【マーケティングトレースNo,12】 山下眼鏡店
こんにちは。
今回はたまたま見つけた「山下眼鏡店」のマーケティングトレースです。
主にSTPを中心に簡単にまとめました。
■山下眼鏡店とは・・・
サイト見ただけでもかなりおしゃれなイメージがありますよね。
創業してから50年以上の歴史を持つ老舗の眼鏡店ですが、近年は眼鏡市場の縮小の影響や格安眼鏡店の台頭により、苦戦を強いられていたようです。
<眼鏡の市場規模>
2018年のメガネの市場規模は3210億円。
30年前は約6000億円ほどになり、コンタクトの進化等もあり眼鏡の需要が縮小傾向にある。
しかし、そのような中、山下眼鏡店の利用者数は伸び続けています。
■STP分析
・S
視力矯正以外にもファッションとして眼鏡を使用している若年層
・T
自分に合うメガネがわからない「メガネ難民」
・P
「メガネソムリエ」がいる眼鏡店
老舗店は、主に眼鏡の質にこだわるシニア層をターゲットに事業展開をしている事業者が多いようです。
しかし、山下眼鏡店では、格安眼鏡になれている若年層をあえてターゲットとして、眼鏡の質に焦点を当てて新規顧客開拓を行いました。
例えば、
・メガネソムリエ
眼鏡のフィッテング技術を活かした「メガネソムリエ」が自分にあったメガネを見つけてくれるサービスです。
眼鏡は視力矯正以外にも、ファッションとして活用できるアイテムです。
自分の顔の形に合った眼鏡をかけたいという要望はあるものの、なかなかそういった眼鏡を選べない人も多いようです(メガネ難民と言われている)。
そこに目をつけて、プロが似合う眼鏡を教えてくれる「メガネソムリエ」を展開しています。
接客数は5000人を超えているようです。
また、他にも
・エヴァンゲリオンとのコラボ眼鏡
・メイドサービスしてくれる眼鏡店
若者の流行や趣味趣向に合わせた組み合わせでプロモーションをかけています。
自分がCMOなら、
有名人とのコラボやYoutube進出もありなのではないかと。
上手にSNSを活用していけば、より口コミで評判も広まっていくだろうし、デジタルとリアルの組み合わせでさらに面白い展開ができると思いました。
とても興味深かったので、まとめてみました。
以上