はお姫様思考なんです。
自分がこんなに健気に頑張っているんだからわかってくれて当たり前、こんな感じ。
自分の気持ちを話すんじゃなくて、「理想の自分」のイメージが何を言うか考えて話しているわけです。
頑張り屋であるとか、忍耐強いとか、確かに美点はあるんですけど、でも、その頑張りが独りよがりなことってありますよね。
やめて、と伝えたくて、やめて、というのに、言ったほうが即悪い人間のように感じる。お姫様な自分の思いを拒絶する悪者にされるんです。
話を戻すと、母親の逆鱗があまりに多いことに悩み、更年期障害か?と疑った数年前なのですが、結果これがよくわからなかった。
更年期障害とはこういう症状が出るらしい。
概要症状治療法
更年期障害の症状には、大きく分けて血管運動症状、その他の身体的症状、精神的症状の3つがあります。
血管運動症状:
血管運動症状は、ホルモンバランスが崩れて血液のはたらきがうまくいかなくなることによる症状です。
のぼせ
顔のほてり(ホットフラッシュ)
発汗
めまい
動悸
頭痛
肩こり
など
その他の身体的症状:
その他の身体的症状とは、血管運動症状以外で体に現れる症状のことです。
腰痛
関節痛
冷え
しびれ
疲れやすさ
など
精神的症状:
精神的症状とは、イライラ・不安など心や精神に関する症状のことです。
気分の落ち込み
イライラ
意欲低下
不眠
一番最後のイライラとか意欲の低下、とか。
普通に生活していても、イライラしたりモチベーション低いことはありますよね。
義理の姉が更年期障害らしく、イライラすることもあると言っていましたが、これが母親とは似ても似つかない穏やかな人なのです。
気を使っているだけかも知れないですが、どうも自分の考え方として、「更年期障害かもしれないから、イライラして当たり散らす人を許してあげよう」というのはやめたほうが良い、と考えています。
ぶっちゃけ、単なる健康上の話ではなくて、まるで更年期障害を言い訳に使う人もよくいるんですね。
ある知人は
「私の義理の姉も更年期障害らしいです」と同調したことに気を許したのか、イライラエピソードを話してくれるのですが、なんだかこれが半分以上、ただ、わがままな中年女性の話にしか聞こえない。
たとえばこんな
「自分が乗る時間帯のバスで、ある中年男性とよく一緒になるが、その人はバスに乗るとマスクを鞄にしまう。あるときは自分の眼の前でマスクを外されたので、思わずその人から離れた席に遠ざかった。こういうご時世だからマスクを外すことが不安感、嫌悪感を煽るのだし、もっとよく考えてほしい」
そう、マスクは、もはや衛生上必要かどうかではなくて、マナーだという意見です。
けれど、アメリカなどではワクチン接種後すぐにマスク装着義務を解除していますし、諸外国、かなり自由です。
マスクはマナーという意見は、不安の多い世の中だからこそ一部の日本人が固執している神話のように感じます。
手洗いうがいがマスクと同等かそれ以上に大事なわけだし、眼の前の人がマスクを外したから自分が感染するのか、そこにイコールが成り立つ事態はかなり低確率ですね。
少なくとも、何分間か向かい合ってお喋りでもしない限りは。
その女性は、自分が最近コロナ感染して感覚がシビアになっている、という話でしたが、どうも、例えば芸能人の明石家さんまさんみたい「緩すぎる」人より、自分の不安を払拭できるレベルを相手にも求めるほうが、よほど大変です。
これは更年期障害なのだろうか。
メリル・ストリープ主演の映画「マーガレットサッチャー」を見ました。
イギリスの元首相で、鉄の女(元は共産主義に否定的で強硬な態度を、旧ソ連が揶揄したもの Железная леди)
という異名を持ちますが、晩年は認知症だったと言われています。映画は、既に亡くなっている夫・デニス幻覚を見たり、ホテル滞在中にアイルランド共和軍暫定派のテロにあった回想など、彼女の記憶が半世紀の間をいったりきたりします。
その年齢幅を一人で演じるメリル・ストリープは圧巻。80すぎのサッチャーを演じるメリル・ストリープに、一瞬、こんなに老けてたっけ?と思いました。
首相として忙しく過ごしてきた反面、家族に不誠実だったと罪悪感をいだくマーガレットサッチャーは、夫デニスの幻覚幻聴と普段は仲良くしていますが、ときに喧嘩をします。
夫の声を聞かないため、音楽だけでなく、ジューサーやミキサーまで全部つけて、「聞こえなければいないのと同じ」というのは、認知症ならではの合理と狂気を疑似体験することができました。
幻覚であることに気づくこともあるのか、クライマックスでマーガレットサッチャーは、遺品整理をするのですが、幻覚のデニスを送りだす段になって、甲斐甲斐しくパッキングしたり、トレンチコートを着せたり、そして結局最後には寂しくなり
I don't want to be on my own
と、夫に訴えかけるシーンは胸を打たれました。
エンディングは、バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻第一曲