就職せずに起業をしてたらChatGPTに仕事を奪われていた私の話
私は昨年、大学の電情系学科を卒業し、ベトナムの日系IT企業で働いて1年になる普通の人です。
最近、ChatGPTというものが出てました。
AIに仕事が奪われる!人間を超えた!という声がTwitterなどでちらほら聞こえてきますね。
学生時代は自然言語処理に関する卒業研究をしました。
もし自分が修士学生で大学院の卒業をする直前にChatGPTが出てきたら、絶望どころじゃなかったんだろうな。と思っています。
諸々の焦りから、最近は社内でChatGPTに関する勉強会を行ったりもしました。
これは当面のトピックになりそうですね。
さて、表題に戻ります。「就職をせず起業をしていたらChatGPTに仕事を奪われてた私の話」をします。
バックグラウンドを簡単に話します。
私は、生まれも育ちも東京都、大学は山形大学でした。
結果としては良かったものの、東京の私大にほぼ全落ちしたという理由で、山形大学に進学したため、大学一年生の頃から「地元の友だちに環境を理由にして負けたくない!」という気持ちがありました。
卒業後は起業するんだ!就職なんかしないんだ!と意気込みイシキタカイタカイをしていたため、在学中からインターンやら個人事業やらをしていました。
ブログ
動画編集
オウンドメディアの立ち上げ
ローカルメディアの運営( 執筆・添削・アイキャッチ制作 )
広告運用
LP制作, WordPressなど
NoCodeアプリ制作
Notionめっちゃ詳しい
まぁ他にもしてましたが、こんなもんです。これらのスキルは他の学生よりはありましたし、それなりにちょっと報酬も生きていける程度にいただいていました。
だから就職をしないでも食べていけると思っていたんですね。2020年までは。
しかし、2020年になると世界的に新型のウイルスのために仕事がだんだんと減り、最終的にほぼ0となりました。
ここで、「あ、不況になると仕事がなくなるほどのスキルしかなかったんだ。就職しなきゃ」と気づけたおかげで、いま就職して働いています。
(実際には、そんな自分を自覚したくなく4年生の夏過ぎまで就活をしませんでしたが、最後に腹を括りました)
さて、ChatGPTが出てきました。OpenAIの他のモデルも出てきました。先ほどの私の学生時代のスキル一覧と比較してみましょう。
ブログ・広告運用
そもそも誰も検索しなくなるのではないか?と言われていますので、ブログも読まれないし、広告単価も減ります。だから、広告に人件費をどれくらい割くか、今後再検討になるでしょうし、広告の文面と画像は自動作成になりそうです。各広告媒体(Twitter,Facebook, Googleなど) の設定のオペレーションができますが、そんなものに価値はなくなります。はい、残念
動画編集
文字起こしは、VrewやPremire Proなどの自動文字起こしAIがやりますし、カットもそのうち自動化されますね。ビジネスYouTuberなんかみるよりChatGPTに聞いた方がまともな返答が来そうなので、得意としてたビジネス系の編集はなくなりそうです。
エンタメは廃れませんが、エンタメの編集スキルはありませんでした。
メディアの立ち上げ・運用
こんなの今さら誰もやりませんよね。SEOがこの先どうなるかもわからないのに、いまから従来の手法でSEO伸ばすことに価値があるのかわかりません。少なくとも私レベルのスキルの人には頼まれません。
添削・編集・アイキャッチ制作
毎日、ライターが書いた記事のチェックや添削・修正指示・WordPressへの入稿をしてましたが、そんなのは、今後ChatGPTやShodoAIに校正させるのが、多分当たり前になると思います。
LP制作・WordPress
LPは、HTML/CSSをChatGPTに書いてもらえばいいし、Reactを勉強してからというものの便利すぎて、WordPressを触りたくありません。
NoCode
Nocodeにするより、補助AI使ってコード書いた方が拡張性高く早く開発できるようになってそう。みんなが簡単にできることになりそう
Notion
ツールを使いこなすだけでは、金は生めない(生めなかった…)
怖いですね…怖い怖い。就職する気になって、就職できて、本当に良かったです。
ところで、2019年ごろに盛んだったブログ・動画編集で稼いで就職はしない!系の学生って息してるのでしょうか。
上流工程側になれた人や稼げるエンタメ系(AV女優のYouTubeプロデュース)に行った知人はピンピンに生きてます。他の人は生きてるのか…少し心配です。
ChatGPTに仕事を奪われたときに、自分がどうやって価値を出せる人になるか、価値を作れる人になるか、、、これから頑張らなければなりませんね。
これを読んでいただいた方も一緒に頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、
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